ファミ通がお送りする、声優・青木瑠璃子さんのゲーム実況番組『青木瑠璃子のI have Controller』(通称“アイコン”。ニコニコ生放送、YouTubeにて隔週月曜日に配信中)。2019年10月5日、東京・科学技術館サイエンスホールにて、本番組の2回目となる単独イベント“『青木瑠璃子のI have Controller』秋の大社員総会”が開催された。
イベントリポートをお待ちしていた方には、大変申し訳ありません! だいぶお待たせしてしまいましたが、昼夜2回公演で行われたイベントの模様を余すところなくお届けします!
※第1回目の模様はこちら
社員からの下克上に青木社長も本気モード
『青木瑠璃子のI have Controller』は、青木さんがゲームをプレイしながら、課題(例:ステージ1をクリアーする)の達成を目指す動画番組。番組では、青木さんのことを社長、視聴者のことを社員(バイト)と呼んでいることから、イベントの名称もそれに合わせる形で“社員総会”となっている。
イベントは、社員総会ということで青木社長による挨拶からスタート。本当の社員総会のような、ふだんの番組とは真逆の真面目な雰囲気に社員たちは戸惑いつつ、そのまま社訓の唱和へ。なお、社訓の内容は以下の通り。意味がわからない人は、ぜひ番組をチェックしてほしい。
- ひとつ、年中無給
- ひとつ、ドアノブはかぶるもの
- ひとつ、ハードクリアーでお酒が飲める
※社訓が決まった、第55回のオマケ放送はこちら
今回のイベントでは、より多くの社員たちといっしょにゲームを遊びたいということで、さっそく最初のコーナー“イラストクイズで思い出せ! RURY GAME SHOW プレイバック”を実施。同コーナーは、番組の放送作家が描いた課題発表時のイラストを見ながら番組を振り返ろうというもの。
クイズの問題となるイラストは、モザイクがかけられた状態でスクリーンに映し出され、徐々にモザイクを弱める予定となっていた。しかし、ほとんど何が描かれているのかわからないような、いちばんモザイクが強い状態でも、客席から正解が続々とあがり、青木さんは驚きを隠せない様子だった。
振り返りでは、『LIMBO』のような、あまりアクションが激しくないようなゲームは、コメントを読みやすいことが明されたほか、ゲームの実況動画を見たときには、たとえ遊ぶ時間がなかったとしても、その作品を購入するようにしているというこだわりが語られた。
※LIMBOをプレイした回のアーカイブはこちら
- 『INSIDE』と『LIMBO』に挑戦! 青木瑠璃子のI have Controller第15回【前編】
- 『INSIDE』と『LIMBO』に挑戦! 青木瑠璃子のI have Controller第15回【後編】
- 『INSIDE』と『LIMBO』に挑戦! 青木瑠璃子のI have Controller第15回【オマケ・前編】
- 『INSIDE』と『LIMBO』に挑戦! 青木瑠璃子のI have Controller第15回【オマケ・後編】
- 『LIMBO』に挑戦! 青木瑠璃子のI have Controller第63回
- 『LIMBO』に挑戦! 青木瑠璃子のI have Controller第63回【オマケ】
続いては、青木さんが「私は今日、これをやるために来た」と語るほど楽しみにしていたという“RURY GAME SHOW”。同コーナーは、番組ではおなじみのゲームファン注目のタイトルや、青木さんが気になっているゲームを実際にプレイしながら社員といっしょに楽しんでいくという内容。
昼の部にプレイするのは、“まりえってぃ、るるきゃんの『ゲームは1日○時間!』”とのコラボ放送でも遊んだ、パーティーアクションゲーム『蹴落とし!トレジャーハンター!』(Nintendo Switch用ソフト)。移動やジャンプ、ハリセン攻撃を駆使して、ほかのプレイヤーを妨害しながら、ステージを突破するのが本作の目的となる。
今回は青木さんと抽選で選ばれた社員(来場者)3人の計4人で対戦を行った。1組目の試合前には「仲よく遊ぼうね」と宣言した青木さんだったが、開幕から殴り合いが発生。社員からも容赦ない攻撃を受けた青木さんは、さっそく本気モードに。後半には「ピンク(1位のキャラクター)を狙うんだ」とほかのプレイヤーと協力し、巻き返したものの惜しくも届かず、2位となった。
2組目は全員が初プレイということで、青木さんは自信満々の様子。しかし、終わってみると、3位という結果に。1位になったプレイヤーが「性格が悪い人が勝つゲームかな」とコメントすると、青木さんはすかさず「(私は)性格がいいからなー」と弁解していた。
3組目、4組目、5組目の対戦では、「アイコンの社訓を言う」というお題が出題されたが(本作ではクイズや「〇〇を言う」といったお題が出ることもあり、そのお題の内容をエディットすることも可能)、全員が難なくクリアーし、社員教育が行き届いていることをアピール。ちなみに青木さんの成績は、3組目が1位、4組目が4位、5組目が1位となっていた。
徐々にコツを掴んだを青木さんは、6組目と7組目で好プレーを見せつつも、最終的な結果は振るわず。しかも、勝利したプレイヤーから「気持ちよかったです」、「余裕でした」と煽られるという、アイコンらしい展開で大いに盛り上がった。
そして、最後のコーナーとなる“みんなで社長を助けよう YES/NOクイズ!”へ。このコーナーは、答えとなる言葉を、青木さんがヒントを頼りに当てるというもの。ヒントは、その言葉のカテゴリのほかに、答えを知っている社員たちに5つ質問して、質問への回答がYESなら青、NOなら赤の色紙を挙げてもらう。見事正解すれば、青木さんにご褒美がプレゼントされる。
1問目のカテゴリは“スポーツ”。「外でやりますか?」(YES)、「ボールを使いますか?」(YES)、という感じである程度絞り込み、“テニス”と回答するも不正解。正解は、イベント開催時にワールドカップが日本で開催されていたことにちなんで、ラグビーとなっていたが、青木さんはそのことを知らず、ピンときていない様子だった。
2問目の答えは『ドラゴンクエストウォーク』。カテゴリが“ゲーム”ということで強気の青木さんは、「ソーシャルゲームですか?」(YES)、「私はプレイしていますか?」(YES)とふたつの質問だけで見事正解。
最後の問題のカテゴリは年間行事。「お前らは好きですか?」という質問に対して、“NO”が多かったことから青木さんは活発な人たちが好きそうな行事だと判断。その後、客席からの助けがありつつも、なんとか正解のハロウィンを導き出した。
そして、青木さんのサイン色紙の抽選会と記念撮影の後、閉会の言葉として「ちょうちんあんこうは、交尾するとメスの体にオスが取りついてひとつになります」と雑学を披露し、イベントを締めくくった。
ハイスコアを目指して会場全体がひとつに!
夜の部も青木社長の挨拶から始まり、すぐに“イラストクイズで思い出せ! RURY GAME SHOW プレイバック”へ。
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』をプレイした回については、いわゆる“死にゲー”と呼ばれるような作品はあまり得意ではないことを明かしながらも、うまい人のプレイを見るのが好きだと語っていた。ただ、青木さん自身が番組中に華麗なプレイを見せるのは違う気がするため、事前に練習は行わないようにしているそうだが、「どうするのが正解なのかな?」と本音を打ち明けるひと幕も。
『シーフシミュレーター』については、番組終了後にタイムシフトで見たほど、楽しかったそう。また、本当は住民の生活パターンを把握したり、安全な潜入ルートを見極めたりしながら、じっくり遊びたかったそうだが、生放送では時間が限られているため、急ぎながらプレイしたというエピソードも披露された。
※『SEKIRO』をプレイした回のアーカイブはこちら
※『シーフシミュレーター』をプレイした回のアーカイブはこちら
『シーフシミュレーター』に挑戦! 青木瑠璃子のアイコン第89回
夜の部の“RURY GAME SHOW”では、最大8人で遊べるアクションパズルゲーム『PICO PARK』を抽選で選ばれた7人と青木さんが対戦&協力プレイを楽しんだ。『PICO PARK』を8人でプレイする様子は、姉妹番組『今井麻美のニコニコSSG』の以下の動画をチェックしてほしい。
本作には、ステージクリアーを目指す“WORLD MODE”のほかに、プレイヤー全員が協力してハイスコアを目指す“ENDLESS MODE”、対戦プレイ用の“BATTLE MODE”が存在。イベントでは、“ENDLESS MODE”と“BATTLE MODE”をプレイした。各モードのルールは以下の通り。
- ENDLESS MODE
- ENDLESS JUNP:砲台から発射される弾を全員がジャンプで飛び越えるとスコア獲得。ひとりでも弾に当たると失敗。
- ENDLESS PUZZLE:各プレイヤーが上から落ちてくるさまざまな形のブロックを操作して、横一列揃えるとスコア獲得。全員がブロックを上まで積み上げてしまうと失敗。
- ENDLESS SCROLL:1体のキャラクターを順番に操作して(ジャンプするごとに操作できるプレイヤーが順番に切り換わる)、地形にぶつからないように進む。
- ENDLESS PLANE:各プレイヤーが飛行機を操作して、地形にぶつからないように進む。
- BATTLE MODE
- HEIGHT BATTLE:制限時間経過時点で、もっとも高い位置にいたプレイヤーの勝利。
- REGION BATTLE:プレイヤーがぶつかることで軌道が変化する弾を使って獲得した陣地の広さを競い合う(プレイヤーが弾にぶつかると、弾はそのプレイヤーの色に変化。弾が移動した場所を、その色のプレイヤーが陣地として獲得できる)。制限時間経過時点で、いちばん面積を獲得していたプレイヤーの勝利。
- JUMP BATTLE:砲台から発射される弾をジャンプでよけ続ける。弾に当たると失格となり、最後まで残ったプレイヤーの勝利。
- STOP WATCH BATTLE:10秒から減少していくタイマーをボタンで止めて、0.01秒にもっとも近かったプレイヤーの勝利。ただし、ほかのプレイヤーのボタンを押すこともできる。
1組目は“ENDLESS MODE”に挑戦。弾を全員が1回飛び越えた時点からスタートする“ENDLESS JUNP”では、何度も挑戦するも、なかなかスタートできず。そして、ようやくスタートできたと思ったら、1回で終わってしまうという展開に笑いが起きていた。しかし、“ENDLESS PLANE”に変わると、息の合ったプレイで1784という高スコアを記録。
“BATTLE MODE”をプレイした2組目。青木さんは“STOP WATCH BATTLE”で、他人のボタンを押しに行こうとするも間違って自分のボタンを押して自爆するというお茶目な一面を見せていた。3組目の“ENDLESS JUNP”では、見事一位を獲得し、ゲーマーの意地を見せた青木さん。
4組目は、青木社長ならぬ青木先生の的確な先導のもと“ENDLESS PLANE”で1組目の好記録を超える2099というスコアを叩き出す。5組目の“STOP WATCH BATTLE”では、社員が青木さんのボタンを押すという事態が発生。これには青木さんも本気モードになり、その後の勝負を全力で挑んだものの、惜しくも勝つことができず。
再び“ENDLESS PLANE”をプレイした6組目。4組目の記録に近づいてくるにつれて、会場には緊張が走る。そして、これまでの最高スコアを超える2258を記録すると大歓声が上がった。7組目では、最後のグループということで掛け声で勢いをつけようとするもうまく揃わず。そのことが影響したのか、“ENDLESS PLANE”で青木さんがミス。すると客席から「おいおいー」という煽りが飛び出していた。
夜の部でも、“みんなで社長を助けよう YES/NOクイズ!”を実施。1問目は“秋の味覚”というカテゴリに対して、「お菓子になりますか?」(NO)、「生で食べられますか?」(NO)、「キノコですか?」(YES)、「高級なやつですか?」(YES)と順調に絞っていき、見事正解の“松茸”にたどり着いた。
2問目のカテゴリは“最近の出来事”。青木さんは、先日バスの中で「30年前なんて最近だよ」という会話を聞いたことを話しながら、最近がいつぐらいのことなのかをハッキリされるために「今月のことですか?」(YES)と質問。その後には、「私の大好きなお金のことですか?」(YES)とぶっちゃけつつ、“消費税が10%になった”と回答し、無事正解。
“アイコンでプレイしたゲーム”がカテゴリとなった最終問題では、5つの質問を終えるも正解を絞り込むことができず。しかし、客席から「津田ちゃん(※声優の津田美波さんのこと)」と反則ギリギリのヒントが飛び出すと、会場は大きな笑いに包まれた。もちろん、青木さんもそのヒントで理解した様子で迷わず『オーバークック』と答え、夜の部は全問正解という結果に。
※津田美波さん出演の『オーバークック』をプレイした回のアーカイブはこちら
- 『OverCooked』に挑戦! 青木瑠璃子のアイコン イカ料理SP第2部
- 津田美波さん&三澤紗千香さんと『オーバークック』に挑戦! 青木瑠璃子のI have ControllerアサリSP第2部
- 津田美波さんと『オーバークック』に挑戦! 青木瑠璃子のアイコン 津田ちゃんの誕生日を本気でお祝いするSP第2部
夜の部のエンディングでは、サイン色紙の抽選会と記念撮影をした後、「ひとりでやっている番組というのは、私の中でも珍しくて、好き放題やらせてもらっていますが、これからも好き放題やっていきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします」と意気込みを語った。そして、最後に「ハチの毒針は産卵管が変化したものなので、メスしか刺しません」と昼の部と同じく雑学を披露したところで、“『青木瑠璃子のI have Controller』秋の大社員総会”は幕を閉じた。