競技型デジタルアート“LIMITS(リミッツ)”の公式番組『峯田茉優と天野聡美 まったリミッツ with ktym』の第1回配信が2020年7月9日、YouTubeのリミッツ公式チャンネルにて行われた。番組にはメインMCを務める声優の峯田茉優さんと天野聡美さんに加えて、LIMITSの公式インストラクターとして活動するktym氏が出演している。
競技型デジタルアート“LIMITS”とは、デジタルイラスト制作にルールを設けた、1対1の対戦型競技。競技開始直前に出される“具体的ワード”と“抽象的ワード”というお題をもとに制限時間20分の中でイラストを制作。“アイデア”、“スピード”、“テクニック”、“ビジュアルストーリーテリング”という4つの基準を審査員が採点した点数に、試合会場やネット配信のオーディエンスの投票を加えた100点満点で勝敗が決められる。2015年に大阪で生まれたこの競技は、2018年と2019年には日本大会、世界大会なども開催。また、試合は会場での観戦やネット配信でも観ることができる。
そんな新たな競技であるLIMITSの魅力をさまざまなコーナーやトークを通じてより多くの方へと伝えるべく始まったのがこの番組。本記事では、番組のリポートはもちろん、収録現場の様子や収録後のMCふたりのコメントなどもあわせてお伝えしていく。
メインMCふたりのトークの掛け合いも魅力の番組に
まずは、記念すべき第1回目の配信の裏側を紹介。収録現場は打合せのときからたびたび笑いが起こるほど、番組タイトルと同じく、まったりとしたゆるさを感じる雰囲気。また、番組では出演者たちが隣どうしでトークをしているように映っていたが、実際にはしっかりと“ソーシャルディスタンス”を保ちながらの撮影となっていた。
いよいよ番組がスタートすると、まず大きな盛り上がりを見せたのがバラエティコーナー。今回はLIMITSの競技時間と同じ20分のあいだに、峯田さんと天野さんが100ピースのジグソーパズルに挑戦した。
峯田さんはジグソーパズル自体かなり久々に作るということだったものの、挑戦前には「まぁまぁできるでしょ」と自信を覗かせる。しかし、ピースを机に広げた途端に「絶対100ピースじゃないって!」と、徐々にそのたいへんさに気づき始める。
その後は子どものころの話題や趣味の話など、にぎやかなトークをくり広げながら完成を目指すも、結果は残念ながら未完成で終了。ふたりは20分という時間の中で何かを行うということの楽しさや、難しさを改めて実感した様子だった。
そしてトークコーナーでは、視聴者から集めた質問をもとにトークを展開。「3人がイラストを描くようになったきっかけは?」という質問が寄せられた場面では、一部から“画伯”との呼び声も高い天野さんから「いま思い出したんですけど、そういえば昔、絵を習っていました」という急な告白に、峯田さんが驚くという一幕も。そんなLIMITSに関連する話から、3人のパーソナルな話題も飛び出すなど、こちらも笑いの絶えないコーナーとなった。
最後に行われたイラスト紹介コーナーでは、峯田さんが描いたイラストのラフを公開。峯田さんは液晶タブレットなどを使わず、スマートフォンを使って指でイラストを描いていくスタイルということで、指で描かれたとは思えないほどのクオリティーの高さに、ktym氏も思わず「すごい!」と絶賛。
峯田さんは恐縮しつつも、構図と同じポーズで写真を撮り、その画像を見るための写真アプリとイラストアプリを交互に立ち上げて描いていくといった制作過程なども明かした。この作品はまだ制作途中ということで、完成した作品はリミッツ公式Twitterで公開されるそう。ぜひ、こちらにも注目してもらいたい。
その後、天野さんもイラスト制作に挑戦。“花束を持った峯田さん”というお題を受け、短時間ではあったが、峯田さんの描いたイラストに“インスピレーションを受けた”ような構図でイラストを描き上げた。
にぎやかな内容となった第1回配信は、LIMITSの魅力はもちろん、少し天然っぽい天野さんに対して、峯田さんがツッコミを入れるような掛け合いといった魅力も垣間見えるような回に。第1回の模様はYouTubeチャンネル“リミッツ公式チャンネル”にて視聴可能なので、気になった方はぜひチェックしてみてほしい。また、番組は今後も月1回のペースで配信予定となっているので、今後の配信もお見逃しなく!
収録後の峯田さんと天野さんにインタビュー!
峯田茉優さん(みねだ まゆ)
11月28日生まれ。『ハクション大魔王2020』(天野川みほし役)、『とある科学の超電磁砲T』(美山写影役)、『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(八宮めぐる役)など。
天野聡美さん(あまの さとみ)
11月29日生まれ。『アイドルマスター シンデレラガールズ』(白菊ほたる役)、『球詠』(山崎珠姫役)、『くまクマ熊ベアー』(ミサーナ・ファーレングラム役)など。
――今回からスタートした『峯田茉優と天野聡美 まったリミッツ with ktym』ですが、収録はいかがでしたか。
峯田20分間でイラストを描く難しさを改めて知りましたね。
天野この番組を観ていただいた方は、20分でイラストを制作するには相当な技術と努力が必要だということがより伝わっていると思います。
峯田私たちは20分間でパズルを作る難しさもわかったね。
天野わかりましたね(笑)。
峯田あんなに時間が足りないとは思わなかった……。1時間かかっても完成できていなかったと思います。
天野ふたりで力を合わせてもムリでしたね。
――パズルに挑戦しているときのおふたりのトークもかなり盛り上がっていましたが、ごいっしょに出演されてみていかがでしたか。
峯田第1回というのもあって、けっこうテンパっちゃったんですよね。でも(天野さんが)サポートしてくれたから。
天野私は先輩がいらっしゃるので、安心してボケられましたね。
峯田ボケてたという実感はあったんだ(笑)。
天野視聴者さんのコメントを見ていて、「あ、さっきのは爆弾発言だったんだな」って気がつく瞬間もありました(笑)。
峯田視聴者の皆さんからもたくさんコメントをいただいて、そのコメントも拾いつつ皆さんといっしょに番組を作っている感じもよかったですね。
――20分の中で何かに挑戦するコーナーは恒例となりそうですが、今後番組の中で挑戦してみたいことはありますか。
峯田滝行ですかね!
天野LIMITSの競技時間に合わせて、20分間滝行します?
峯田20分も滝行したら体調とか悪くならないかな?(笑)。あとはバンジージャンプもやりたいですね。
天野私飛べるかな……。じゃあ“滝行”と“バンジージャンプ”ということで。
峯田ktymさんもいっしょにね。
天野巻き込んだ!(笑)
――最後に読者の皆さんへ向けてメッセージをお願いいたします。
峯田私たちもLIMITSという競技は番組を通じて初めて触れていくような形なので、まだまだ知らないこともたくさんあります。ご覧になられている方もこの番組でいっしょにLIMITSのことを勉強しつつ、トロちゃん(天野さんの愛称)のイラスト技術向上も狙っていきたいと思います(笑)。ktymさんからはイラストのポイントとかも今後教えていただきつつ、私も勉強しながら続けていければと思います。
天野番組を通じていっしょに勉強して、少しでもLIMITSを広めるお手伝いができたらいいなと思います。あとはLIMITSという競技のハードルを私たちの20ミニッツチャレンジでどんどん下げていきたいと思います! みんなが楽しく気軽に参加できるように、皆さんといっしょに楽しむ番組にしていけたらいいなと思います。