先週の『デジモンアドベンチャー︰』をおさらい

 2020年4月5日から、アニメ『デジモンアドベンチャー︰』がスタート。

 第1話『東京デジタルクライシス』では主人公・八神太一がデジタルワールドに迷い込む姿が描かれ、Twitter上では、視聴者から「またアグモンに会えてうれしい」、「懐かしさと新しさが融合していて新鮮!」といった反響が上がっている。

21年ぶりの新たな“デジモン”! アニメ『デジモンアドベンチャー︰』第1話、太一がネットの世界を大冒険_01
『デジモンアドベンチャー︰』公式サイトより

 同アニメは、1999年に放送されていた『デジモンアドベンチャー』の新作シリーズ。

 物語は、小学5年生の太一が留守番をしながら週末のサマーキャンプに向けて準備をしている場面から始まる。

 太一の母と妹・ヒカリは、習い事のために外出中。太一は挨拶に訪れた上の階の住人・泉光子郎とともに、都心のサーバーダウンについてのニュースをチェックしていた。

 光子郎が自分のタブレットで状況を調べると、都心を走る環状線電車のコントロールが効かなくなっているという情報が。太一はそこに母とヒカリが乗っているかもしれないと気づき、大急ぎで駅へ向かう。

 改札を飛び越えて階段を駆け上がる太一と、必死で追いかける光子郎。すると太一が突然姿を消し、不思議な空間へと飛ばされた

 直線で構成された幾何学的な文様が広がるサイバーな空間。そこで太一が出会ったのは、アグモンと名乗る、黄色い恐竜のような不思議な生き物

「やっと会えたね、太一」

「なんで俺の名前知ってんだ?」と戸惑う太一を背中に守り、アグモンは襲ってきた怪物と戦い始める。

 大きな爪での攻撃や“ベビーフレイム”を繰り出し、つぎつぎとモンスターを消滅させていく。

21年ぶりの新たな“デジモン”! アニメ『デジモンアドベンチャー︰』第1話、太一がネットの世界を大冒険_02
八神太一(声:三瓶由布子)/アグモン(声:坂本千夏)

 太一が唖然としていると、いつの間にか手にしていた小さな機械から光子郎の声が。元の世界にいる光子郎は、「太一のいる場所がネットワークの内側だ」と説明した

 戸惑う太一に、アグモンは「僕たちはデジタルの中に生きてるモンスター、“デジモン”、だよ」と名乗る。

 ネットワークの内側には、データを襲うウイルスのような生命体が発生中。この生命体こそが、サーバーダウンを引き起こしている元凶だという。

 太一はアグモンの力を借り、環状線のコントロールを取り戻すことに。アグモンの力により、最後の1体まで数を減らしたが、最後の敵が大きく姿を変え進化。地上では、環状線を走る一部の列車がさらに速度を上げた。このままでは前を行く車両と衝突してしまう!

 この危機に、アグモンはグレイモンに進化。しっぽによる強烈な一撃を食らわせ、さらに巨大な火炎弾“メガフレイム”を放ち、暴走する生命体を消滅させた。

 スマホやタブレットを駆使する太一と光子郎に、視聴者からは「時代設定が進んでいる……!」、「スマホを操作する太一にびっくりした」と驚きの声が。「より“デジタル”感が増してる気がする」、「いまの子どもたちにも分かりやすくていいね」と好評の声も上がっている。

 環状線が復活して一件落着……と思いきや、今度はアメリカの軍事施設でも同じようなサイバー乗っ取り現象が起きている様子。

 軍事施設が同様に暴走すれば、「世界の終わりだ!」と嘆く光子郎。果たしてネットワークの世界はどうなってしまうのだろうか。

 次回第2話のタイトルは『ウォー・ゲーム』。『デジモンアドベンチャー』で“ウォーゲーム”と言えば、2000年に上映された劇場版作品『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』(監督:細田守)を思い出させる。いったいどのような内容になるのだろうか。次回も見逃せない!

TVer『デジモンアドベンチャー:』見逃し配信(日曜朝8:29まで)

2020年4月12日放送予定『デジモンアドベンチャー:』第2話 『ウォー・ゲーム』予告