従来のゲームボーイから小型化を果たしたスグレモノ

 いまから24年前の1996年(平成8年)7月21日は、任天堂からゲームボーイポケットが発売された日。

 ゲームボーイポケットは、携帯用ゲーム機である“ゲームボーイ”シリーズの新しいバリエーションのひとつ。従来のゲームボーイからかなりの小型化を実現しており、重量は電池を含めないとわずか125グラムしかなかった。液晶機能の性能がアップし、反射板が変更されたことによって画面の視認性がより向上しているのも特徴となっている。小型化に伴って本機から通信ケーブルやACアダプタの接続端子が変更となり、以降の基本仕様となっていった。

ゲームボーイポケットが発売された日。もっとも小さく持ち運びが便利で、カラバリも豊富だった【今日は何の日?】_08

 初代ゲームボーイ及びゲームボーイブロスと比べるとかなりシュッとしたボディーになっていて、手に持ったときの小ささに思わず感動してしまったゲームファンもいたのではないだろうか。筆者などはまさにそれで、しかも画面サイズが変わらなかったのがうれしかったことを覚えている。その名の通りポケットに収まるサイズなので、ポケットに突っ込んで持ち運んでいた人も多かったんじゃないかな。

 カラーバリエーションは、グレー、レッド、イエロー、グリーン、ブラックの5色が最初に発売。続いてアメリカで発売されていたシルバーとゴールドが登場し、さらにピンクとパープルが仲間入り。最終的に、公式のカラーとしてはゲームボーイシリーズ最多の9カラーが揃い踏みした。週刊ファミ通編集部では新色が出るたびに新しい本体を購入する輩が多く、筆者も負けじと3台くらい買った記憶がある。

ゲームボーイポケットが発売された日。もっとも小さく持ち運びが便利で、カラバリも豊富だった【今日は何の日?】_09
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ゲームボーイポケットが発売された日。もっとも小さく持ち運びが便利で、カラバリも豊富だった【今日は何の日?】_02

 当初は6800円で発売されていた本体だったが2度価格改定があり、アメリカ生まれのシルバーとゴールドを除く7色の本体は3800円という驚愕の低価格化を実現した。ちょうど『ポケットモンスター 赤・緑』がヒットしていた時期なので、読者の中にも本機とセットで購入したユーザーもいたことだろう。小さく安価でまさに最強のハードという感もあるが、小型化に伴って単4電池を使用しているため、稼働時間が約8時間と短くなってしまった弱点もあった。

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