集英社は2020年10月2日に発売する人気漫画『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴著)の最新22巻が初版370万部に達することを発表した。これによりコミックスの累計発行部数は1億部を突破する。ちなみに、週刊少年ジャンプ作品の1億部越え作品は以下の通り。
- 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(秋本治)
- 『DRAGON BALL』(鳥山明)
- 『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ(荒木飛呂彦)
- 『SLAM DUNK』(井上雄彦)
- 『ONE PIECE』(尾田栄一郎)
- 『NARUTO-ナルト-』(岸本斉史)
- 『BLEACH』(久保帯人)
10月16日から始まる『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』の公開を記念して、週刊少年ジャンプでは、10月5日発売の44号から3号連続で『鬼滅の刃』企画がスタート。同誌44号では、煉獄杏寿郎(※)の鬼殺隊での初めての任務について描いた新作読切19ページが掲載。この読切は劇場版の入場者特典として配布される『鬼滅の刃 煉獄零巻』に収録される。
※煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)の“煉”は火へんに東が正式表記。
45号、46号では、原作者の吾峠呼世晴氏監修のもと、平野稜二氏の手によって描かれる漫画『煉獄杏寿郎 外伝』が掲載されるほか、同誌限定の作品グッズ企画も用意。なお、12月4日発売の23巻が最終巻となる。
『鬼滅の刃』(きめつのやいば)
著者は吾峠呼世晴。「週刊少年ジャンプ」2016年11号(2月15日発売)より連載を開始し、2020年24号(5月18日発売)にて完結。コミックス第1巻は2016年6月3日に発売され、最新22巻は2020年10月2日発売。コミックス累計発行部数は1億部以上(電子版含む)。2019年4月よりTOKYO MXほか全20局にてテレビアニメ化(最終話は2019年9月28日放送)。続編となる『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』は2020年10月16日公開。また、「週刊少年ジャンプ」を含む集英社の雑誌20誌で展開するキャンペーンも実施中(詳細はこちら)。
作品あらすじ
時は大正時代・日本。人喰い鬼の棲む世界。炭売りの少年・竈門炭治郎の穏やかな日常は、この人喰い鬼に家族を惨殺されたことで一変。妹の禰豆子(※)だけ唯一生き残っていたが、鬼になってしまっていた。禰豆子を人間に戻すため、家族を殺した鬼を討つため、2人は旅立つ。吾峠呼世晴の放つ和風血風剣戟譚。
※禰豆子(ねずこ):“禰”の偏はネが正式表記。
著者プロフィール ○吾峠 呼世晴(ごとうげ・こよはる)
2013年、「週刊少年ジャンプ」の月例賞「第70回 JUMPトレジャー新人漫画賞」にて読切作『過狩り狩り』で佳作を受賞。その後『文殊史郎兄弟』、『肋骨さん』、『蠅庭のジグザグ』といった読切作品を発表後、2016年11号より『鬼滅の刃』の連載を開始。2020年24号にて完結。