2020年3月27日の配信が予定されている、スマホゲームアプリ『龍が如くONLINE』(以下、『龍オン』)のメインストーリー第二部、”黄龍放浪記”。これは郷田龍司を主人公に据えたまさしく新章の物語となっている。

 “第二部”と銘打たれていることからもわかるように、これまで『龍オン』で定期的に行われていたシリーズ作とのコラボイベントとは、内容的にもボリューム的にもひと味違うものになる。そんな黄龍放浪記の最新PVがついに公開された! まずはその映像をご覧いただこう。

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 2019年9月に公開された第一弾のPVと重複する部分があるとはいえ、なんとも衝撃な内容になっていることをご確認いただけただろうか? 

 『龍が如く』シリーズを通して遊んでいる方にとっては自明かもしれないが、以下では「ちょっとピンと来ないんだけど……」という方のために、シリーズをすべてプレイしてきた筆者が、その注目ポイントを主観だらけで解説していこうと思う。なお、主人公である郷田龍司のことをしっかりと把握できていないという方は、前回の記事を参照していただきたい。

二代目郷龍会会長になる前に、龍司に何があったのか?

 PV第一弾を見ていない方なら、まず驚くこと間違いなしなのが、龍司の父で近江連合直系郷龍会会長と五代目近江連合会長を務めた郷田仁が対峙したこのシーン。

 なにしろ、龍司が破門を言い渡されてしまうというのだから、ひと波乱ないわけがない! 実際に、PVでも龍司が郷田仁に襲いかかっている風だし!!

 ちなみに、ランドセルを背負った小学生時代(1988年ごろ)の龍司によれば、当時の郷田仁は、のちに武闘派極道として名を馳せる真島吾朗と「おんなじくらいの強さ」とのこと(『龍が如く0』のサブストーリー51/“龍と呼ばれそうな男”のセリフより)。

 ただし、当時の真島は“嶋野の狂犬”として覚醒する前なので強さの尺度としてわかりにくいところもあるが、それから10年ほど後の黄龍放浪記の時点でも、相当な実力者であることは想像に難くない。

 そんな郷田仁と対峙するこの場面では、『龍が如く』シリーズ最強の親子対決が描かれることに……!? ちなみに、前述の『龍が如く0』の時点で、「ワシは、父親を超える男になる決めたんや」と語っていた龍司。近江連合の大物である郷田仁への対抗意識には筋金入りのものがあるようだ。

 その後の映像では、郷龍会を破門された龍司がバイクに乗って放浪の旅に出る様子が描かれる(親子対決の行方は不明)。行き先は、北海道の歓楽街・月見野だ。月見野と言えば、『龍が如く5 夢、叶えし者』に登場し、網走刑務所で服役していた冴島大河が脱獄後に訪れた街。

ネオン輝く月見野の街。北海道でもっとも大きな歓楽街だ。

 黄龍放浪記の時点では冴島は東京刑務所に収監されているため(『龍が如く4 伝説を継ぐもの』で描かれた、いわゆる“極道18人殺し”によるもの)、龍司と出会うことは考えづらいが、時代背景を考えると、後に冴島と出会う北方組組長の北方大蔵やマタギの奥寺、 さらには冴島と同房になる大島平八郎らと龍司が何らかの接点を持つ可能性はゼロではないだろう……。

映像の最後に登場する人物の正体は…?

 先に公開された黄龍放浪記のキービジュアルで描かれていたナゾの人物。今回公開された映像では明らかになっている。明言はされていないものの、その姿はどう見ても「ハン・ジュンギ」であるのだが…。

 ハン・ジュンギとは、『龍が如く6 命の詩。』(2016年)や『龍が如く7 光と闇の行方』(2019年)に登場したキャラクター。前者では韓国系組織ジングォン派のボスとして、後者では、“コミジュル”という伊勢佐木異人町の韓国組織の参謀として物語の重要な役どころを担う人物だ。

この謎多き男、果たして郷田龍司の旅にどう関わってくるのか!?

 しかし本作の舞台は2作品よりも20年近く前となっている。その時代に過去作とまったく同じ顔立ちで現れたハン・ジュンギらしき男。もしこの男がハン・ジュンギ同様にジングォン派と関係がある人物だとするならば…。

 『龍が如く2』を遊んだ人ならご存知だと思うが、後に龍司はジングォン派と協力し、ミレニアムタワーの爆破事件を引き起こし、さらに同作中ではより深いジングォン派とのつながりが描かれている。

 もしも、その布石となるエピソードが黄龍放浪記で描かれるのなら、これほどエモいものはない! 龍司がこの「ハン・ジュンギらしき男」と出会うことで、何をどこまで知り、そして『龍が如く2』の物語へつながっていくのか、いまから楽しみだ。

龍司の旅は月見野で完結するのか?

 そして、もうひとつ楽しみなのは、第二章が“放浪記”と名付けられていること。素朴な疑問として浮かび上がってくるのは、「龍司の行く先は、月見野で完結するのか?」という点だ。

 もちろん、月見野を拠点にあちこち放浪するお話なのかもしれないが、夢を膨らませるなら、ほかの都市に足を延ばすということも考えられるのではないだろうか? 邪推かもしれないけれど! そのあたりも非常に気になるポイントではある。

 龍司がこの放浪を経て、誰もが知っている物語の結末……つまり、二代目郷龍会会長をどのような形で襲名するのか。おそらくそこが黄龍放浪記のクライマックスになるのだろう。それまでに龍司がどんな人物と出会い、どんな出来事に遭遇するのか、大注目の第二部配信を心待ちにしたい!