1990年代に生まれ、金字塔を打ち立てたジャンル“サバイバルホラー”。当時の名作の雰囲気を残し、世界のゲームファンから注目された『デイメア:1998』が、DMM GAMESより日本語版で登場。本作の見どころを紹介する。

名作へのリスペクトが随所に! サバイバルホラー『デイメア:1998』の見どころを紹介_01

名作へのリスペクトから生まれた『デイメア:1998』

 開発を手掛けるInvader Studiosは当初、本作を『バイオハザード2』のファンメイドリメイク作として制作していた。カプコンが『バイオハザード RE:2』を正式に発表したことを受けて開発が中断したものの、舞台やシステムをイチから作り直して、完全新作の『デイメア:1998』としてリリースを果たした。

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陰鬱な白昼の悪夢から逃れることはできるか?
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さまざまなゲームや映画からインスピレーションを受けているという。

3人のキャラクターの視点から真実に迫れ!

 ゲームの舞台となるのは山あいに存在する小さな町“キーンサイト”。平和だったこの町は、いまや凶悪なゾンビがはびこる地獄に変貌した。この町に何が起こったのか……元特殊部隊隊員、ヘリコプター操縦士、森林保護官という3人の視点から物語が紡がれる。恐怖を掻き立てるビジュアルやライティングにも注目だ。

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実在の場所をモチーフにすることで、リアリティーをましている。
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M・真司……!?
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わずかな物資を駆使してクリーチャーから逃れろ!

 ゲーム中に手に入る弾薬やアイテムの数は決して多くない。すべての敵を撃ち倒しているとすぐに弾薬は底をついてしまうため、状況に応じて戦闘を回避したり、別の手を考える必要がある。また、多数の歯ごたえある謎解きや、収集物を使ったクラフト要素も存在する。恐怖に打ち克ち、白昼の悪夢から脱出する術を模索するのだ。

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アイテム管理の要素を導入したことで、コアなサバイバルホラーファンも唸らせる難易度に。
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オブジェクトを操作して仕掛けを解く謎解きも歯ごたえがある。
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やみくもに撃っていては、弾丸がすぐに尽きてしまう。

極限状態の中でどれだけアイテム管理ができようというのか【プチレビュー】

 暗く陰鬱なビジュアル、三人称視点のアクション。うーん、ド安定のこの感じ。名作へのリスペクトをひしひしと感じながらプレイ開始。

 早くもゾンビが突然起き上がったり、逆に起き上がらなかったり、ゾンビ化した仲間をやむなく撃ったりと、お約束と言える演出がそこかしこに。

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仲間がいたけど、ぜったいにヤベー状況じゃん。

 本作で印象的なのは銃のリロード。通常のリロード方法のほかに“クイックリロード”と呼ばれるものがあり、こちらは交戦中でも素早くリロードできるが、弾が残っていた場合、マガジンごとその場に落としてしまう。

 弾丸を手に入れる機会は少ないため、落とした弾を後で回収し、マガジンに再度弾を込めなければならない。このシステムは海外でも評価がさまざまだが、戦闘の緊張感をかなり高めてくれていると感じた。

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アセる! アセる!

 さらに、メニュー画面を開いているときでも時間は止まらない。事前に準備した薬品が尽きた場合、ゾンビに追いかけられながらメニューを開き、アイテムを選択してクラフトを行い回復薬を作成。それをアイテムスロットに装備して……とやっていると、アイテム管理がいかに重要か身にしみる。モタモタして何度も死にましたが!

(text by 坂本ビス太)

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チーン……。

『デイメア:1998』
メーカー名:DMM GAMES
発売日:2月20日発売
価格:3980円[税抜](4378円[税込])、ダウンロード版は3490円[税抜](3839円[税込]) 
ジャンル:ホラー・アドベンチャー
CERO:18歳以上のみ対象
開発:Invader Studios