Humble Storeの月額制PCゲームサービス“Humble Choice”の5月度の特典ゲームとして、Inasa Fujio氏の短編ゲーム『梅雨の日』の提供が開始された。

 ゲームは日英両対応で、おばあちゃんちに帰省している“ぼく”が、雨で約束の遊園地に行けなくなって家で過ごすことになった一日の様子を描く。

 1日が20分~60分(オープニングで選択可能)に凝縮された内容となっており、おばあちゃんちの中を探索して一見他愛もないさまざまなモノに干渉することで、家族との会話が展開したり、“ぼく”の空想が具現化する空想パートが始まったりするという塩梅だ。

『梅雨の日』空想とともに過ごしたあの雨の日が、やがてみんなと過ごした特別な記憶になる。ノスタルジックな短編ゲームが配信開始_02
探索して家の中のものに干渉すると、空想シーンが始まることがある。ぷかぷか庭から浮かんでいくくらげ達。

 ノスタルジーと幻想が入り混じった内容となっていて、子供特有の感覚や言い回しが反映されたセリフや描写の数々も、「あぁこういうことあったなぁ」と沁みる感じ。なにか目的をクリアーするというより、一日の体験が重視された内容なので、ゆったりとプレイするのをオススメしたい。

『梅雨の日』空想とともに過ごしたあの雨の日が、やがてみんなと過ごした特別な記憶になる。ノスタルジックな短編ゲームが配信開始_03
今日は特別に昼ごはんがインスタントラーメンなので嬉しいという感覚。
『梅雨の日』空想とともに過ごしたあの雨の日が、やがてみんなと過ごした特別な記憶になる。ノスタルジックな短編ゲームが配信開始_04
超わかる。

 なお渡邉紘STRINGSによるオリジナルサウンドトラックも、各サブスクリプションサービスや音楽配信サイトで提供中だ。

 なお現状ではHumble Choiceでの独占配信となっているものの、SteamやItch.ioにも製品ページが存在し、今夏を目指した単独リリースも検討されているようだ。気になる人はウィッシュリストなどに入れておくといいだろう。

『梅雨の日』空想とともに過ごしたあの雨の日が、やがてみんなと過ごした特別な記憶になる。ノスタルジックな短編ゲームが配信開始_05
みんなで食卓を囲まなくなってどれぐらいたつだろう?