いまから33年前の1987年(昭和62年)7月13日は、MSX2用ソフト『メタルギア』が発売された日。

 『メタルギア』は、KONAMIから発売されたステルスアクションゲーム。世界的に絶大な支持を得るゲームデザイナー、小島秀夫氏の監督デビュー作にして『メタルギア』シリーズの記念すべき第1作でもある。“ステルス要素を完全に取り入れた最初のビデオゲーム”として、ギネス世界記録“GAMER'S EDITION 2008”に認定されている。

 本作の特筆すべきポイントは、やはりステルス要素を取り入れたゲームシステム。敵をバンバン撃って全滅させるゲームが主流の時代に、真逆のゲームを作り出してしまったのだからおもしろい。『メタルギア』以前にも隠れる要素を含んだゲームはいくつかあったようだが、ステルスアクションとしてのゲーム性が確立されたのは本作からで間違いない。

 当時はもちろんステルスゲームなどという呼び名はなく、周囲では確か“かくれんぼゲーム”みたいに呼ばれていたと記憶している。筆者はMSX2を持っている友だちの家で少し触れた程度しかプレイしていないが、それでも敵の見張りを殴り倒しながら奥へ奥へと潜入していく際のドキドキをいまもよく覚えている(超序盤)。

 舞台となっているのは1995年の南アフリカ。プレイヤーは特殊部隊FOXHOUNDの新人兵士ソリッド・スネークとなって、核搭載二足歩行戦車“メタルギア”の破壊を目指していく。後に“アウターヘブン蜂起”と呼ばれる事件が描かれている。作品内の時系列的には『メタルギアソリッド3 スネークイーター』(1964年)、『メタルギアソリッド ピースウォーカー』(1974年)、『メタルギアソリッドV グラウンド・ゼロズ』(1975年)、『メタルギアソリッドV ファントムペイン』(1984年)の後に続く位置づけとなる。

 『メタルギア』シリーズと言えば、無線通信を使った会話やネタが有名だが、無線通信自体は初代から登場。ゲームのヒントをもらったり、「コレハ メイレイ ダ!! MSX ノ デンゲン ヲ キレ!!  ...OVER」というような、メタ的なフレーズなども本作から登場していた。これはその後のシリーズでも似たようなセリフがあるので、知っている人も多いことだろう。

 1990年7月20日には、MSX2で『メタルギア2 ソリッドスネーク』を発売。世界的に評価されたのは、1998年9月3日に発売したシリーズ3作目のプレイステーション用ソフト『メタルギアソリッド』以降で、その後多数の続編が作られている。ナンバリングの最新作は、2015年9月2日に発売された『メタルギアソリッドV ファントムペイン』。初代『メタルギア』に連なる物語になっているので遊んでみるといいだろう。

※本記事中の画像は、Wii バーチャルコンソールのものです。

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