当時のゲームファンにとっては憧れでありロマン

 いまから32年前の1988年(昭和63年)10月29日は、メガドライブが発売された日。

 メガドライブは、セガ・エンタープライゼス(当時)が発売した据え置き型ゲーム機。家庭用ゲームとしては早期に16ビットCPUを搭載したマシンとして有名で、それをセールスポイントとしているがゆえかボディーには燦然と輝く金色の文字で誇らしく“16-BIT”と描かれている。前世代に当たるセガ・マークIIIやファミリーコンピュータなどのハードは8ビットマシンにあたり、性能が格段にアップする16ビットという数値は、当時のゲームファンにとっては憧れでありロマンであった。

 単純にわかりやすい理由もあるだろうが、8ビットだの16ビットだのと、ビット数でゲーム機を語っていたのが懐かしい。ニンテンドウ64くらいを最後に、すっかり使わなくなってしまったものである。現在だと処理性能を表すTFLOPS(テラフロップス)で語られることなんかが多いが、感覚的にはそれに近いものがあるように思う。

メガドライブが発売された日。家庭用ゲーム機初の16ビットCPUを搭載したマシンで、海外ではジェネシスの名で爆発的人気を誇った【今日は何の日?】

 本体サイズはかなり大きく幅280ミリ、奥行き212ミリ、高さ70ミリといった具合。週刊ファミ通本誌のサイズが天地260ミリ、左右210ミリなので横にするとだいたい似たようなサイズ感になるだろうか。なかなかの大きさの割には重量はなく、キッズだった筆者でも片手で軽々持ち運べたのが印象深く、いまでもしっかり記憶に残っている。ステレオヘッドホン用の端子が本体に付いていて専用のボリュームつまみまであったのは、いま考えるとなかなかスゴイことだったのではないだろうか。

 海外ではジェネシス(GENESIS)という名称で発売され、一時期は北米でシェアナンバーワンなるなど、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』とともに日本を遥かに超える人気を誇った。IBMのPCにメガドライブを内蔵した“テラドライブ”という変わり種のハードも3タイプ発売されている。

 メガドライブの魅力はやはりソフトラインアップ。『ソニック』ももちろん最高だが、筆者的にはアーケードタイトルの移植作が目当てだった。つい先日セガ・マークIIIの記事でも語った気がするが、とにかくセガのアーケードゲームが大好きで初期のメガドライブでは『スーパーサンダーブレード』、『獣王記』、『ゴールデンアックス』といったタイトルを遊びまくった。サードパーティのゲームも多数発売され、中でも『大魔界村』や『ストライダー飛竜』といった作品は他機種よりもかなり先行してプレイできたのが何よりうれしかった記憶がある。これには同意してくれるメガドラファンも多いのではないだろうか。セガ・マークIIIよりも遥かに高水準の移植がされていたので満足感もかなりのものだった。

メガドライブが発売された日。家庭用ゲーム機初の16ビットCPUを搭載したマシンで、海外ではジェネシスの名で爆発的人気を誇った【今日は何の日?】
『スーパーサンダーブレード』。
メガドライブが発売された日。家庭用ゲーム機初の16ビットCPUを搭載したマシンで、海外ではジェネシスの名で爆発的人気を誇った【今日は何の日?】
『ゴールデンアックス』。

 昨年2019年9月には“メガドライブ ミニ”が発売され、そのとき“メガドラタワー”も話題になったので知っている人も多いと思うが、多種多様な周辺機器が発売されたのもメガドライブに魅せられるポイントのひとつ。“メガCD”や“スーパー32X”などがとくに有名だが、ほかにも“メガアダプタ”を装着すればマスターシステムのソフトも起動できたり、“メガモデム”で電話回線を利用してゲーム配信などのサービスを受けられたりもした。ゲームではないが“メガアンサー”を装着すれば、残高照会や振込などができるホームバンキングシステムの構築も可能だったのだから驚きだ。

 1993年4月23日には、廉価版に相当するメガドライブ2も発売された。詳しくは以下の記事を見てもらいたい。

[2020年10月29日14時15分]記事中に一部誤表記があったため修正させていただきました。お詫びして訂正します。

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