Nintendo Direct(ニンテンドーダイレクト)は、任天堂がインターネットを通じて放送、配信している情報番組。タイトルのとおり、任天堂からゲームファンに向けてゲーム情報を直接発信する試みとしてスタートした。公式サイトをはじめ、You Tubeやニコニコ生放送などで視聴することができる。事前に告知された時間に情報をまとめた録画放送を行った後、個別のトレーラーなどを配信していくのがお決まりとなっている。

 “あつまれ どうぶつの森 Direct”や“Pokemon Direct”など、特定のゲームを特集する場合は、ゲームタイトルを冠した番組名に変更される。

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 当初は、当時任天堂の社長だった岩田聡氏みずからが案内役となり、プレゼンテーションを行っていたが、徐々にタレントや他社のクリエイターも出演するようになっていった。最近の放送では番組で特集する特定のゲームのクリエイターが案内役を務める以外は、ナレーションのみで情報が伝えられる場合が多いようだ。案内役が「直接!」と言いながら両手を突き出すポーズをするのがある時期までの定番で、筆者はわりと好きだった。最初は会話中に自然に出たくらいのジェスチャーだったのだが、段々と「直接!」が強調されていったのが印象深い。

 Nintendo Directと言えば、サプライズが多いのも特徴のひとつ。むしろ、これを楽しみにして番組を視聴している人も多いのではないだろうか。9月に配信された“Nintendo Direct mini ソフトメーカーラインナップ 2020.9”では、『モンスターハンターライズ』や『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』が電撃的に発表。直後に“モンスターハンター Direct 2020.9.17”も放送されて、全世界のゲームファンたちが歓喜に沸いたのが記憶に新しいところ。これには筆者も大興奮で、いま思い出しても思わず熱くなってしまう。

 基本的には任天堂の公式Twitterなどで事前に放送が告知されるのだが、“スーパーマリオブラザーズ35周年 Direct”のようにいきなり動画が公開されるケースもあって本当にサプライズ。厳密にはDirectの番組ではないようだが、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』のときも電撃的な情報公開のうえ、発売日も発表されたのには大いに驚かされたものだった。ここ最近の(9月の)連続サプライズにはゲームファンの誰もがエキサイトしたに違いない。

 「このDirect終了後に配信開始」というパターンのサプライズもあって、「今日からかよ!」と何度独り言のツッコミをさせられたかわからない。ともあれ、このパターンは最高にありがたいので今後もぜひ続けてしほしいところ。次回のNintendo Directがいつなのかはわからないが、やっぱりサプライズを期待してしまいますな。

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