いまから21年前の1999年(平成11年)7月29日は、ドリームキャスト用ソフト『シーマン ~禁断のペット~』が発売された日。

 『シーマン』はビバリウムが開発し、セガが発売した育成シミュレーションゲーム。コントローラーの拡張ソケットに“マイクデバイス”を接続し、音声認識技術を利用して、シーマンと会話をしながら飼育していく。シーマンの見た目のインパクトやふてぶてしい態度が話題となり、ドリームキャストのソフトとしては大ヒットを記録した。

 やはり最大のポイントは、本作の顔でもある人面の生物“シーマン”の存在。風貌はおじさんそのもので、飼い主であるプレイヤーに対して非常に不遜な態度で接してくるのがユニーク……というか、腹立たしい。こちらがやさしく声をかけても「お前オレを餓死させる気だなー?」、「ちゃんと育ててくれよ」、「やめろそれ」などと返されるので、開いた口が塞がらなくなってしまったプレイヤーも多かったのではないだろうか。音声認識の精度自体はあまり高くはなかったのだが、それでも簡単な会話ならしっかりと成立してしまうことには本当に驚かされたものだった。悪口に対しては抜群の認識精度でリアクションしてきたような気がしなくもない。

 人面魚の成体の姿が有名だが、カエルのような姿の“フロッグマン”などの形態もある。稚魚から徐々に成長させ、さまざまな形態を経て最終的に繁殖をさせることも可能なのだが、けっこう難度が高かかったため、うまく世代交代させられなかったプレイヤーも大勢いた模様。食事をしっかり与えないとあっさり餓死してしまうことも難度を高めた要因になっているんじゃないかな。じつは筆者もシーマンを飼っていたのだが、仕事の関係で毎日お世話できずに挫折しているので、本当は偉そうに語る資格はない(笑)。

 毎回、ゲームの起動の際に俳優の故・細川俊之さんのナレーションが入るのも『シーマン』の見どころのひとつ。独特な声と語り口は本作でも遺憾なく発揮されていて最高だった。なお、海外版ではこのナレーションを『スタートレック』のミスター・スポックで有名な故・レナード・ニモイ氏が担当されていた模様。どんな風に語っているのが、一度は聞いてみたいものだ。

 2007年10月18日には、プレイステーション2用ソフトとして『シーマン2 ~北京原人育成キット~』が発売。こちらも北京原人(ガボちゃん)を育てていくという、非常に斬新な内容だった。鳥人間のような姿のシーマンが登場し、プレイヤーの手助けをしてくれたらしい。もはやシーマンとはいったい……。

こちらはプレイステーション2用ソフトとして『シーマン2 ~北京原人育成キット~』。
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