先日ご紹介した、インディーゲーム配信プラットフォームのitch.ioが主催しているPC/Mac/Linux向けのメガバンドル“Bundle for Racial Justice and Equality”が、収録作品を大幅に追加。売り上げも日本円で3億円を突破している。
このバンドルは、収益を通じてアメリカ各地で続いている反差別運動をサポートすることを目的としてスタートしたもの。最低5ドルの支払いで740作品以上が入手できるという触れ込みで始まったが、その後も参加表明をするインディーゲーム開発者が相次ぎ、現在ではなんと当初の対象作品の倍近い1400作品に到達している。
There are now over 1,000 projects included in the Bundle for Racial Justice and Equality. All buyers have access to… https://t.co/IdAxTiUGeK
— itch.io (@itchio)
2020-06-10 02:54:11
その内容は、アクションゲーム『CELESTE』やアドベンチャーゲーム『ナイト・イン・ザ・ウッズ』(こちらは現状でitch版は日本語非対応)といった有名作品や、ちっこい人型キャラがカオスに動き続ける謎ゲー『KIDS』やユルくて美しいパズルゲー『GNOG』などのアート系作品があったかと思えば、コンセプト一発勝負の実験的作品、駆け出しのインディーの習作的なものや、果てはアナログゲームのルールブックやゲーム開発者向けの素材やツールなどまで実にさまざま。
そのほとんどは英語のみの対応だが、言語知識がほとんどなくてもほぼ問題なく遊べるゲームもあるし、前述の『CELESTE』や『KIDS』のほか、ちょっと懐かしいタコオヤジアドベンチャーゲーム『オクトダッド ~タコと呼ばないで~』やサイバーパンクアドベンチャーゲーム『2064: リードオンリーメモリーズ』など、日本語が収録されている作品も意外とある。
まぁ、現時点ではバンドルの一覧画面に対応言語でのフィルターがないので見つけるのが大変なのだが、日本語対応ゲームだけでも「元は取れる」バンドルなのは間違いない。ここはひとつ、純粋なゲーマー的興味だけでも貢献を検討してみるといいんじゃないだろうか。