1998年(平成4年)5月14日 『ギルティギア』発売
いまから22年前の1998年(平成10年)5月14日は、プレイステーションの『ギルティギア』が発売された日。
『ギルティギア』は、アークシステムワークスの人気2D対戦格闘ゲームのシリーズの1作目。アーケードからの移植ではなく、プレイステーションオリジナルとして発売されたタイトルでした。自分がこのタイトルを知ったのは“電撃プレイステーションD7”に付いてきた体験版CDから。体験版で使用できるのは主人公のソルとライバルのカイのふたりだけでしたが、スピード感のあるバトルやスタイリッシュなキャラクター、ロックなBGMなどに惚れ込み、発売日にゲーム屋に駆け込んで製品版をゲットしました(笑)。
後に知って驚いたのは、『ギルティギア』の生みの親であるクリエイター・石渡太輔さんは、本作で世界観設定とキャラクターデザイン、BGMもすべて手掛けており、さらには主人公・ソルの声も担当していたということ。た、多才すぎる……。
ゲームに関してはチェーンコンボや二段ジャンプ、空中キャンセルなどが搭載されており、とにかく爽快! 『ヴァンパイア』シリーズや『あすか120%』シリーズなど、それまでにも爽快な格闘ゲームはありましたが、『ギルティギア』は、それに輪にかけて爽快でスピーディーでした。
とくに衝撃的だったのが一撃で勝負がつく“殺界”システム。ボタン同時押しで“殺界発生技”を当てるか相手の攻撃を受ける直前でガードすると“殺界”が発生。その状態でいわゆる波動拳コマンドを入力すると一撃必殺技が発生して即座に勝利が決まるという驚きのシステムでした(ただし防御側は回避することが可能)。“一撃必殺”は後のシリーズでも搭載されていますが、初代は条件が簡単なので殺るか殺られるかの緊張感のあるバトルをいつでも楽しむことができました。
ゲームとしてはキャラクターの性能差だったりCPUの高すぎる難易度だったりと、荒削りな部分も多かったですが、それも含めて独特な味として楽しめましたね。
また、初代といえば“Dr.ボルドヘッド”! 大量殺人鬼である彼は初代にしか登場しないキャラクターでした。コミカルな動きとは対象的にセリフに凄みがあった人物で、独特な魅力がありました。シリーズには似たような人物“ファウスト”がいますが、オンリーワンの魅力を持つ“Dr.ボルドヘッド”をぜひ復活させてほしい!
そんな『ギルティギア』はゲームアーカイブス版がプレイステーション、プレイステーション3、PS Vitaでプレイ可能。さらに、プレイステーション4、Nintendo Switch、Steamでもダウンロード版が販売されているため、現行機でもプレイできます。ぜひ人気シリーズの原点を体験してみてくださいね!
※画面はアーカイブ版のものです。
※[2020年5月15日午後1時]日付の記載に関し誤りがありました。お詫びして訂正します。