眼鏡が好きだ。全人類はもっと眼鏡に興味を持つべきだと思っている。
全人類が眼鏡を掛ける第一歩として、まずは眼鏡を掛けてほしい男を眼鏡の沼に誘いたい。
ファミ通.comのミス・ユースケは、プロゲーミングチーム“DeToNator”所属のストリーマー・SPYGEAくんに眼鏡のよさをプレゼンするため、某所の会議室に呼び出した。
付き合いが長いので、大人しく話を聞いてくれると思って。
【SPYGEAプロフィール】
プロゲーミングチーム“DeToNator”所属。多くのFPSで世界レベルの活躍を見せ、プロゲーマーも経験した後にストリーマー(配信者)に転向。「岩手になりたい」と言い続けたところ、2019年12月に岩手県の“希望郷いわて文化大使”に就任。味を占めたのか、最近は「日本になりたい」と言い始めた。
上質な眼鏡を掛けると気分がいい

SPYGEAくんは視力はいい? 悪い?

よくはないけど、日常生活に支障はないくらいです。眼鏡は前に作ったんですけど最近は掛けてないんです。ヘッドセットするときに邪魔なので。裸眼で生きてます。

そんなきみに眼鏡のよさを刷り込みたいので、いまからプレゼンを始めます。

いきなりですね。あー、でも、もし眼鏡を買うとなったとき、どういうの選んでいいかわからないので、その辺は教えてもらいたいかも。

そう、それ。選びかたね。眼鏡好きにもいろいろなタイプがあって、下手なこと言うとぶっ飛ばされるんだけど。

そんな修羅の世界なんですか。

うん(※)。でもね、これだけは言える。気に入った眼鏡を掛けてほしい。「視力が悪いから仕方なく掛けよう。これでいいか」じゃなくて「かっこいいから、これがいい」みたいに。何なら「安くて買いやすいから、これがいい」でもいいとは思う。
※個人の感想です。

眼鏡は顔の中心にあるもの。その人の第一印象につながるから、納得のいくものを掛けたほうがいいと思うんだ。上質なものなら気分もいいよね。女性だったら高級ランジェリーを着けると気分がアガるって言うじゃない。

たしかに。そういうの聞いたことありますね。

ちなみに、僕は男女問わず勝負下着を毎日つけるべきだと思っているよ。

それはともかく、眼鏡の値段ってだいたいどれくらいですか?

僕の中では“ちゃんとした眼鏡フレーム”は3万円からって感じ。プロの眼鏡屋さんに測定とフィッティングをしてもらえばストレスなく使えて、メンテナンスはたいてい無料。お気に入りを何年も使い続けることを考えると、それくらいかなーって。

大人になったらいいものを大事に身に着けたほうがいいと思うし、若いうちからいいものを選んでそれに似合う人を目指すなんて考えかたもある。眼鏡だったら999.9(フォーナインズ)とか。

そういう眼鏡のブランドがあるんですか?

999.9は眼鏡好きが一目置くブランドなのよ。掛け心地にこだわっていて、デザインも上品。999.9ユーザーを見ると「お、わかってるね」って心のいいねボタンを連打する。そういう眼鏡好きは少なくないんじゃないかなあ。

そんな999.9について見識を深めるため、本日は講師の先生をお呼びしています。

フォーナインズの綿引さんと谷合さんじゃい!

すみません、恥ずかしいのでふつうに紹介してください。
※999.9は株式会社フォーナインズのアイウェアブランド。本稿では、ブランドを指すときは999.9、会社を指すときはフォーナインズと表記しています。
先生のプロフィール
◆綿引祐敏さん(左)
フォーナインズ マーケティング部 部長。999.9全体の話をしてもらいました。
◆谷合翔さん(右)
フォーナインズ 小売部。おもにレンズの開発を担当。眼鏡の機能について話してもらいました。
必要なら独自パーツもトレーニング施設も作る999.9がすごい

先生! 999.9について教えてやってくださいよ! よっ! にくいね! 眼鏡が輝いてるよー!

テンションがおかしい。

999.9は1995年にスタートしたアイウェアブランド。「眼鏡は道具である。」をコンセプトに、道具としての機能性を追求したもの創りをしています。大事なのは“掛け心地のよさ”、“壊れにくさ”、“調整のしやすさ”。この3点を軸に、いかにストレスなく使っていただけるかを日々考えています。

そういうこと。どうよ、この考えかた。職人気質みたいでかっこよくない?

どうしてユースケさんがドヤ顔するんですか。

せっかくなので僕もいろいろ聞きたいんですけど、どういうきっかけで999.9は生まれたんですか?

999.9の創業者たちは、もともとは眼鏡屋さんの店頭で働いていました。その頃の個性的な眼鏡は大半が欧米のインポートものだったんですけど、欧米人とアジア人は頭の形が違うんですよ。

骨格が違うって言いますよね。頭の形も?

欧米人の多くは側頭部が平らで鼻が高いから、耳の後ろに引っ掛けるだけで眼鏡が落ちないんですね。それまでの眼鏡は欧米人の頭に合わせたものが多くて、側頭部が丸くて鼻が低いアジア人に合わないので、安定させるには大きな調整が必要になるわけです。

それなら自分たちが理想とする眼鏡を創りたい。そういう発想から、999.9は始まりました。

そんな頃から、日本人の頭と顔に似合う眼鏡をコツコツ創り続けてきたわけよ。わかる?

だからどうしてユースケさんがドヤ顔するんですか。欧米のブランドと999.9は何が違うんですか?

(簡単に言うと)999.9のテンプル(つる)は側頭部の曲線に合わせています。そうすると、掛けた瞬間に「何かいい」って感じるんですよね。現場でお客様と接してきたからこそ、出てきたアイデアだと思います。
ここから怒涛のような999.9の紹介がスタートした。綿引さんも谷合さんもすごく饒舌。ほんとに眼鏡が好きなんだろうな。
- 掛け心地を追求して、独自のヒンジパーツなどを開発
- 1998年には銀座に第1号の直営店をオープン
- 各分野に情熱を注いでいるアスリートの方々を、アイウェアを通して支援する活動をスタート(通称、スピリットサポート)
- アスリートの視環境を測定してトレーニングを行う “フォーナインズ ビジョンラボ”という施設を作る

何で新型のヒンジパーツとか作っちゃうの。

いきなりトレーニング施設を作る思いきりもヤバい。その熱意は何なんですか?

ブランド名の由来(※)にあるように、“0.1”の可能性を追求し続けるのが999.9ですから。考えられることは、すべてやっていきたいですね。
※ブランド名は純金の品質表示に由来。純金のインゴットに刻まれた“999.9”という数字には最高純度という意味がある。最高の品質を追い求め、限りなく1000に近づく努力をしているのだという。

かっけぇ……。
現在、999.9が展開する眼鏡はざっくり1800アイテムほどで、1シーズンごとに120アイテム近くが登場する。
眼鏡は複数のパーツで構成されている。フロントとテンプルをつなぐヒンジなどは目立たないので、同じパーツを大量に作って使い回すのかと思いきや、そういうわけではないらしい。
たとえ製造コストを抑えられても、満足のいく装着感が得られなかったら意味がない。全製品において長く掛け続けられるバランスを追及したところ、デザインに合わせた別々のパーツを開発する発想に至ったそうだ。
もはや執念である。
SPYGEAくんに似合う眼鏡とは?
そろそろSPYGEAくんにも999.9のすごさが伝わっただろう。ある程度知っていた僕ですら、こだわりが強すぎて若干引いているくらいだから。
せっかくなので、専門家のおふたりからSPYGEAくんに似合う眼鏡を見立ててもらうことにした。
ヘッドセットをしても痛くない『PLAIDe』のテンプル

ゲームがお好きでしたら、ゲーム用に開発した『PLAIDe』はいかがでしょうか。

フォーナインズが25年の眼鏡創りで得た知識と経験をもとに開発し、1月から公式ECサイトで販売が始まったゲーミンググラス『PLAIDe』がおすすめということですか?

リアクションがわざとらしすぎる。

今日はこれを本気で紹介するつもりだから。だって、25年間も日本人に合う眼鏡を作り続けてきた、眼鏡好きから一目置かれる上品なブランドが、本気で作ったゲーム用眼鏡だよ。信頼感と安心感はハンパないと思う。

それはまあ、たしかに。

999.9と同様に、『PLAIDe』も掛け心地を大切にしています。テンプルの素材は999.9でも実績のあるβチタン。テンプルは0.7mm、モダン(※)は2.5mmと、限界まで薄くしています。
※モダン:眼鏡のテンプルの先にある、耳に密着する部分。

テンプルが薄いだけだと逆反りしてしまうので、途中から一段内側に入れる形状になってます。こうすると逆反りを防いで頭を包み込む形状をキープできて、安定感と強度が保てるんですよ。これまでの経験が集約されたデザインだと思います。

眼鏡を掛けたままヘッドセットをするとモダンが押しつけられて痛くなることもありますけど、これだと痛くなくて眼鏡もずれないんです。

ポイントは力の方向。ヘッドセットで圧迫されると力がいろんな方向に逃げてしまう。そこで、安定感を出すためにβチタンの弾性の方向をコントロールして、頭部をホールドするようにしました。

こうやって薄くして幅を持たせると上下に動きにくい。力が内側に向くようにしてホールドするので、テンプルが顔に沿ってくれて、ヘッドセットをしたときに違和感がないんです。薄さとの相乗効果で、より密着して安定するわけですね。

ほんとだ! (眼鏡が)全然ずれないし、耳も楽ですね。ゲーマーがヘッドセットするのって、大会で余計な音が入らないようにするためもあるんですよ。実況・解説の声とか相手チームの報告が聞こえるとフェアじゃないし、雑音が入ると気が散るし。フィットするのはいいですね。

大会によってはヘッドセットを着けないといけない規定があります。ゲームも1試合30分みたいな長丁場の大会もありますし、なかなか眼鏡を直してる余裕もない。装着感は大事。ずれが気になると集中が切れちゃうので。

耳が痛くなるのがいやでイヤホンを使ってる人の場合、大会でヘッドセットを使うと違和感が出ちゃうよね。

そうですそうです。家でも大会でも、なるべく環境を変えたくないんです。

ちなみに、『PLAIDe』の鼻パッドはシリコン製です。より密着して滑りにくくて、肌にもやさしい。耳に当たるモダンはラバー素材なのでフィット感もいいですし、ストレスなく掛け続けられると思いますよ。
ほかのモデルをゲーム用途に調整したわけではない。それだとゲーマーにとって最適な掛け心地にならないため、いちから開発しているらしい。
やっぱり執念がすごい。
ふだん使いしやすい3種類のデザイン

デザインは3種類です。ウェリントン、スクエア、ボストン。どれも眼鏡としては王道なので、ふだん使いもしやすいと思います。

僕ね、これが大事だと思うんですよ。さすが999.9。わかってるなー。

急に上から来た。

眼鏡はかっこいいので人類がつねに掛けたいと思ってますよね。

やべえこと言い出した。

視力がよくて眼鏡を掛けたことがない人にも『PLAIDe』はいいと思うんですよ。おしゃれで上質なので伊達眼鏡としても優秀。かっこいいんだから全員掛ければいいじゃん?

じゃん? って言われましても。

ゲームをするときは視野が広いほうがいいので、レンズのサイズは少し大きめにしています。

このサイズが絶妙。僕ですね、ちょっと大きめのボストンフレーム眼鏡を掛けている女の子が好きなんです。だって、チキンラーメンのCMの新垣結衣さんとか、めちゃくちゃかわいいでしょ。

唐突なカミングアウト。

ユースケさん。

まじめに話を訊くように谷合さんからも言ってやってくださいよ!

わかります。

わかるんだ。

オーバーサイズの眼鏡ってかわいいと思うんですよ。あれ何なんだろう。

大きいと目が小さく見えるから、小動物みたいな感じになるんじゃないですか? そういうのはちょっとわかるなあ。

『PLAIDe』は男女問わず、多くの方に似合いやすいバランスになっていると思いますよ。

インパクトも大事ですけど、プロゲーマーの方たちもかっこよく見せたい気持ちは当然あるはず。だったら奇をてらわずに王道のフロントデザインがいいよね、と。

何だかんだで王道デザインはかっこいいもんなー。 プロは人から憧れられる立場だから、かっこよくあってほしい。

選手の感覚は繊細ですから、安定したパフォーマンスを発揮するには、ふだんの生活でもゲームのプレイ中でも環境を変えないほうがいいと思います。

そういう意味で、ゲームに特化した機能を持ちながら四六時中つけていられる眼鏡はひとつの答え。落ち着いたデザインなら日常でも使いやすいですよね。

ちゃんとした眼鏡って値段が張るじゃないですか。ふだんから眼鏡をかけている人はゲーム用に新調するのがたいへんだから、日常用もゲーム用も『PLAIDe』1本にまとめるのがお得。王道デザインだからできることかなーと思います。

そうですね。もちろん度付きレンズ(後述)にも対応できますので。
『PLAIDe』のレンズはブルーライトをカットするだけじゃない

この流れでレンズのことも。『PLAIDe』のレンズにはどういう機能があるんですか?

ふたつのアプローチをしています。ブルーライトカットと映り込み防止。

ブルーライトカットって、青い光は刺激が強いからカットして眼を守ろうって話ですよね。

はい。一般的な眼鏡にも浸透している機能ですよね。

あれって意味はあるんですか?

いきなりぶっ込んできましたね。

(ブルーライトカットの有用性については)たしか医学的に解明し切れていないんですよね。目にダメージがあるという意見もあれば、直接的なダメージというより生活サイクルを乱すものだという意見もある。

考えかたはいろいろありますよね。『PLAIDe』はブルーライトをカットして終わりというわけじゃないんですよ。いちばんの特徴は、超低反射コートを施して、モニターに集中しやすくしていること。

反射を抑えると集中しやすくなるということですか?

ふつうの眼鏡はレンズに周りのものが映り込むんですよ。ただでさえ明るいモニターを見続けると眼が疲れるのに、大会の会場みたいに薄暗い中でモニター以外にも強い光があると、余計に映り込みを感じて、そのチラつきがストレスになります。

レンズの反射を抑えて映り込みを感じにくくすることで、モニターに集中しやすくしています。光を感じる目の感度をデータ化して、一定の領域の光を反射させないような工夫もしてますね。

それと、一般的なブルーライトカットのレンズは黄色く見えたりします。青色をカットすると黄色を感じやすくなって、本来の見えかたとは違ってしまうんですよ。黄色は青色の補色なので。

あー、たしかに。ブルーライトカットの眼鏡って黄色いサングラスみたいになってる印象があります。

ブルーライトをカットする方法はおもに2種類。“コーティングで反射させる”と“色で吸収する”です。反射させるとふつうの眼鏡以上に映り込みを感じやすくなるので、『PLAIDe』のレンズは特殊な染色でブルーライトを抑えています。眼を守りながらも、見やすくて、色の変化がなるべく起きないのが、ゲーミンググラスの理想形かなと。

『PLAIDe』のレンズは黄色くないですよね。黄色くなくてもカットできるものなんですか?

色の変化が少ないグレーをベースに開発を進めました。グレーは青色のカット効果が低いんですけど、医療用の特殊な染料を使うことで、ブルーライトをカットしながら色の変化を少なくできました。『PLAIDe』も(一般的なブルーライトカットレンズと)同等の効果を出せています。

特殊なグレーが濃度10%で入っています。15%、20%にしたほうが当然ブルーライトカット率は上がるものの、色の見えかたが変わってきてしまう。色の濃さはFPSの選手にテストしてもらって決めました。15%は薄暗いところに敵がいるときに違和感があるけど、10%なら気にならないということで。

暗いところもきちんと見えるのはいいですね。FPSでは大事。

ブルーライトカットは機能のひとつで、あくまでも軸は“見やすさ”というわけですか。まばたきも減りそう。極論を言うと、ゲーム中はまばたきしたくないわけで。

したくないですねー。その瞬間に撃たれるかもしれないので。

だったら眼が乾くコンタクトレンズよりも眼鏡のほうがいいよなー。眼が疲れるとまばたきが増えるから、それを抑えられるだけでも効果はありそう。

ゲーマーにとっていちばん大事なのは眼ですからね。

ブルーライトカット率が50%以上のレンズも流通しています。眼の負担を和らげるのなら、たくさんカットするのもひとつの手。でも、我々の目的はeスポーツをする環境で快適に使ってもらうことです。眼を守りつつ、画面が見やすくて、ふだんと変わりなくプレイできるバランスを心がけました。

僕はブルーライトカットの眼鏡は使ったことないんですけど、寝る寸前までゲームやってるゲーマーは多いと思います。布団に入っても頭が寝るモードにならないんですよ。

さっき言った生活サイクルの乱れって、そのことよ。モニターの強い光を見るのは日光を浴びているのと似た状況だから、睡眠の質が下がる可能性があるっていう。

疲れてるのに眠れないんです。ブルーライトも関係あるのかなあ。いまはずっと配信を観る人も多いので、視聴者にもブルーライトカットの眼鏡はいいかも。
SPYGEA、はじめてのゲーミンググラス選び
ひと通りの話を訊いたところで、『PLAIDe』の9種類(3種類×3色)からSPYGEAくんの好みを選んでもらうことにした。

そうだ。基本的な眼鏡の選びかたを教えてもらえませんか? 自分が好きなものと人から見て似合うものって違うじゃないですか。読者の中には選び慣れてない人もいると思うので。

けっこう難しい質問ですね。いろんな見解がありますけど、基本は幅。幅のバランスが取れていると、フレームのデザインが変わっても合わせやすいはずです。目と目の距離とか、トータルのバランスも大事ですけど。

あとは、人が掛けているのを見るとイメージしやすいですよ。スピリットサポートの一環でeスポーツ選手も支援していまして、その方たちにご協力いただいて公式ECサイトにはスタイルサンプルを載せています。ご参考までに。

人から似合うと言われたものと、自分が好きなもの、どっちがい――

自分が好きなものだと思います。

食い気味ー!

あっ、すみません。いまのはあくまで個人的な考えです。

何人かのeスポーツプレイヤーにも使ってもらっていまして、みなさんお似合いです。大事なのは納得したうえで掛けていただくこと。顔回りは保守的になりがちなので服と違って冒険できない。やっぱり、自分の好きなものでないと使い続けられないですよ。眼鏡にとってもそれがいいと思います。

眼鏡を思いやったコメント。人の意見を参考にしつつ、自分で選ぶのがいちばんですかね。

街中で眼鏡を掛けている人を見て「似合ってない」と感じることはないと思うんです。顔の真ん中にあるものなので、眼鏡も込みでその人のイメージなんですよね。

ちなみに、僕のゲーム用眼鏡はこれです。ゲームや仕事のときに掛けてます。

掛けて気持ちがアガるものがいいですよ。楽しくなってスイッチが入ったりしますから。

目を逸らした。

作るとき、職人さんから再三「重いですよ」、「疲れますよ」って忠告されました。掛けにくいから『PLAIDe』とは真逆ですけど気分はすごくいいです。

僕は流されやすいタイプなので、人の意見に合わせそうな気がします。ふだんは1日に10何時間とか配信するんですけど、視聴者はずっと見る。だったら、視聴者の意見を聞くのもいいかなって。

そういう感覚もいいですよね。『PLAIDe』の3デザインはバランスよくできていると思います。どれを掛けてもお似合いになりますので、お好みで選んでも、ほかの人に選んでもらっても、意見が食い違うことはないかと。
SPYGEAくんは会話中にもいくつか試着し、ボストンのブラックを選択。強い色の印象を、丸いシルエットが和らげている。バランスがいい。
この日のSPYGEAくんの衣装はDeToNatorブランドのセットアップスーツ。『PLAIDe』はスーツにも合うので着てきてもらったのだ。
狙い通り、すごく似合っている。ここでもうひとつアイテムを投入。DeToNatorを支援するガレリアのゲーミングノートPC『GALLERIA GCR2070RGF-QC』だ。ハイスペックなのに薄型でスタイリッシュ。やり手ビジネスマンみたいになるはず。
これもいい。いくつもの会社を経営する若手企業家っぽくなった。

これ、お店じゃなくて公式のECサイトで買うんですよね。掛け心地を調整したかったり、度付きのレンズに変えたいときはどうすればいいんですか?

『PLAIDe』サービスショップをご案内しています。メンテナンスはお店に持ち込んでいただければ。度付きレンズにも交換できますので、ふだん使いしたい場合は一度販売スタッフにご相談ください。

そうだ。SPYGEAさん、せっかくなのでフィッティングと測定を体験してみませんか? 銀座本店に行きましょう。

はい?
というわけで、フォーナインズ 銀座本店にやってきた。店内には999.9の眼鏡がずらり。落ち着いた大人の雰囲気だ。
改めて999.9はすごいブランドなんだと実感する。

高級クラブ?

違います。
SPYGEAくんはフィッティング専用の席に案内された。店舗スタッフさんは『PLAIDe』や999.9の説明をしながら、少しずつ調整していく。
フレームを少し調整して試着、少し調整して試着。慎重だ。
PCショップでも販売中
公式ECサイトで販売中の『PLAIDe』だが、下記のPCショップでも取り扱いがスタートしている。
PCショップが選ばれた理由は「ゲーミングデバイスという側面もあるので」。お店を訪れて、掛け心地のよさを体験してほしい。
・ツクモ秋葉原駅前店
・ツクモ名古屋1号店
・DEPOツクモ札幌駅前店
SPYGEAくんに999.9と『PLAIDe』のよさを伝えるつもりが、その熱量と理念に僕も驚かされた。また、「好きな眼鏡を掛けて気分がいいことも大切」という感覚を肯定してもらえてうれしい。
実直に上質な眼鏡を創り続けてきたフォーナインズ。彼らが送り出す『PLAIDe』も“いいもの”に違いない。いいものを身に着ければ気分はアガる。
ゲームを遊ぶ理由はいろいろあるが、最終的には「気分がいいから」に集約されると思う。お気に入りの眼鏡を掛けて気分よくゲームを遊ぼう。
機材協力:サードウェーブ