本日2020年5月13日、スクウェア・エニックス・ホールディングスは2020年3月期の連結決算を発表。売上高は2605億2700万円(前年同期比4.0%減)、営業利益は327億5900万円(同33.0%増)、経常利益は320億9500万円(同12.9%増)となった。

※100万円未満切り捨て

スクウェア・エニックス・ホールディングス IR情報

 2020年3月期のゲームを中心とするデジタルエンタテインメント事業について、HDゲームでは、Nintendo Switch用ソフト『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』などの発売に加え、プレイステーション4用ソフト『ファイナルファンタジーVII リメイク』の先行出荷分の売上があったものの、複数の新規大型タイトルを前期に発売した反動から前期比で減収を記録。その一方で、MMOが『ファイナルファンタジーXIV』、『ドラゴンクエストX』の拡張パッケージ発売と月額課金会員数の大幅な増加により前期比で増収増益で、スマートデバイス・PCブラウザゲームでも『ロマンシング サガ リ・ユニバース』と『ドラゴンクエストウォーク』の好調により、前期比で増収増益となった。

 そのほかでは、アミューズメント部門が減収減益だったものの、マンガアプリ『マンガ UP!』といった電子書籍等のデジタル媒体での販売が大幅に増加した出版部門や、自社コンテンツの新規キャラクターグッズ等の投入があったライツ・プロパティ等事業が好調で増収増益だった。

 また、2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、現時点での影響範囲・程度を予想することは難しく、業績予想の合理的な算定が困難なため、業績予想は未定としている。