『アウター・ワールド』のNintendo Switch版が、2020年6月5日にプライベートディビジョンより発売された。実力派スタジオObsidian Entertainmentが手掛ける同作は、銀河の最果てを舞台にしたシングルプレイヤーRPG。主人公は、宇宙の辺境を探索しながら、宇宙を巻き込む陰謀に相対していくことになる。

 昨年(2019年)先行で発売されたプレイステーション4版は、世界中で数々のアワードにノミネートされており、世界中のユーザーから高い支持を持って迎えられた、スケールの大きな1作だ。

 そんなわけで、Nintendo Switch版のリリースを記念して、『アウター・ワールド』の共同ディレクターを務めるObsidian Entertainmentのティム・ケイン氏にメールでのインタビューを行った。

 ちなみに『アウター・ワールド』に関しては、昨年シニアプロデューサー、マット・シング氏へのインタビューも実施しているので、合わせてチェックされたし。

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DLCももうすぐ来る! らしい……

Tim Cain氏(ティム・ケイン)

Obsidian Entertainment『アウター・ワールド』の共同ディレクター

――昨年プレイステーション4版やXbox One版がリリースされた『アウター・ワールド』ですが、数々の賞にノミネートされるなどの高い評価を獲得しました。とくにどの点が評価されたのだと自己分析されていますか?

ティム新しいIPの構築への挑戦、そしてその世界観の中で登場する特徴的な人物やストーリーに対してもっとも高い評価を得ているのではないでしょうか。我々のスタジオの強みであるナラティブデザイナー人材が貢献してくれたと思います。

――ちなみに、セールス的には満足のいくものだったでしょうか?

ティムセールス結果にはとても満足しています。すでにワールドワイドで200万本以上売れています!

――ユーザーさんからのフィードバックで、とくに印象深かったものなどありましたら、お教えください。

ティムディストピア的世界の中でも、ストーリーに希望を感じてくれているプレイヤーが多かったです。

――以前お話をうかがったときに、「いままでになかったような世界観のゲームを作ってみたい」とのことでしてが、その見地に立ったときの、とくに注力したポイントをお教えください。また、その成果を教えてください。

ティムそうです。このゲームの世界観をデザインするのは大変でしたが、プレイヤーの皆さんには好意的に受け入れられたようで、さらなるコンテンツを期待するとの声を多く聞いています。

――また、これも以前お話をうかがったときに、「本作では“プレイヤードリブン”に注力している」とのことですが、そのために本作では、“Flaw System(フローシステム)”などを採用したとのことでした。改めてのご質問となりますが、“プレイヤードリブン”で注力したポイントを教えてください。

ティム私は何年も“フローシステム(Flaw System)”に取り組んできましたが、やっとゲームにその結果を追加するための正しい方法を見つけたと思っています。キャラクターに悪ふざけ的要素を与えることは楽しいことだという考えをプレイヤーに紹介しようとしました。フローシステムは好評であり、パーク(特典)と同様に、プレイヤーはキャラクター作成後にキャラクターを育成できることを本当に楽しんでいます。いろいろなフィードバックを得ることができたので、将来のゲームでさらにこれらのシステムを探求するためのアイデアが増えました!

――ストーリー重視ということで、これから本作を楽しむ方に向けて、本作のテーマを教えてください。

ティム『アウター・ワールド』は、Obsidianによる最新のRPGです。地球から数百光年の植民地の遠い未来に設定されたこのゲームでは、プレイヤーはその植民地の運命がどのように展開するかを決定できます。

――本作において、もっともNintendo Switchユーザーに楽しんでほしいポイントは?

ティム『アウター・ワールド』は、コンソールやPCのバージョンと同じようにフル機能のRPGですが、手に持ってどこでもプレイできます。私もいっしょにプレイするのが待ちきれません!

――Nintendo Switch版ならではの追加要素などありましたらお教えください。

ティム『アウター・ワールド』のNintendo Switchバージョンには、ほかのプラットフォーム用にリリースされた最新のアップデートが含まれています。さらに、ハンドヘルドモードでプラットフォーム上のゲームをプレイヤーが制御できるように、ジャイロエイミングや拡張エイムアシストシステムなどのその他の機能が追加されました。

――Nintendo Switch版では、ユーザーにはどのように楽しんでほしいですか?

ティム『アウター・ワールド』の素晴らしいところは、好きなようにプレイできることです。探索を楽しむなら、見どころがたくさんあります。 NPCとの協力が好きな場合は、友好的でおしゃべりになることができます。コンパニオンと冒険を進めることもできれば、ひとりで冒険することもできます。プレイヤーに自分だけのゲームを楽しんでもらいたいです。

――ストーリーを拡張するDLCが2020年に予定されていますが、どのような内容になるのでしょうか? お語りいただける範囲でお教えください。さらに、DLCは今後、どのようなプランを考えていますか?

ティムいま言えるのは、『アウター・ワールド』のD L Cはもうすぐ来るよ、ということです。

――ところで、『アウター・ワールド』をリリースしてみての気付きとしては、どのようなものがありましたか? また、それを次回作以降に、どのように生かしていきたいと思われましたか?

ティム新しい設定や世界観、キャラクターなどは、世に出してみないとどのようにプレイヤーに受け入れられるか分からないものです。どのように反応を得るか、本当に知りませんでした。よい点、改善が必要な点などいろいろとフィードバックが得られたので、今後のタイトルを調整して、“良いもの”をさらに増やしていきたいと思います。

――最後に、Nintendo Switch版を楽しみにしている日本のゲームファンにメッセージをお願いします。

ティム『アウター・ワールド』はすでに多くの方に楽しんでいただいていますが、今度はNintendo Switchでどんな場所でもプレイできるようになるのです! エンジョイ!