2020年2月7日~8日の2日間、千葉・幕張メッセでアーケードゲームの見本市“JAEPO 2020”が開催中。ビジネスデーとなる初日(2月7日)に発表され、業界関係者からも大きな注目を集めていたのは、KONAMIブースの『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』だ。

マスター、ただいま

 “武装神姫”と言えば、KONAMIが2006年より展開しているアクションフィギュアシリーズ。フィギュアを中心にゲームや漫画、テレビアニメなどのメディアミックス展開がおこなわれ、いまだに根強い人気を誇るコンテンツだ。また、フィギュアには『武装神姫バトルロンド』(2011年にサービスを終了)で、実際にその神姫(ロボットの総称)を使用できるシリアルコードが付属しているなど、KONAMIが制作しているからこそ、ゲームとの関わりは深かった。

 一時期“武装神姫”のプロジェクト自体が停滞していたが、2017年にKADOKAWA、コトブキヤとの協業により再始動。リリースされる神姫がフィギュアから、プラモデルへと移り変わった。ただ、ゲームタイトルに関しては、2010年にプレイステーション ポータブルで発売された『武装神姫BATTLE MASTERS』シリーズや、2012年にサービスを終了したソーシャルゲーム『武装神姫 BATTLE COMMUNICATION』を最後に、ほぼ音沙汰のない状態だった(開発中という話はあった)。

ポスター下部には、気になる神姫もズラリ。

 そんな最中、突如“JAEPO 2020”にて、『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』が発表されたのだから、Twitterのトレンド入りするなど、ファンたちは大熱狂&大歓喜したわけだ(モバイルゲーム『武装神姫R(仮)』もほぼ同時に発表された)。

 サプライズということもあり、発表直後に公開された試遊台は、業界関係者もひっきりなしに並ぶほどの大盛況。一般公開日もおそらく大行列になり、すぐに待機列は終了してしまうと思われるので、遊びたい人はいち早く会場へ足を運ぼう。

試遊者には限定プロモカードがランダムに配布される(3枚のうち、1枚はシークレット)。

神姫たちとアーケードで触れ合える!

 さて、本記事では『武装神姫 アーマードプリンセス バトルコンダクター』の試遊リポートをお届けしよう。本作は、グリップ付きの左スティックによる操作と、グリップの背面にあるふたつのボタン、グリップの横にある3つのボタンで戦うアクションゲームだ。

試遊前に閲覧できるマニュアル
こちらがコントロールパネル。握った感じ、左グリップはKONAMIの『スティールクロニクル』に近い(というか同じものだと思われる)。

 ゲーム開始時、神姫カードを挿入することで、自分の好きな神姫を使用できる。試遊版ではすでにカードが用意されており“ストラーフ Mk.2”、“アーンヴァル Mk.2”、“ハーモニーグレイス”の3体が使用可能だった。筐体を見る限り、最大で4体までの神姫カードを挿入できるようだ。

カード挿入口

 神姫はバトル終了後にランダムで手に入るが、そのままではカードは入手できず、“デジタル神姫”という扱いになる。別筐体である“カードコネクト”にクレジットを投入することで、初めてカード化できるのだ。なお、デジタル神姫状態でもプレイ可能とのことだが、カード化することでレア度、性格、容姿、個体値が確定するようになっているとのこと。レア度や個体値はなんとなく察することができるが、容姿はおそらく髪色などの違いだろうか。性格、という要素は現状不明。

バトル後に、デジタル神姫がランダムにゲットできる。
カードコネクト筐体

 ゲームを開始すると、メイン画面横のサブモニターには、カードから読み込まれた神姫たちが現れた。このサブモニターは立体的なモニターとなっていて、まるでフィギュアロボである“神姫”たちが、そこに立っているかのような感覚が味わえる。家庭用ゲームではできない、アーケードだからこそ実現できる要素であり、本作の大きな特徴と言えるだろう。

写真では伝わりにくいのが残念だが、神姫たちが本当にそこに立っているかのような感覚。
ちなみにバトル中には、待機している神姫がはしゃいだり応援したりしている様子も見れた(バトル中はまったく気が付きませんでした……)。

 バトル開始前には、“武装神姫”さながらに武装のカスタマイズがおこなえる。装備箇所は頭、胴、手、足、背中、武器の6種類。武装はバトル終了後にゲットでき、バトル中にコンテナを拾ったり、バトルの成績に応じて入手できるようだ。

カスタマイズ画面
試合終了後に武装がゲットできる。
ちなみに武装を変えると……。
サブモニターの神姫もしっかり武装が変わる。

 また、ある意味最大の醍醐味とも言えるのは、神姫たちとのコミュニケーションだろう。バトル開始前にはカスタマイズだけでなく、神姫たちと触れ合うことができ、タッチすることで親密度(経験値)がアップ。親密度が上がれば新しいスキルを覚えたり、行動が変化するとのこと。コミュニケーション画面では、カメラを自由に操作可能だ。……どアップでお尻や胸に注目できるのは、メチャクチャにうれしい。うれしい。

戦いの鍵はジェムにあり

 バトルは左スティックで移動、グリップボタンの手前でジャンプ、奥のボタンでロックオン変更。その横の3つのボタンは、左からジェム回収ボタン、攻撃ボタン、ブーストボタン(素早く押すと“避け”、長押しで“ブースト”、2回連続入力で“ガード”)となっている。

 基本的にはソード系の武器ならばロックオンした相手にブーストして近づいて、攻撃ボタンで斬撃コンボ。銃系の武器ならば、ロックオンした相手を遠くから狙い撃ちする、というような感じ。銃には弾数があり、弾が切れると自動的にリロードタイムとなる(任意リロードは不可)。

 神姫は体力がゼロになると一定時間のウェイトを挟んだのち撤退し、セットしていたつぎの神姫へと切り替わる。セットは出撃前などに変更可能だ

 というのが基本的なアクション部分の説明だが、本作は“神姫をすべて倒せば勝利”というような一般的なゲームルールではなく、“ジェムを多く集めたプレイヤーの勝利”という特殊なルールとなっている。

 ジェムはフィールドに出現する“ジェムポッド”を攻撃すると入手可能。また、神姫を攻撃を食らうとジェムを落とすので、ジェムを大量に持ったプレイヤーから奪うこともできる。

 ここが駆け引きのポイントだろうと感じたのが、ジェムの取りかただ。ジェムポッドへの攻撃で入手できるジェムは、自動的に取得される。戦闘に参加せず、ジェムポッドをひたすら狙うのもアリだろう。

 神姫へ攻撃した際のジェムは自動取得されず、ジェム回収ボタンで吸い取らなければならない。やみくもに攻撃をただしているだけではジェムが取りきれない。ただ、撃破すればジェムボーナスが入るので、撃破を狙って立ち回るのも有効な手段なのかも。

 ただし、本作は4人対戦ゲームだ。たとえば、ほかのプレイヤーが1対1の状況で戦っている中、後ろでこっそりとドロップしていくジェムを吸い取ってしまうという、いわゆるハイエナのような立ち回りも可能だろう。近接武器は自身の周囲に回収エリアが広がり、遠距離武器は前方に長い回収エリアが広がるので、さまざまなジェムの“盗みかた”ができそうだ。

 プレイフィールとしては、神姫たちを操作して俊敏に動き回れるのはなかなかに爽快。飛行スキルを持つ神姫ならば、ジャンプからのブーストも可能で、空中戦なども展開できそうだった。ただブーストボタンが回避やガードも兼ねているため、操作には若干の慣れが必要かも。

 また、ゲージが溜まるとスキルの発動が可能。アーンヴァルMk.2ならば“ラファール”を使用し突撃する攻撃“グランニューレ”や、“ストラーフ Mk.2”ならば“ウラガーン”に変形して突撃する“ジャーヴァル・クルイク”など、おなじみの技がくり出せた。といった感じで、180秒間の準備タイム、180秒間のバトルもあっという間に終了してしまった。

いろいろ試していた結果、気づいたら最下位でした。キュートな泣き顔が見れたのでヨシ!

どの神姫が登場するのか?

 気になる点といえば、やはり登場する神姫たちのラインアップだろう。筐体上部の飾りには“ジュビジー”、“蓮華”が確認できたので、おそらく参戦するのではないだろうか。また、“ハーモニーグレイス”は正確に言うと“武装神姫ライトアーマー”シリーズの神姫なので、さまざまなバージョンの神姫が登場しそう。

 人気の高さから見れば、“アルトアイネス”、“アルトレーネ”などは待ち望む人が多いかも。また“ツガル”は『ビートマニア』シリーズとのコラボで登場した神姫なので、“武装神姫”再始動の象徴とも言える。ともなれば、『グラディウス』の主役機をモチーフにした、ビックバイパー型神姫の登場が……。などなど、妄想は広がるばかり。あっ、あとポスターに……いや! 止めよう! 終わんないから!

 もちろん全員の登場に期待大。“JAEPO 2020”に来場される人はぜひご体験を。ちなみに、試遊台の裏には全武装神姫がズラリと並んでいるので、一見の価値アリ。まだまだ気になる要素も多いが、今後の続報にも期待したい。