多くのゲームソングを歌い上げてきたシンガーソングライター、KOTOKOさんのインタビューをお届け!

 2020年4月21日に、メジャーデビュー15周年記念ベストアルバム『KOTOKO’s GAME SONG COMPLETE BOX The Bible』をリリースするシンガーソングライターのKOTOKOさん。

 KOTOKOさんが歌唱してきたゲームソングのほぼすべてを収録したメモリアルコンプリートBOXの発売を記念して、収録曲に込めた思いや、未来に向けた意気込みなどをうかがった。

※当インタビューは2020年4月上旬にネット上で実施したものになります。

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KOTOKO

2000年よりゲーム楽曲の歌唱や作詞を手掛け始め、2004年にメジャーデビュー。以降、アニメソングやゲームソングなどを精力的に手掛けており、北米やアジアでも幅広い活躍を見せるなど、高いアーティスト性と音楽性で多くのファンを魅了している。

――まずはメジャーデビューから15年を駆け抜けてこられての、いまの率直な気持ちをお聞かせください。

KOTOKO「あっという間」という気持ちと、「よくここまで来たものだ」という気持ちが半々です。とても濃厚な15年で、いいことも悪いことも全てが財産になる経験ばかりでした。出会った人たちみんなに、感謝の気持ちでいっぱいです!

――これまで多くのゲームソングを歌われてきましたが、ふだんはゲームは遊ばれたりしますか?

KOTOKOPCゲームはあまり遊んだことがないのですが、スマホアプリゲームはよく遊びます。 基本的にひとりで淡々と遊ぶものが好きなんですが、有名どころでいうと『キャンディークラッシュ』や『テトリス』のようなパズルや、『シムシティ』のように街や庭や家を作っていく箱庭系シミュレーション、選択肢を選びつつストーリーを読んでいくアドベンチャー系のゲームをよく遊んでいました。音ゲーもお仕事で楽曲を提供してから好きになりましたね! いま、とくにハマっているのは着せ替えゲームです! 自分のリアルクローゼットを増やさずおしゃれが楽しめるのがいいんですよ!(笑)

――KOTOKOさんがアーティストになってよかった! と実感する瞬間は、どんなときでしょうか?

KOTOKOやっぱり、聞いてくれる方の笑顔が見られた時ですね! だからライブという場は本当に宝物です! たまに笑顔を通り越して泣き顔になっちゃう方もいらっしゃったりしますけど、その曲に対する思いや、曲とともに過ごしてきたおひとりおひとりの人生があるのだと感じて、その度に「大変なお仕事をしているんだな」と責任を感じたりしています。

――もしアーティストになってなかったら、どのような道に進んでいたと思いますか?

KOTOKO小さい頃から夢はたくさんあって、お花屋さん、小説家・漫画家、画家・写真家、女優、宇宙飛行士、虫博士、酪農家……、この中のどれかになっていたと思います(笑)。

――KOTOKOさんの楽曲は、さまざまな作品とタイアップしているものが多いですが、曲を作られるときはどのようなところに気を遣われますか?

KOTOKOまずは作品の世界観をしっかりと頭に描くため、作者の伝えたい思いをつかむまで、くり返し資料に目を通します。とくに、作品の顔にもなる主題歌は、90秒という限られた時間の中で物語の根幹をきっちりと描き出さなければならないですからね。そのうえで、作品から離れても、聴いている人の生活のワンシーンのテーマソングになれるように、幅をもたせた言葉で行間を作り、曲に羽をつけてあげるようにしています。

――ベストアルバムとしては今回が2作目となりますが、前回のベストアルバムの収録曲数11曲から今回は134曲と、10倍以上のパワーアップをしています。ここまで出し惜しみのないベストは珍しいと思いますが、どのような思いから10枚組134曲というアルバムになったのでしょうか。

KOTOKO私の楽曲は、アニソン・ゲームソング・オリジナル曲と、すべて合わせると3〜400曲に及びます。中でもゲームソングは各作品に付属していたCDやメーカー様、音楽制作チームのコンピレーションなど、収録されている場所も多岐にわたり、すべて集めるのはとても困難です。それでも、一生懸命に曲集めをしてライブに来てくれるファンの方も多く、ライブでレア曲を演奏すると喜んでもらえるのですが、活動歴が長くなるほど、集めきれない楽曲も多くなってきて、「KOTOKOのライブはハードルが高い」という声も度々聞かれるようになりました。ですので、担当ゲームソングをすべて集めたアルバムが作れたらな……と常々思っていたんです。歌唱してきた曲はユニット楽曲やリミックスなど多数あり、残念ながら未収録になってしまったものもありますが、ソロ曲に限っていえば19年分、今作でほぼコンプリート出来ているので、「これさえあればライブでどのゲームソングが来ても大丈夫!」という“バイブル”が出来たな、と思っています!

――今回のベストアルバムはKOTOKOさんの集大成のような作品で、どの曲も思い入れがあると思いますが、とくに印象に残っている曲、思い入れのある曲などはありますか?

KOTOKOまずはソロ歌手“KOTOKO”としてのデビュー曲『Close to me…』ですね。この曲が出る前に作詞家として、またユニットのボーカルとしては既に世に出ていたのですが、やっとソロ曲でデビュー出来て、とても嬉しかったのを覚えています。それから『Wing my Way』と『Imaginary affair』は、作詞家として、そして歌手として伝えて行きたいことを真っ直ぐに表現できた大切な曲です。『Change my Style〜あなた好みの私に〜』は初めて作詞作曲を手がけた曲で、電波ソング製造職人としても本領発揮し始めた記念すべき一曲だと思います!

――ベストアルバムリリースに合わせる形で、5月から6月にかけて予定されていた全国ツアーですが、先日残念ながら開催中止が発表されました。公式サイトでは改めてのライブ開催に向けて協議中とのコメントが掲出されていますが、開催を楽しみにしていたファンたちに何かメッセージをお願いします。

KOTOKOみんなが長年待ち望んでくれていたゲームソングのコンプリートBOX発売を記念したツアーでしたので、きっといつも以上に期待してくれていたことだと思います。今回は残念ながら中止という決断をさせていただきましたが、同じコンセプトの全国ツアーを必ずや、リベンジ開催したいと思っています! 嬉しいお知らせが出来るよう、スタッフさんと力を合わせて調整して参りますので、待っていて下さい! 先の見えない中ですが、再び会える日を思い描いて、この難局をみんなでいっしょに乗り越えましょう!

――15周年を経て、つぎの20周年に向けた意気込みを教えてください。

KOTOKOこれからの5年は、大きな目標でもある“生涯現役”へたどり着くための、大切なステップになると思っています。これまでの立ち位置に甘んずることなく、もっと上を目指して新しいことを取り入れたり、足りないことに目を向けていきたいですね。そのための第一歩として、体づくりを本気で頑張っています! それから、“先輩”としての“柔軟な心”も鍛えていきたいですね。この1年で体と心を鍛えて、見た目だけでなくパワーも衰えない16年生、17年生と活動をし続け、ゆくゆくは本物のレジェンドとして、ステージに立ち続けたいと思っています。

――最後に、今回のアルバムを楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。

KOTOKO歌手デビューをしてからもうすぐ20年。初期の頃から出会って応援してくれた方もいれば、メジャーデビューや何かのタイミングで出会ってくれた方もいらっしゃいます。作品も楽曲ジャンルも、多種多様なアーティスト性がある私がここまで来られたのは、応援してくれる皆さまがそれぞれを全力で推してくれたおかげです! 今回は私の中の大切な一面である“ゲームソング”という部分において、その歴史を紐解く作品が出来ました。みんなとの絆の歴史も詰まった作品だと思うので、ぜひ一家に一箱、置いていただけると嬉しいです!(笑)

『KOTOKO’s GAME SONG COMPLETE BOX The Bible』

  • 2020年4月21日発売 初回限定版:17000円[税抜]/通常版:15000円[税抜]
2004年4月21日にメジャーデビューしてから15年。歌手として活動を始めた2000年より現在まで、KOTOKOさんが歌唱してきたゲームソングのほぼ全てを網羅したメモリアルコンプリートBOXをメジャーデビュー日と同日にリリース。初回限定盤には、1月に台湾で行われたライブ、“Fifteen Tales IN TAIPEI”のゲームソングパートを収録したBlu-rayが特典として封入されている。

アルバム情報

KOTOKO’s GAME SONG COMPLETE BOX「The Bible」
発売日:2020年4月21日
価格
 通常版(10CD) 15000円[税抜]
 初回限定版(10CD+Blu-ray) 17000円[税抜]
初回限定盤特典Blu-ray
・KOTOKO Major Debut 15th Anniversary Tour ”FifteenTales” IN TAIPEI 2020.1.4(sat) 花漾Hana展演空間[GAME SONG PART]
・KOTOKO SPECIAL INTERVIEW