2020年9月23日~27日に開催中の東京ゲームショウ2020 オンライン(TGS2020 オンライン)。9月26日22時からは、コーエーテクモゲームスの番組“世界初実機プレイ! 『ゼルダ無双 厄災の黙示録』特別番組”が放送された。MCは声優の青木瑠璃子さん。解説として、早矢仕洋介氏(プロデューサー)、古澤正紀氏(プロデューサー)、松下竜太氏(ディレクター)が出演。

 本記事では、世界初となる実機プレイや開発陣によるキャラクター紹介など、番組で公開された情報をまとめてお届けする。

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 『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に登場したハイラルの100年前を描いた新作。100年前のハイラルで起こった“大厄災”を舞台に、『ブレス オブ ザ ワイルド』で“4英傑”として登場した、ダルケル、リーバル、ミファー、ウルボザの4人、そしてゼルダとの共闘などが描かれる。

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『ゼルダ無双 厄災の黙示録』最新情報

概要

 まず本作の概要を紹介。ビジュアルは『ブレス オブ ザ ワイルド』を踏襲し、100年前の知られざる歴史を描く。おなじみのシーカーストーンを使うものの、英傑(キャラクター)によって異なる固有のアクションが発動するとのこと。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
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世界初の実機プレイ&リンクの固有アクション

 物語冒頭のハイラル平原のステージをリンクでプレイ。リンクの固有アクションは、弓矢の連射と盾サーフィン。道中では、アイスメーカーを使って敵の動きを制御したり、大型の敵の攻撃をギリギリで回避して(『ブレス オブ ザ ワイルド』の”ラッシュ”のようなイメージ)、『ゼルダ無双』でおなじみウィークポイントを出現させ、一気に大ダメージを与えるシーンなどが確認できた。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
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インパがプレイアブルキャラクターで登場

 インパが100年前の姿で登場。シーカーストーンを持っていたようだが……? それに反応するように、小型のガーディアンらしきキャラクターも起動していた。また、バトル中に操作キャラクターをインパへ交代。インパの固有アクションは、敵に“印(いん)”を付与して吸収し、分身を増やしていくというもの。シーカー族ならではの体術などを使う。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
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新PV公開

 “『ゼルダ無双 厄災の黙示録』2ndトレーラー”が公開。今回公開されたインパのほか、ダルケル、リーバル、ミファー、ウルボザの4英傑がどのようなアクションで戦うのかがわかるような内容になっている。また、デクの樹様が語るシーンも。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
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『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とのセーブデータ連動

 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』とのセーブデータ連動が発表。同作のセーブデータがあると、“訓練兵の木剣”が手に入る。左手には“ナベのフタ”が。この“訓練兵の木剣”を持っていると、ときどきオートガードが発生するという効果があり、今回初めて“無双”シリーズをプレイする人などに最適だという。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開

 豪華限定版“TREAURE BOX”の内容を公開。実際のグッズを使って紹介された。

『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
TREASURE BOXに同梱のアクリルプレート。
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
メタルチャーム。
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
パラセール風ブランケット。これで実際に空を飛んだら……ダメ!
『ゼルダ無双 厄災の黙示録』100年前のインパがプレイアブルキャラに。世界初実機プレイ&新PVも公開
こちらはダウンロード版の予約購入特典。ほかの武器を強化するためのブーストアイテムとしても使える。

青木瑠璃子さんからの質問

 MCとして出演している青木瑠璃子さんは、自他ともに認める『ゼルダ』ファン。そんなファンの青木さんが、開発スタッフに気になったことを直撃!

Q:英傑たちのアクションは見どころ満載?
A:四英傑がキャラクターとして立っていて、戦いかたもさまざまなので、アクションゲームにするときに、ぜんぜん違うアクションにせざるを得なかった。リンクとインパの固有アクションやシーカーストーンを使ったアクションのように、それぞれ多彩なアクションがあり、まだ見せていないものもあるので、お楽しみに。

Q:『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は初めて“無双”シリーズを遊ぶ人にもやさしい作りのように感じました。
A:そのあたりは意識して作りました。『ブレス オブ ザ ワイルド』は遊んだけど、『ゼルダ無双』は遊んだことがない人にも遊んでいただけるゲームになっていると思います。

Q:ボコブリンやモリブリン、ファイアウィズローブなどがいましたが、ほかの敵もいますか?
A:『ブレス オブ ザ ワイルド』でユーザーを苦しめた例の敵などが登場して、無双アクションではありますが、まっすぐ突っ込んではなかなか歯が立たないので、そこを今回の固有アクションや新システムなどを駆使して立ち向かっていく歯応えが楽しんでもらえると思います。

Q:アイスメーカーなどもありましたが、『ブレス オブ ザ ワイルド』のときとは違ったアクションを見つけるのも楽しいのかなと思いました。
A:『ブレス オブ ザ ワイルド』の開発チームとコミュニケーションを取りながら作っていましたが、『ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前の世界を、あくまで“無双”のアクションゲームとして体験していただきたいなと。軍団vs軍団のアクションゲームになっているので、シーカーストーンのアイテムのアクションにしても、『ブレス オブ ザ ワイルド』をただトレースするのではなく、無双アクションとしてアレンジすることで、より皆さんにキャラクターの魅力を感じていただけるように作りました。

 ちなみに、青木さんのゼルダファンっぷりがわかる記事もどうぞ。

最後に

 最後に開発スタッフのお三方から、本作を楽しみにしている人にメッセージが送られ、番組は幕を閉じた。早矢仕氏のコメントにもある通り、明日“GAME LIVE JAPAN 2020”でも『ゼルダ無双 厄災の黙示録』の放送があるので、お楽しみに。

※“GAME LIVE JAPAN 2020”『ゼルダ無双 厄災の黙示録』コーナーのリポート記事は下記をチェック!

松下氏:『ブレス オブ ザ ワイルド』の体験は多くの人の宝物になっていると思っています。そんな皆様に必ず楽しんでいただけると思いますので、発売までもうしばらくお待ちください。

古澤氏:今回『ブレス オブ ザ ワイルド』の100年前ということで、現在進行系の生きている作品だと思います。それを我々が扱わせていただくということで、しっかりと『ゼルダ』チームの皆さんに監修をしていただきました。私は『ゼルダ無双』の1作目にも関わっていましたが、それと比べると何十倍、100倍という細かい部分まで監修をしていただいています。ですので、『ブレス オブ ザ ワイルド』ファンの方の「こうしてほしい」、「こうだよね」というのは、我々ではなく『ゼルダ』チームからもフォローしていただいて、そこにたどりつけたと思いますので、ぜひご期待ください。

早矢仕氏:今回『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は、任天堂の青沼さん(青沼英二氏。『ゼルダ』シリーズのプロデューサー)からお話をいただいて開発がスタートしました。前の『ゼルダ無双』はいろいろなキャラクターをお祭りゲームとして楽しんでいただきたいということで、シリーズのキャラクターがほとんど出た状態だったので、我々としても『ゼルダ無双』というゲームはこれでいったん終わりだと思っていました。そこに今回のお話をいただいて、こういった素敵なタイトルを作らせていただくことになりました。皆さんの期待に添える形に完成したんじゃないかなと思いますので、ぜひ皆さんにご体験いただきたいと思いますし、またこれから先こういったおもしろいタイトルを作りたいなと思います。

 あと、『ゼルダ無双 厄災の黙示録』は明日(9月27日)17時から生放送がありまして、そこでも新情報を用意していますので、そちらもご覧ください