2020年3月16日に3周年を迎えたスマートフォン用リズムゲーム『バンドリ! ガールズバンドパーティ!』(以下、『ガルパ』)。それを記念して全6バンドのボーカルキャストにインタビューを実施! 第5弾はハロー、ハッピーワールド!のボーカルを務める伊藤美来さん。3年間の思い出やこれからの意気込みを撮り下ろし写真とともにお届け!!

※掲載されているボーカルキャストインタビューは、2020年2月上旬に取材したものです。

伊藤美来(いとうみく)

10月12日生まれ。東京都出身。おもな出演作に『普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。』(宇佐美奈々子役)、『五等分の花嫁』(中野三玖役)、『安達としまむら』(しまむら役)など。

ふつうの女の子にはない大物っぽさがこころの魅力を引き立てる!

――“弦巻こころ”を演じることが決まったときの心境を改めて教えて下さい。

伊藤こころのオファーが来て資料を見せてもらった際、ほかのバンドは、アイドルバンドや幼なじみガールズバンドというキャッチコピーがあったのに対し、ハロー、ハッピーワールド!(以下、ハロハピ)のところには、“ハッピー、ラッキー、スマイル、イェー イ!! ”としか書いていなくて(笑)。「どんなバンドなのかな?」と不思議に思いました。でもミッシェルがいたので、ほかとは毛色の違うバンドということだけはわかりました。

――たしかにミッシェルの存在は目を引きますよね(笑)。バンドボーカルを担当することについてはどう思いましたか?

伊藤うれしさもありつつ、でも「私がボーカルの役をやっていいの?」という気持ちが大きかったです。あとこころというキャラクターが、明るくてポジティブだけど、おバカで世間知らずなお金持ちという設定が書いてあって、この子をどうやって演じようかなってすごい悩みました。いざ台本がきたら彼女の性格や言動が設定資料よりもぶっ飛んでいて。でも設定に負けないように、私の声と演技で、特徴的なキャラクターにしたいと思いました。

――ぶっ飛んだキャラクターという印象を持たれたとのことですが、そういった“こころ”を演じるにあたって、とくに気をつけていることはありますか?

伊藤大物感を出すことですかね。ふつうに明るくてポジティブで元気なキャラクターはいっぱいいるので、そこに語尾の言い回しや音の出しかた、独特の間で喋るなど、ふつうの女の子にはない大物感をプラスして「この子はほかの子とは違うな」と思わせるような演技を心掛けました。

――たしかにこころって特徴的なしゃべりかたが印象に残っています。これまでこころを演じてきて、印象が変わった部分や、新たに発見した魅力などありますか?

伊藤そうですね。基本的にこころは芯がまったくブレないキャラクターなので、印象がガラリと変わったという部分は少ないと思います。でもストーリーを通してメンバーと絆を深めたことでどうすればその人を笑顔にさせられるか、そういうのをしっかりと理解できるようになっていて、こころはこころなりに成長していると感じています。

――そんな作中のこころの姿から、伊藤さんが学んだことはありますか?

伊藤いっぱいあります! 私って物事を考え始めるとずーっと考えちゃう少しネガティブな部分があるんですが、こころはそういったところが一切なく、とにかく突き進んでいくというポジティブな考えを持っているんです。それがうらやましかったので、私もこころのように考えることにしています。

――こころに助けられている部分も?

伊藤あります。こころを演じてから、彼女のおかげで明るくなれましたし、彼女が抱いている人を笑顔にしたいという気持ちが非常にたいせつであると学びました。

――演技していく中でご自身とこころが重なる部分も増えてきたのですね。こころは自由奔放なキャラクターなので、最初のころは、演じるのに苦労されたのでは?

伊藤台本をもらった直後は、こころはなぜここまでポジティブになれるのか、その思考を理解するのに悩みました。最終的にはあまり深く考えないほうがこころっぽいのかなという考えに至りました。もちろん軸になる心情を考えながら演技するんですが、その場のノリというか、こう声をかけられたこころはこう応える、というのを意識しながら収録するようにしています。

――先ほど、『ガルパ』内でもメインストーリーなどを通じてキャラクターが成長していっているというお話がありましたが、伊藤さんのお気に入りの物語はありますか?

伊藤ハロハピの2章ストーリーですね。美咲とぶつかったときに、「美咲がどうして悲しい顔をしているのかわからない!」と言っていたこころが、ひとりじゃ笑顔になれないことを理解して、思いやりを持って美咲に気持ちを伝えられるようになるんです。演じていていちばんこころの成長を感じられるストーリーだったので、すごく印象に残っています。

――そういった、伊藤さんが『ガルパ』や『バンドリ!』のプロジェクトを通じて感じたことを、ほかのキャストの方と話して共有することはあるのでしょうか?

伊藤アフレコなどでみんなが集まったときは、キャラクターやバンドの話をしますね。「ハロハピってこういうバンドだよね」とか、「ほかのバンドのストーリーは重めなのに、ハロハピはいつも明るいね」みたいな。

私が笑顔でいればみんなも笑顔になる!

――ハロハピはいつも明るい、とのことですが、伊藤さんにとってハロハピらしさって何なのでしょうか?

伊藤なんだろうなー。“ピュアで、楽しくて、笑えるところ”かな(笑)。やはりこの3つが揃っているからこそ、世界を笑顔にできるし、そういう雰囲気があるからこそ楽しんでもらえるバンドだと思います。

――ハロハピの楽曲を数多く収録されていますが、とくに好きな楽曲はありますか?

伊藤以前、“バンドリ!TV”で自分が歌った楽曲を振り返る機会があって、滅茶苦茶歌っていて、自分でもビックリしたんですが、その中からとくに好きな1曲を選ぶんですよね(笑)。難しいですね(笑)。

――複数でも大丈夫です(笑)。

伊藤“ハイファイブ∞あどべんちゃっ”は、ライブでやったときに毎回盛り上がれるので、ライブがきっかけで好きになりました。“はれやか すこやか ぴかりんりん♪”は、ほかのメンバーのソロパートや、全員でセリフを言うシーンがあって、そういった部分がハロハピに背中を押してもらえているような感じがして好きです。最近だとクリスマスらしさ溢れる“おもいでイルミネーション”もすごい好きです。曲調や「りん・ど・りん・だ〜ん♪」という歌詞の部分が天才だなと思いました。

――では、歌うときに気合が入る曲はありますか?

伊藤気合が入る曲は、『ゴーカ!ごーかい!?ファントムシーフ!』ですかね。人気の高い曲ですし、ハロハピの中でもちょっとだけ毛色が違うカッコイイ曲なんです。なので、いつものかわいいこころとは違う表情を見せられるようにとくに気合を入れて歌ってます。

――たしかにハロハピには珍しいカッコイイ楽曲ですよね。ライブでは、こころを演じるにあたって、心掛けていることはあるのでしょうか?

伊藤ファンの方に「こころがその場にいる」と感じてもらえるように心掛けています。MCや振り付けで自由にしてもいい部分では、何も考えず、ステージの上でパッと思いついたことを言ったり、動いたり、歌ったりして、こころらしさを見せています。

――こころの自由さを演出するために、ライブでもそういったことを心掛けられているのですね。

伊藤そうですね。こころはきっとステージの上でも緊張しないと思うので、私もあまり緊張もせずに、やりたいことをやって、会場の中でいちばん笑顔でいるようにしています。そうすればお客さんもおのずと笑顔になると思うので。

――ライブの話がいくつか出ましたが、伊藤さんご自身としては、2018年1月に行われた“ガルパライブ&ガルパーティ!in東京”にて、初めてファンの前で歌唱されたと思います。改めて当時を振り返ってみて、いかがでしょうか?

伊藤すごい楽しかったですね。「緊張する!」というよりは「楽しみ!」という気持ちのほうが大きかった思い出があります。と言いつつ、こころとしての初めてステージだったので、自覚はなかったですが、緊張していた部分もあったかもしれません。でもファンの皆さんが思い描いているこころとハロハピに近いものを届けたくて、その場のライブ感を重視しながら歌いました。

――なるほど。ライブでは、伊藤さんおひとりで出られることがほとんどだと思うのですが、ほかのメンバーとステージに立ってみたいと思うことはあるのでしょうか?

伊藤滅茶苦茶あります! ハロハピのメンバーといつも「ステージで何かやりたいね」って話しているので、いつか叶えたいです。

――みんなが揃ったらものすごいパワーが生まれそうですね。

伊藤そうですね。ひとりでステージに立っていても、みんな笑顔になってくれるんだから、5人揃ったらその笑顔の輪がもっともっと広がって、爆発的な何かが起こる気がします。その笑顔が爆発する瞬間を見てみたいです!

――ファンとしてはぜひ見てみたいです! ほかのバンドのライブを見られる機会があると思うのですが、客観的にほかのバンドのライブをみて、印象に残ったものを教えてください。

伊藤最初はすべてが衝撃的でした。Poppin’Partyを最初に見たときは、まず「楽器を演奏してる! しかも滅茶苦茶上手!」って驚きましたし、バンドの力ってすごいと思いましたね。Roseliaもキャラクターたちに負けない本人たちの強さがあって、曲もカッコイイし、パフォーマンスもすごかったです。RASも「え? 寝そべりながらギター弾いてる! カッコイイ!」みたいな(笑)。 どのバンドもそれぞれのカラーを全面に押し出していて、衝撃的かつ神秘的な魅力がありました。

――今後のライブで「こころやハロハピのカラーぽいこういう演出がしたい!」というのはあるのでしょうか?

伊藤こころがやっていることは何でもやってみたいと思っています。でも、こころがやることは飛んだり跳ねたりと、身体的に危険をともなうものも多いので、やりたいという気持ちとやりたくないという気持ちが半々ぐらいです(笑)。あと、トロッコに乗って客席に近づくという演出もやってみたいです。こころの場合は、客席にダイブしてお客さんの上を泳いでますけど、さすがにそれはできないので、お客さんに近づいていっしょに歌うといった、お客さんとの距離感が縮まるような演出をしてみたいです。

――もっとそういったこころらしい演出が見てみたいです。5月にはメットライフドームで“BanG Dream! Special☆LIVE Girls Band Party! 2020”にご出演されますが、どういったライブにしたいですか?

伊藤広い会場なので、遠くの客席の人も楽しめるようにステージを隅々まで移動して、さまざまなお客さんの近くに行けるような演出があったらいいなと思っています。また見ている人が「えー!」と驚かれるようなサプライズ演出もしたいなって。と言ってもいま私が考えているだけなので、どうなるかはわかりませんが、みんなを笑顔にできるように、がんばりたいです!

――ありがとうございます。では最後に、今後の『バンドリ!』に対する意気込みをお願いします。

伊藤ファンの人がいつでも「こころに会いたい!」と思ってもらえるようなキャラクターを演じ続けていきたいと思います。また積極的にライブやイベントを行って、もっと多くの方に『バンドリ!』やハロハピを含めたキャラクターたちの魅力を伝えていきたいです。