先週の『プリキュア』をおさらい
2020年3月22日に、アニメ『ヒーリングっど プリキュア』第8話が放送された。今回描かれたのは、キュアフォンテーヌ・沢泉ちゆが陸上大会に挑むエピソード。普段はクールなちゆが、自分の限界に挑戦する勇ましい姿を見せている。
ちゆが所属する陸上部は、大会に向けていつもより真剣に練習している様子。花寺のどかと平光ひなたがグラウンドの外から見守っていると、新聞部の益子道男がライバル学校にちゆの記録を超える選手がいると教えてくれた。
通りがかったちゆもその話を聞いてしまうが、「陸上は自分との戦い。私のライバルは私だから」と言いながら練習を再開。アスリート精神に満ちたちゆのセリフがカッコよすぎる……。
ところがちゆはその日から、調子を崩して失敗が続くように。気丈に振る舞うちゆが心配なペギタンは、彼女はいま“イップス”と呼ばれる状態ではないかと考えた。
イップスというのは、これまでできていたことが突然できなくなる症状。できないことが気にかかり、さらに状態が悪化するという悪循環まで生まれてしまう。
まさか『プリキュア』でイップスという言葉を聞くとは思わなかったが、とにかくちゆが大ピンチだと気づいたペギタン。のどかとひなたも練習を休むように声をかけたが、ちゆは「今は無理をしてでも、自分の限界を超えたい」と言って聞かなかった。
そして迎えた大会当日。のどかたちも“空へ! 限界突破”と書かれた手作りの横断幕を持って会場に駆けつける。ちゆがハイジャンプに臨もうと準備をしていると、そこにメガビョーゲンが出現。まるでちゆの努力を邪魔しに来たようなタイミングだ。
怒ったちゆはのどか、ひなたとプリキュアに変身し、必殺技のヒーリングストリームでメガビョーゲンを浄化。危機が去ったのはいいが、観客も選手も逃げ出し会場にはちゆたちしか残っていない。
そんな会場でちゆは、改めてハイジャンプに挑戦。今度は失敗することなく、軽々とバーを飛び越える。マットの上で空を見上げるちゆに、歓声を上げながら抱き着くのどかとひなた。ちゆ自身の努力と仲間の支えがあれば、またイップスに陥っても乗り越えられるだろう。