ポーランドのインディースタジオ11bit Studiosは、同社の代表作であるサバイバルシミュレーションゲーム『This War of Mine』が同国の学校カリキュラムの公式推薦図書に選ばれたことを発表した。
Along with @PremierRP and the Ministry of Education we've just achieved a milestone step in recognizing video games… https://t.co/4SLdUhOY7l
— 11 bit studios (@11bitstudios)
2020-06-18 17:32:22
同スタジオの公式Facebookページへの投稿によると、ゲームは人間科学の諸領域である社会学・倫理学・哲学・歴史学といった観点から2020年度の推薦図書となる予定で、(シビアなテーマを扱うことから)ゲームが18歳以上指定となっているため18歳以上に限る形でポーランドの高校に無償提供されるという。
なお同スタジオでは今回の決定を受けて、「ゲームは文学のようにさまざまな感情や真実や人間らしさなどを語りうる文化的作品である」と述べるとともに、それが公式に認められたことは「世界でゲームを作ってきたアーティストにとって画期的な出来事」と喜びの声を上げている。
『This War of Mine』は、戦時下の市民のサバイバルを描くシミュレーションゲーム。物資が枯渇し治安が悪化する中での過酷な選択をプレイヤーに迫る。2014年にPC向けに発売され、その後スマートデバイス版や海外では家庭用ゲーム機版などが展開。日本語対応なども行われてきた。