インディーゲーム開発者のSam Eng氏による非常にユニークなスケボーゲーム『Skate Story』を紹介しよう。本作は2022年の完成を目指して開発中で、正式な対応プラットフォーム等は現状未定。
スケボーゲームと言えば、プロスケーターの名を冠したトニー・ホークシリーズにしても、エレクトロニック・アーツの『Skate』シリーズにしても、ストリートカルチャーやエクストリームスポーツとして“リアル”なスケートスポットが舞台となっていることがほとんど。
しかし、『Skate Story』で滑ることになるステージは高架下のスケボーパークでも街中のスロープでもなく、スタイリッシュで抽象的なオブジェに彩られた超現実的な“ニューヨークの地下世界”。そもそもプレイヤーキャラも一応人の形はしているが、クリスタル風に透けてキラキラ光っているという具合だ。
Kickflip over the big gap https://t.co/Dd1ta1Jvgi
— Skate Story (@skatestorygame)
2020-03-05 01:47:59
そんなわけで、目的地までコケずに滑っていけるようライン取りしたり、パイロンをオーリーで飛び越えたり、段差でキックフリップなどのトリックを決めたり、やっていること自体は他のスケボーゲームとあまり変わらないが、そのプレイの感触はだいぶ違う。
ゲーム的にもトリックのコンボを繋いでハイスコアを狙うというより、この空間でスケボーする体験自体を重視しているように見受けられ、スケボーのウィール(車輪)が路面にガリガリ削られる音に心を無にしていく“スケボーの禅”があるとすればきっとこんな感じなんだろう。
You don't want to get tangled. https://t.co/co3qOSm0GN
— Skate Story (@skatestorygame)
2020-04-07 09:22:37
完成予定は結構先だし、そもそもスケボーゲーム自体がニッチなのでだいぶ人を選ぶ内容だとは思うが、開発中映像は公式Twitterアカウント(@skatestorygame)で精力的に公開されているので、気になる人はフォローしてみてはいかがだろうか。