2020年2月9日、幕張メッセにて国内最大級のフィギュアの祭典“ワンダーフェスティバル2020[冬]”(以下、ワンフェス)が開催された。近日中に発売予定の新作フィギュアを見ようと、当日は開場直後から来場者が殺到。大勢のファンが行列を作って記念撮影を楽しんでいた。
本稿では会場で見かけた人気作品やゲームなどの至極のフィギュアを紹介する。写真が多めなので、スマホで見る人はWi-Fi環境でどうぞ!
グッドスマイルカンパニー
スケールフィギュアのみならず、大人気シリーズ“ねんどろいど”や“figma”など、毎回多彩すぎる展開とユニークなディスプレイが楽しいグッスマのブース。今回のワンフェスでも、広大なスペースに数え入れないほどの作品が展示されていた。とくに関心を集めていたのは、『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』や『Fate/Grand Order』、『初音ミク』など。
また、ブースの入り口付近には、現在ソニーミュージック六本木ミュージアムで開催中の“TYPE-MOON展 Fate/stay night-15年の軌跡-”を記念した迫力の展示が行われていた。
KADOKAWA
新しいフィギュアブランド“KDcolle”(KADOKAWAコレクション)を大々的に紹介。人気アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』や『アイドルマスター シンデレラガールズ』のフィギュアの完成度が高い!
ANIPLEX+
アニプレックスプラスと言えば“Fate”シリーズ! 人気コンテンツ『Fate/Grand Order』や『Fate/stay night』関連作品がずらりと並んでいた。注目すべきは巨大な芸術品“Fate/stya night 15周年記念フィギュア -軌跡-”だ。価格は4万9500円[税込]。
セガプライズ
セガプライズはブースの外周にプライズ用フィギュアをずらっと展示。人気の『鬼滅の刃』や『艦隊これくしょん』、『バンドリ!』のほか、“ソニック”のフィギュアも! 景品(アーケードのプライズ)とは思えないデキにビックリ。
ブシロードクリエイティブ
人気アプリ『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』から、1/7スケールの“美竹蘭 from Afterglow”と“丸山彩 from Pastel*Palettes”、“弦巻こころ from ハロー、ハッピーワールド!”が登場。丸山彩と弦巻こころは未着彩の原型展示だったが、細部までしっかり作り込まれているのが確認できる。
あみあみ
あみあみブースでは、さまざまな企業が開発したフィギュアがまとめて展示されていた。フィギュアのラインナップがじつに多彩で、『アイドルマスター シンデレラガールズ』や『アイドルマスター シャイニーカラーズ』、『ドールズフロントライン』、人気Vtuber“YuNi”など、我々オタクが大好きなモノが充実。
また、フィギュアのみならず『鬼滅の刃』のトレーディングメタルチャームやマグカップ、マスキングテープなど、コレクターズアイテムも揃っていた。
アルター
厳密に言えば、あみあみブースの中に展示されていたアルター。『ソードアート・オンライン アリシゼーション』の“アスナ GGO Ver.”や、スマホアプリ『アズールレーン』の“プリンツ・オイゲン”と“セントルイス 軽装Ver.”などを展示。
フレア
こちらもあみあみ内の一角に展示されていた。現在放送中のアニメ『ネコぱら』の“ショコラ&バニラ”が人気だった様子。
メガハウス
他社よりもゲーム系フィギュアが多かった。『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』の“芳澤かすみ”は、パーツの差し替えで3パターンのシチュエーションに組み替えられるのが楽しい。
また、ゲームキャラクターズコレクションDXシリーズの“ロックマンエグゼ ロックマン VS フォルテ”、G.E.M.シリーズの“ポケットモンスター マオ&アママイコ”、G.E.M.EXシリーズの“でんきタイプ electric power!”、“ゴーストタイプ大集合!”など、見ていてワクワクするフィギュアばかり。
さらに、同社が手掛ける人気シリーズ“デスクトップアーミー”の新商品もずらり並んでおり、熱心なファンが真剣な眼差しで撮影していた。
エモントイズ
『とある魔術の禁書目録III』の“アクセラレータ(一方通行)”と、『とある科学の超電磁砲T』の“御坂美琴”をドーンと展示。1/7スケールとは思えない迫力だ。それとは反対に、『アイドルマスター シンデレラガールズ劇場』の“佐久間まゆ(水着 Ver.)”と『エロマンガ先生』の“和泉紗霧”は、デフォルメフィギュアシリーズの“ふぁいどる”で発売予定だ。
フリュー
プライズフィギュアで有名なフリューは、同社の人気シリーズ“ぬーどるストッパーフィギュア”の5周年を記念した展示を行っていた。ブースの壁面には、5年間にリリースしたぬーどるストッパーフィギュアがビッシリ! すでに手に入らないモノばかりなので、貴重な展示だった。
なお、特殊な展示ケースで神々しく飾られていたのは、2020年8月下旬に登場予定の“刀剣乱舞-ONLINE- ぬーどるストッパーフィギュア-燭台切光忠-”。
F:NEX(フェネックス)
F:NEX(フェネックス)は『初音ミク』と『シャドウバース』、『ゾンビランドサガ』、『ドールズフロントライン』のフィギュアを展示。すべて着彩済みで発売が待たれる!
KOTOBUKIYA
みんなが大好きなフィギュアとホビーの総合カンパニー・KOTOBUKIYAのブースには、大人気コンテンツのフィギュアが大量に展示。ザッと紹介すると、『僕のヒーローアカデミア』、『ロックマンX』、『デビル メイ クライ 5』、『アズールレーン』、『やはり僕の青春ラブコメはまちがっている。完』、『五等分の花嫁』、『ペルソナ5』などなど。いつブースを訪れても大勢のファンで賑わっていた。
ブロッコリー
『超次元ゲイム ネプテューヌ THE ANIMATION』の“ブラン 寝起きVer.”と、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の“依田芳乃 わだつみの導き手 Ver.”、“安部菜々 プリプリウサミン Ver.”、“二宮飛鳥 深淵への招待 Ver.”を展示していたブロッコリー。プロデューサーさん注目のブースだった。
東京フィギュア
東京フィギュアでは、造形師の匠の技が光る芸術作品のようなフィギュアを展示。紹介されていたのは『Fate/Grand Order』や『アイドルマスター シンデレラガールズ』、『ソードアート・オンライン アリシゼーション』、『ネコぱら』、『アズールレーン』、『犬夜叉』など。取材時にもっとも行列ができていたブースのひとつだ。
ウェーブ
『ハイスクールD×D HERO』、『すーぱーそに子』、『シュタインズゲート』、『閃乱カグラ』、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』、『アズールレーン』などが展示されていたウェーブ。肌の露出が多めで、鼻の下が伸びるブースだった。
キューズQ
ブース内でもっとも人気だったのは『SSSS.GRIDMAN』の“宝多六花 チアガールStyle”と“新条アカネ チアガールStyle”。このほかに、原型のみの展示だったが“制服版”も展示されており、同様に長蛇の列ができていた。
また、美少女フィギュアだけでなく、人気シューティングゲーム『R-TYPE』のフィギュア“R-9A アローヘッド”と“R-90 ラグナロック”も注目されていた。
わんだらー
2019年に人気Vtuber『月ノ美兎』を発売し、Vtuberファンの間で話題になったわんだらーは、またしてもVtuberフィギュアを展示。今度は『ば~ちゃるな~す 名取さな』だ。
このほかには『アズールレーン』の人気キャラ“イラストリアス”と“シリアス”も展示されていた。
PLUM
長野県諏訪市に本社を構えるメーカー・PLUM(ピーエムオフィスエー)は、『グラディウスIV』の“ビックバイパー”を展示。1/144スケールモデルのプラスチックモデルで、2020年2月発売予定だ。
このほかには、手乗りサイズがかわいい『ゆるキャン△』のフィギュアや『アズールレーン』の“伊19”、『アイドルマスター シンデレラガールズ』の“赤城みりあ”と“遊佐こずえ”、“橘ありす”などを紹介していた。
AMAKUNI
人気ブランド・AMAKUNIが展示していたフィギュアは、『ビキニ・ウォリアーズ』や『ペルソナ5 ダンシング・スターナイト』、『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』、『Fate/Grand Order』、『対魔忍ユキカゼ』など。取材に訪れたときは、“ARMS NOTE”シリーズの“水泳部のコウハイちゃん”が人気だった。
そのほか
ここまでに紹介しきれなかったフィギュアで、注目の作品をいくつか掲載します!
青島文化教材社のカプセルトイ“1/32 ヤマハ ビーノ コレクション”コーナーは人気が高かった。じつはこのスクーターは、『ゆるキャン△』で志摩リンが乗っているバイクなのだ。ボディーカラーは全5色のカプセルトイなので、志摩リンモデルがほしければリアルガチャ運に賭けるしかない。
箱庭技研は“1/12スケール ダンジョンジオラマ”を展示していた。RPGなどでおなじみ(?)の宝箱や木樽、ブロックの階段などがおもしろい。“figma”などと同じスケールなので、冒険シーンのジオラマを作りたい人に最適だ。
Wonderful Worksのブースに展示されていた『DEAD OR ALIVE 6』の“NiCO(藤ちょこVer.)”。美しいケースにディスプレイされた、注目のフィギュアだった。
グッドスマイルカンパニーのブースの奥にあったのは、同社が展開するレーシングチーム“グッドスマイルレーシング(GSR)”のコーナー。ここにはなんと、実際にSUPER GTで走った車両6台と、2020年に参戦する1台が展示されていた。本物のレーシングカーがずらっと並ぶ様は大迫力。偶然通りかかった人たちまで記念撮影をしていた。