1998年(平成10年)10月21日は、ゲームボーイカラーが発売された日。

 ゲームボーイカラーは、任天堂から発売された携帯型ゲーム機。当時最先端だった反射型TFTカラー液晶を採用し、ファンが長年待ち望んだゲームボーイのカラー化を実現した。約32000色の中から最大56色の同時発色が可能と、これまでの4階調モノクロ画面から飛躍的にグレードアップ。発売日には大勢のゲームファンが販売店へと詰めかけて長蛇の列を作っていたのをいまでも覚えている。

ゲームボーイカラーが発売された日。待望の画面のカラー化を果たした革命的ハード。従来のソフトも色付きで遊べる便利機能付き
ゲームボーイカラーが発売された日。待望の画面のカラー化を果たした革命的ハード。従来のソフトも色付きで遊べる便利機能付き

 完全な次世代機であるゲームボーイアドバンスとは異なり、本機はあくまでゲームボーイシリーズの中の上位互換モデルに相当。カラー専用ソフトは当然あったが、従来のゲームボーイソフトでもしっかりと遊ぶことができた。そのため、本機以降に発売されたタイトルは“ゲームボーイカラー専用”や“ゲームボーイ&カラー共通カートリッジ”といったカテゴリーに分類されていたものだった。また、本機以前に発売されたカラー非対応のソフトでも、あらかじめ用意されたパターンから選択した疑似カラーで表示できるといううれしい機能付き。単純に、本機1台を持ち歩けばほぼすべてのゲームボーイソフトをフォローできるというのが非常にありがたかった。

 カラー画面はすでに8年前の1990年にゲームギアやPCエンジンGTなどが実現していたため、そのこと自体は珍しくはなかったのだが、バッテリーの消費が激しいという大きな弱点があった。何せ乾電池6本を使って3時間前後しかバッテリーが持たないのだから、ハッキリ言って不経済。それから8年ものあいだカラー液晶の携帯型ゲーム機がいっさい発売されなかったワケも察せられるというもの。しかしゲームボーイカラーは、そんな最大の弱点をついに克服。何と単3アルカリ乾電池2本で、約20時間の長時間稼働を実現してしまったのだから、革命的と言っても差し支えないだろう。美しいカラー画面で思う存分遊べたことに歓喜したゲームファンはきっと大勢いたんじゃないかな。

ゲームボーイカラーが発売された日。待望の画面のカラー化を果たした革命的ハード。従来のソフトも色付きで遊べる便利機能付き
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左がゲームボーイ、右がゲームボーイカラーでプレイしたときの画像。

 赤外線通信機能を標準搭載していて、手軽にワイヤレスでデータ交換などを行えたのも本機の新要素。まだ本体どうしをかなり近づける必要はあったが、通信ケーブルを接続する手間が省けたのには大きな進化を感じたものだった。加えて価格は8900円とカラー化に新機能を追加したわりに、めちゃくちゃ安価だったのもうれしい(後の価格改定で6800円とさらに激安に)。

 オリジナルカラーはパープル、レッド、クリアパープル、ブルー、イエロー、クリアの6種類。限定カラーも多数発売されている。ちなみに、任天堂の携帯型ゲーム機で初めてストラップを通すストラップホールが付いたのはゲームボーイカラーだった。

ゲームボーイカラーが発売された日。待望の画面のカラー化を果たした革命的ハード。従来のソフトも色付きで遊べる便利機能付き

 本機のローンチに合わせて発売されたタイトルは『テトリスDX』や『ワリオランド2 盗まれた財宝』などなのだが、初のゲームボーイ&カラー共通ソフトはゲームボーイカラー発売の約1ヵ月前に発売された『ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド』だった。先んじて対応しているなんて、うれしい配慮だ。

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ワリオランド2 盗まれた財宝
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ドラゴンクエストモンスターズ テリーのワンダーランド
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