2020年9月23日~27日まで開催中の“東京ゲームショウ2020 ONLINE”。9月26日配信の“『サイバーパンク2077』 Night City Wire 日本特別放送”のリポートをお届けする。
番組では、CD PROJEKT RED ジャパン・カントリーマネージャーの本間覚氏とTEAM-2BRO.のおついちさん出演し、初公開となる日本語版の映像を見ながら本作の魅力が語られた。
概要
本作は『ウィッチャー』シリーズで知られるCD PROJEKT REDが開発を手掛けるオープンワールドRPG。ナイトシティと呼ばれる巨大都市を舞台に、謎のインプラントをめぐる主人公V(ヴィー)の物語と成長が描かれる。
2020年11月19日にプレイステーション4、Xbox One、PCで発売予定。なお、プレイステーション4版(デジタル版・ディスク版)/Xbox One版(デジタル版)を購入すると、将来的に予定されているプレイステーション5版/Xbox Series X版の同作に追加購入無しでアップグレードできることが発表されている。
キャラクター
V
本作の主人公となるVはキャラクターメイクが行える。性別や外見のほかにライフパス(出自)も選択可能。ライフパスは、ストリートキッド、ノーマッド、コーポレートの3つが存在し、選んだライフパスによって序盤のストーリーや会話の内容などが変化する。
ジョニー・シルバーハンド
キアヌ・リーヴス演じるジョニー・シルバーハンドは、2020年ごろに活躍したロッカーボーイ。デジタルデータとしてVの前に現れたジョニー・シルバーハンドとどう関わっていくのかが描かれる。
ストーリー
本作でプレイヤーはさまざまな選択を迫られる。選択したの内容によってクエストの展開だけでなく、エンディングの内容も変化する。
番組では主人公のVがギャング団に武器を買いに行くクエストを例に紹介された。今回はお金の入ったチップをギャングに渡したところ、チップにはウイルスが仕掛けられており、ギャングたちが大混乱するという結末となっていた。
本間氏によると、チップに仕掛けられていたウイルスを事前に解除したり、会話の途中で銃を抜いて力づくで武器を奪うことも可能とのこと。また、おついちさんは、チームメンバーである、弟者さん、兄者さんの3人が今回のクエストを先行プレイした際に、3人ともがまったく違う展開になったことを語っていた。
もうひとつ本作の特徴的な要素である“ブレインダンス(BD)”についても紹介。BDはVRのようなものだが、映像と音だけではなく五感も再現される。本作の世界ではBDがエンターテインメントのひとつになっており、今回はコンビニ強盗のBDの映像が公開された。
ナイトシティー
本作を語るうえで欠かせないのが舞台となるナイトシティー。ここでは、CD PROJEKT RED エンバイロメント・シティ・コーディネーターの榊原寛氏がこだわりのポイントを語った。
おついちさんから、開発スタッフが疲れて落ち着きたいときに行く隠れスポットを聞かれた榊原氏は「ひとつに絞るのは難しい」と語りながらもジャパンタウンを挙げた。ジャパンタウンはVのアパートから運河を挟んで対岸の位置にある繁華街。高層のビルなどもあり、探索している際に反対側のビルに洗濯物が干してあったり、ドローンが貨物を運んでいるのを見たりすると、本当にナイトシティーの中にどっぷり浸っている感じがして落ち着くのだそう。
また、事前にユーザーから募集した質問に回答するコーナーも。「未来の街を作るうえで意識した点は?」という質問に対しては、本作のディレクターとのエピソードを紹介。すべてを未来的なデザインにすると、それはSFになってしまう。そのため、完全に見慣れないものではなく、見知ったものと未来的なものを混ぜることを意識しているとのこと。
さらに、インスパイアを受けた作品や実在する場所を聞かれた榊原氏は、本作の舞台であるカルフォルニアを参考にしたことを語りつつ、『ブレードランナー』、『AKIRA』、『攻殻機動隊』など、さまざまな作品からもインスパイアを受けていることを明かした。
最後に本日(9月26日)19時からの“GAME LIVE JAPAN 2020”でも本作の紹介が行われることを告知。今回の番組はキャラクターやゲームシステムにスポットを当てた内容となっていたが、“GAME LIVE JAPAN 2020”は武器や戦闘なども紹介されるようなので、こちらも要チェック!
※画面は配信をキャプチャーしたものです。
新スクリーンショットも公開
今回の配信にあわせて、新たなスクリーンショットも公開された。