2020年6月24日(日本時間)、『Apex Legends』にて最新アップデートが実施され、“失われた財宝コレクションイベント”もスタートした。今回のアップデートは、レイスの調整やライフラインの強化などゲーム環境に大きく変化が加わる可能性の高い内容になっている。本記事では、アップデート内容のまとめと変更点の所感をお伝えしていこう。

新施設“マップルーム”の効果は絶大!激戦区になりそうな予感

 今回のアップデートでキングスキャニオンに追加された新施設“マップルーム”は、リパルサーの下側、マップの右下に位置している。建物内はやや入り組んだ地形となっており、入口も多いのが特徴。数パーティーが降りると四方から足音が聞こえ、奇襲されるケースが多い。

 施設中央にある機械でマップスキャンを実行すると、チャージタワーなどと同様起動するまでに数秒間かかる。スキャンが完了すると次のパルスの収縮位置と、一定時間だがすべての敵が表示されるように! パスファインダーが使用できる調査ビーコンの効果&全敵の位置把握と、その効果は非常に強力だ。

 また、マップルームは一定時間のチャージ後に再度使用できるようになるのもポイント。安全地帯がリパルサー側に寄っている場合、序盤から終盤まで3回使用することができた。

 つぎの安全地帯を把握しての有利ポジション確保だけでなく、敵が向かってくる方向やその数まで把握する効果は驚異的だ。敵との距離を把握できるため、確保した位置での物資確保やアーマーのストックなども容易に行えた。今後、リパルサーやマップルーム付近は激戦区になりそうだ。

 同タイミングで実装されたモバイルリスポーンビーコンに関しては、現時点では“新・危険武装”モードでのみ使用可能。ライフラインのケアパッケージ同様、設置する位置を決めると空から降ってくる仕組みだ。

 基本的な使用方法は従来のリスポーンビーコンと同様だが、設置すると空からビーコンが落ちてくるため、敵から位置を把握されやすい。ビーコンの設置と復活時のドロップシップで、二度自分たちの位置を晒すことになるため、設置する場所やタイミングは予想以上に難しそうだ。

ハボックはより上級者向けの武器に。中・遠距離での強さは健在

 アップデートにより調整された武器は、ハボックとセンチネルのふたつ。とくに、ハボックはマガジンサイズが32から28になり、水平方向の反動も増えリコイル制御が難しくなった。従来は横ブレが少なく、縦ブレさえ制御できれば非常に強力な武器だったが、今後はさらに上級者向けの武器になりそうだ。

 とはいえ、リコイル制御さえできればダメージは稼げるので、中・遠距離での撃ち合いでは変わらず強力な印象を受ける。初動のブレが激しいため近距離では撃ち負ける可能性が高くなったが、依然として優秀な武器と言えるだろう。

アップデート前、リコイル制御なしで撃った場合の軌道。
アップデート後、初動の横ブレが激しく制御が難しい。

 センチネルは装弾時間がやや減少し、より素早く撃てるように。さらに、シールドセルをチャージした際の持続時間が90秒から120秒に増加したため、チャージ中もじっくり狙い撃てるようになった。

レイスの調整で環境が変化? ライフラインは大幅に強化

 今回のアップデートで大きく変わったのが、レイスの戦術アビリティだ。アビリティの発動までにかかる時間が0.4秒から1.25秒に増加し、発動までのあいだは移動速度も減少。ポータルの距離も25%減るなど、立ち回りが大きく変わりそうな調整を受けている。

 体感では虚空発動前はほぼ停止状態になり、無防備に等しい。従来のように最前線でひとりダウンを取り、虚空で撤退するという攻めの一手に使うのは難しくなりそうだ。ただし、虚空に入ってさえしまえば移動速度や無敵時間は増加しているので、移動や撤退には使いやすくなった。

 一方、強化されたのがライフラインのパッシブ。ドローンが単独で味方を蘇生できるようになり、そのあいだも自分は自由に動き回れる。また、蘇生と同タイミングでヒールドローンも出せるので、味方を蘇生しつつ自分も回復できるのが強力。

 味方がダウンした際、蘇生しながら追撃したり、防衛できるのでとにかく使い勝手がよい。逆に敵が使用していると、ひとりダウンを取ってもすぐに起こされてしまい詰めにくくなった。従来のパッシブがなくなったが、新パッシブは攻撃・防御どちらの面でも扱いやすく非常に優秀だ。

 また、ケアパッケージから手に入る回復アイテムやアタッチメントの数が増加したのも大きな利点。味方と回復アイテムを分配しやすくなるので、物資不足を補うのにも一役買ってくれる。

 そのほか、ワットソンのアルティメットが90秒しか持続しなくなったのも大きな変更点だ。従来のように防衛する位置を決めたら即設置とはいかなくなった。そのぶんパイロンを3つまで設置できるようになり、アルティメット促進剤も1インベントリで2個持てるなど強くなった側面も。

パイロンの下には壊れるまでのメーターが表示されるようになった。

 レヴナントはデスストームの効果範囲がなくなり、キルを狙いたいチームにとってはより優秀なレジェンドになった。多少無理をしてでも攻めたいタイミングや、敵の戦力を図りたい時に重宝する。アップデート前からランクマッチで見かけることも多くなっていたレヴナントだが、今後はさらに使用率が増えそうだ。

 キャラクターの調整以外にも、ジップラインにクールダウンが設けられたことでパスファインダーもやや影響を受けそうだ。

 今回の仕様変更により、ジップラインは地面に触れずに再度使用すると、つぎに掴めるようになるまでクールダウンが入るようになっている。実際に試した限りでは、一度のジップラインで手を離せるのは3回まで。ジップラインで何度もジャンプするような動きかたはできなくなった。

 レイスのアビリティ性能の変化、ライフラインのパッシブ変更、レヴナントのデスストーム範囲の削除など、攻防のバランスがやや変化した今回のアップデート。新たに実装されたマップルームの強力な効果も含めて、今後の環境は変化していきそうだ。

キャラクター調整まとめ

ジブラルタル

  • ドームシールド内での回復速度が25%→15%アップに修正

ライフライン

  • 回復速度上昇のパッシブが削除。
  • 新パッシブで、DOCがシールドを張った状態で味方を復活させる。味方の復活中もライフラインは自由に動け、ヒールドローンの使用も可能
  • アビリティのクールダウンが60→45秒に変更
  • アルティメットのケアパッケージから取得できるアイテムの増加(回復は一カ所で3つ、アタッチメントはふたつ)

レイス

  • アビリティ発動までにかかる時間が0.4秒→1.25秒に増加(アルティメット発動時は0.4秒)
  • アビリティが発動するまでの間20%移動速度低下(アルティメット発動時は速度減少は無効)
  • アビリティの無敵時間中、移動速度が30%上昇
  • アビリティの無敵時間中、ほかのプレイヤーが視認できるように
  • アビリティの無敵時間が3秒→4秒に増加
  • アビリティのクールタイムが35秒→25秒に減少
  • アルティメットのポータル距離が25%減少

コースティック

  • ガストラップが膨らむ前に撃てば破壊できるように
    ※膨らむ前であれば、従来のようにトラップの下部を撃たなくても破壊可能

ミラージュ

  • アビリティボタンで囮の位置を調整できるように
  • 囮が撃たれた際、撃たれた方向を報告
  • スカイダイブ時、チーム全員分のデコイを作成
  • パッシブで姿が消えた際、5メートル未満の距離にいるプレイヤーから視認される

オクタン

  • アビリティ発動時、動きを遅くする効果を無効化
  • アビリティの移動速度が10%増加
  • ジャンプパッドでのジャンプ後、空中でジャンプできるように(全キャラでダブルジャンプが可能)
  • 空中でのジャンプは方向を変更できる

ワットソン

  • アルティメットの持続時間が90秒間に変更
  • アルティメットは最大3つまで設置可能
  • アルティメット促進剤をひとつのインベントリで2個所持できる

クリプト

  • アビリティの起動が2.5秒→1.5秒に短縮
  • アルティメットでワットソンのアルティメットを破壊できる

レヴナント

  • アビリティでパスファインダーのグラップル、レイスの虚空をその場でキャンセル
    ※レイスの虚空は発動前に限定
  • アビリティでミラージュの復活効果と囮操作の機能停止
  • ライフラインの回復効果の機能停止
  • アルティメットの効果範囲がなくなり、どこまでも移動できるように

ローバ

  • アビリティ効果がワットソンのアルティメットで削除されなくなる
  • アルティメット促進剤の降下が17.5%→20%に変更
  • アルティメットで弾薬を拾う際、1スタックだけ拾うように