2020年3月6日にNintendo Switchソフト『ポケモン不思議のダンジョン 救助隊DX』が発売された。本作は2005年にリリースされた『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』をベースに数々の新要素を追加した作品。
『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズは、その名の通り、スパイク・チュンソフトの『不思議のダンジョン』の流れを組むタイトルとなっており、入るたびに地形が変わるダンジョンや、ターン制のバトルといったおなじみのゲームシステムを採用しつつ、そこに『ポケモン』らしい要素が盛り込まれているのが特徴だ。
前作『ポケモン超不思議のダンジョン』(ニンテンドー3DSソフト)から、約5年ぶりの新作ということで、『ポケモン不思議のダンジョン』シリーズを初めて遊ぶという人もいるのでは? そこで、本記事ではゲームのおもな遊びかたを始め、救助隊に新たなポケモンを増やす方法や、入るたびに地形が変化するダンジョン、バトルシステムなど、本作を遊ぶうえで押さえておきたい攻略のポイントを紹介していく。
なお、週刊ファミ通2020年3月19日号(2020年3月5日発売)では、『ポケモンダンジョン』シリーズの歴史や本作の魅力をまとめた発売記念特集を掲載。また、ファミ通.comでは、本作のレビュー記事も公開中なので、こちらもぜひチェックしてほしい。
『ポケモンダンジョン』ならではのダンジョン探索
ポケモンたちを救助しに行こう
本作の舞台は、ポケモンだけが暮らす世界。目を覚ますと、なぜかそこでポケモンになっていた主人公は、パートナーとなるポケモンと救助隊を結成し、困っているポケモンたちを助けることになる。
救助の依頼は、救助基地のポストに届くほか、ペリッパー連絡所の掲示板にも寄せられる。依頼を達成すると、救助ポイントやお礼を入手できる。このポイントによって救助隊ランクが上昇していく。救助ポイントやお礼を入手できるので、ドンドン依頼を受けていこう。多くの依頼をこなして誰もが憧れるゴールドランクを目指そう。
パートナーと協力してゴールドランクの救助隊になろう!
依頼の内容は、ダンジョンで動けなくなったポケモンを救助したり、特定のどうぐを入手したりとさまざまなものがある。依頼を達成することで、救助隊ランクが上昇し、寄せられる依頼も増えていく。
新たな仲間とダンジョンを冒険
救助隊としての活動を続けていると、活動を通して知り合ったポケモンや、助けたポケモンが自分の救助隊の一員になってくれることもある。ポケモンたちはそれぞれ覚えているわざが異なるので、救助に出発するときのチーム編成もダンジョン探索のカギとなる。
また、救助隊のリーダーが敵のポケモンを倒したときも、稀に仲間になってくれる。味方になってチームに加わったポケモンは、ダンジョンから脱出したときに残っており、対応したキャンプがオープンしていると、救助隊の正式なメンバーとして加入する。
バトルを乗り越えて仲間を増やそう
リーダーが倒したポケモンが仲間になるかどうかは、プレイヤーの運次第。敵と遭遇すると、チームのメンバーと同じように、多彩な技を駆使して戦ってくれる。
チーム編成はダンジョン探索のキモ!
救助隊は、3匹のポケモンによって編成されたチームでダンジョンに挑む。お互いの弱点をカバーしあえると、苦手なポケモンが出現しても対応しやすい。
入るたびに変化する不思議のダンジョン
ポケモンたちが暮らす世界には、山や峡谷、森など、いたるところに“不思議のダンジョン”が存在する。このダンジョンは、入るたびに地形が変わる、その名の通り“不思議な場所”。内部はポケモンたちが生息しており、救助隊のメンバーを見かけると攻撃してくる。
また、タネやきのみ、わざマシンなど、便利などうぐが落ちていることも。内部で入手したどうぐを駆使して敵を倒しながら、困っているポケモンたちのもとに急行しよう。
ダンジョンには仕掛けも満載!
マップは貴重な情報の宝庫!
探索中は、画面の左側に表示されたマップが頼りになる。このマップには、敵の現在位置やどうぐが落ちている場所などが表示されるので、マップの情報をもとに進むと地形が変わるダンジョンでも探索しやすい。
ダンジョン内はターン制バトル
ダンジョンでは、自分が1回行動すると、同フロアのポケモンたちも1回行動する、“ターン制”のルールでバトルが進行される。たとえば、主人公とパートナーのチームが敵と遭遇すると、まず、主人公とパートナーが行動し、その後に敵が行動、といった順番で進行する。
また、ターン制では自分が動かなければ敵が動かないのもポイント。つぎにどんな動きを取るのがベストなのか、じっくりと考えをまとめられるのだ。逆に、焦ってボタンを押したり、先を急いでがむしゃらに進んでしまったりすると、複数の敵に囲まれて1ターンに数度攻撃を受け、思わぬピンチを招くことも……。
ダンジョンでは、つぎの動きをよく考えて、冷静に判断することが重要になる。
プレイヤーの冷静な判断が重要に!
自分が行動するまで敵も動かない。この場合、敵の数が少ないので、上の広場に進んでも問題ない。だが敵の数が多いときは、一度狭い通路に逃げ込んでから、追ってきた敵を個別に倒す戦法が有効だ。
状況に応じてわざを使いこなせば怖くない!
離れた敵を攻撃したり、周囲の敵を一網打尽にできたりするわざも。レベルアップで新しいわざを覚えたときは、効果の範囲や特徴をチェック!
『ポケモン』独自の要素が満載! バトルシステム
本作では通常のわざのほかに、“すごわざ”が使用可能に。これにより、さらにバリエーション豊かなバトルが楽しめるように。ここでは通常のわざとすごわざと併せて、ダンジョン内で使えるどうぐの一部を紹介。
多彩なわざを使いこなそう
ポケモンたちは、『ポケットモンスター』シリーズと同じくわざを4つまで覚えられる。わざの効果は、敵を攻撃するもの、特殊な効果があるもの、味方のHPを回復させるものなど、さまざま。それぞれ使用できる回数(PP)や効果の範囲、タイプが決まっている。
新しいわざは、ポケモンがレベルアップをしたときに覚える可能性があるほか、わざマシンを使うことで習得させることも可能だ。
でんきショック
でんきタイプのわざ。電気を発生させて、目の前の敵にダメージを与えられる。でんきタイプのわざなので、みずタイプやひこうタイプに有効だ。
なきごえ
敵の攻撃を下げられるわざで、効果の範囲が部屋全体と広いのが強み。敵に近づかれる前や、敵の数が多い部屋で使うと、味方のポケモンが受けるダメージを減らせて効果的。
えんまく
正面の敵にえんまくを当てて命中を下げるわざ。命中しやすさが下がった敵の攻撃は、味方に当たりにくい。タイプの相性が不利な敵でダメージをできるだけ受けたくないときや、バトルが長引きそうなときなどに便利。
わざはタイプの相性が重要!
『ポケットモンスター』シリーズのように、ポケモンとわざにはくさやほのお、みずなどのタイプがある。この相性は攻撃時のダメージの量に影響。敵の弱点を突いて有利なタイプで攻撃するとダメージはアップする。逆に不利なタイプだと、ダメージがダウンするうえ、相性によっては効果がないことも!
でんきタイプのポケモンは、じめんタイプのわざに弱い。じめんタイプのわざで攻撃すれば、画面右下のように“効果はばつぐん”となり、ダメージが増える。
“すごわざ”が登場!
救助依頼のお礼やダンジョンの宝箱から稀に入手できる、本作から新登場した“にじいろグミ”と“DXグミ”。これらのグミは、ポケモンの能力を上げる効果があり、さらに多彩な”すごわざ”を覚える効果も。
すごわざは、ダンジョンの中でチーム全員に効果を発揮する便利な能力。にじいろグミだと、すごわざを覚えるかどうかランダムで決まるが、DXグミの場合は、すごわざを必ず習得できる。
また、ダンジョンで仲間になるポケモンの中には、最初から何らかのすごわざを覚えている珍しいポケモンも存在する。
すぐまんぷく
冒険中はおなかが減り、ゲージがゼロになるとHPが減っていく。“すぐまんぷく”のすごわざがあれば、どんな食べ物でも、ゲージがすぐ満タンに。
つうろひっちゅう
わざを出したポケモンが通路にいるとき、わざが必ず当たるようになる。えんまくを食らったときや、命中しやすさの低いわざを使うときに効果的。
どうぐを活用しよう
ダンジョンには、おなかの減りを回復する“リンゴ”などのほかに、敵にダメージを与える“ばくれつのタネ”、自分や仲間のHPを回復する“オレンのみ”など、さまざまなどうぐが落ちている。これらのどうぐをうまく活用すれば、ダンジョン探索がグッと楽になる。
どうぐは、多く持ち歩くと安心だが、内部で力尽きると持っているどうぐやこの世界のおかねである“ポケ”を失ってしまう。使わないどうぐや“ポケ”は、広場の銀行や倉庫に預けておくのがオススメだ。
ばくれつのタネ
食べることで、正面にいる敵に大ダメージを与えられるどうぐ。強い敵やボスとの戦いで真価を発揮する。“ばくれつのタネ”のほかに、離れた敵を攻撃できる“ゴローンのいし”などのどうぐも、バトルで重宝する。
オレンのみ
きのみの一種で、食べたポケモンのHPが回復する。操作しているポケモンはもちろん、パートナーや一時的に仲間になったポケモンにも使える。