いまから23年前の1997年(平成9年)7月10日は、プレイステーションで初代『アーマード・コア』が発売された日。

 『アーマード・コア』は、フロム・ソフトウェアから発売された3D戦闘メカアクションゲームで、現在もコアな人気を誇るシリーズの記念すべき第1作。プレイヤーは“レイヴンズ=ネスト”と呼ばれる傭兵組織に所属するひとりのレイヴン(傭兵)となって、数々の依頼(ミッション)をこなしながら組織内でのランクを上げていくのが目的となる。

 重厚で緻密な世界設定でありながらも、短い解説やメールでもたらされる情報で断片的にしかストーリーが語られず、なかなか全容が掴めない仕様になっており、プレイヤーの想像力を大いに刺激してくれるのが特徴だ。

 本作最大の魅力は、自身が搭乗する人型機動兵器“アーマード・コア(AC)”のカスタマイズ。武器をはじめ、頭部、コア、腕、脚、ジェネレーター、FCS(火器管制装置)など、多種多様なパーツが用意されていて、それらを自由に組み合わせてオリジナルの機体を作り上げることが可能。当然、パーツの組み合わせで操作感覚も変化するため、トコトンまでこだわり抜いた機体に仕上げたユーザーも多かったのではないだろうか。握ったコントローラーがACの操縦桿に思えた……と言ったら少し言い過ぎかもしれないが、筆者などはコントローラーを通じてセッティングの違いがわかるくらい(操縦桿を通じて伝わるエンジンの音や振動のわずかな違いでわかっちゃう的なやつ)傭兵のなりきり気分を味わっていたような記憶がある。

 ACの複雑な操作もシリーズの醍醐味のひとつ。慣れないうちは目標をセンターに入れてスイッチを押すのすら難しい有様なのだが、遊ぶうちに少しずつ上達するのがうれしく、徐々に機体の操作自体が楽しくなっていくから不思議なもの。クルマでドライブするのが楽しいように、ACを自在に操る快感に目覚めてしまった人も少なからずいたはずだ。もっとも、公式サイトのジャンル表記にはシミュレーターと書かれているので、リアル志向な操作になっているのも大いに頷ける。

 また、あまりに複雑な操作ゆえなのか後年“AC持ち”なる、コントローラーを裏表逆に持って操作する特異なスタイルが生まれたのも有名な話。筆者にはできないのでネタなのかガチなのか判別不能なのだが、“モンハン持ち”も慣れたら案外イケたので、もしかしたらAC持ちも慣れたらイケるのかも……!?

 プレイステーションから始まった本シリーズは、PS2やPS3、PSP、Xbox 360、モバイルなど、さまざまなハードで展開。2013年9月26日に発売された『アーマード・コア ヴァーディクトデイ』を最後にシリーズは登場していないが、ファンはいまなお続編を熱望。ネット上ではたびたび「続編を望む声」が話題になる。

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