2020年2月2日から、アニメ『プリキュア』シリーズの最新作『ヒーリングっど プリキュア』がスタート。その内容を紹介する。

 第1話では、主人公・花寺のどかが1人目のプリキュア・キュアグレースに変身するまでが描かれた。

【ニチアサレビュー】今年のプリキュアは地球のお医者さん!? 『ヒーリングっど プリキュア!』第1話、健気なのどかがキュアグレースに変身_01
『ヒーリングっど プリキュア!』公式サイトより

 中学2年生ののどかは、両親と共にすこやか市に引っ越してきたばかり。新しい家で自分の部屋や広い庭にひとしきり大はしゃぎした後、駆け足で街に出かけていく。そんなのどかの姿を見て、父は「俺たち置いてけぼりだ」と苦笑い。母は「しょうがないよ。だってあの子、やっと自由に走れるようになったんだから」と言いながら、走っていくのどかの背中を見送る。

 のどかが街で出会ったのは、観光中の外国人や荷物を持ったおばあちゃん。のどかは「みんなの役に立ちたくてしょうがない」という気持ちに動かされ、困った人を見かけるたびに手助けをしていた。しかし公園で休憩していると、突然巨大な怪物が出現。逃げかけたのどかは「まだあっちにワンちゃんいたもん!」という子どもの悲鳴を耳にして、公園の奥へ足を踏み入れる。

 倒れた木の近くで困っていたのは、ぐったりしている小さな子犬とウサギ、ペンギン、ネコのような姿をした生き物。子犬を“ラテ”と呼ぶ彼らはビョーゲンズの生み出す怪物・メガビョーゲンを倒さないとラテは元気にならないと訴えた。どうしても子犬を助けたいのどかは、自分にできることはないかと質問。ラビリンと名乗るウサギから、プリキュアになる力を授かる。

 花のプリキュア・キュアグレースに変身したのどかは、パワーアップした体でメガビョーゲンの浄化に成功。

 変身後は上空に向かって大ジャンプをして自身の身体能力に驚くシリーズおなじみの展開も披露。「私の体じゃないみたい!」とはしゃぐのどかを、ラビリンが「遊びじゃないラビよ!」とたしなめた。

 今回のプリキュアは、地球を癒すお医者さんという設定。メガビョーゲンを浄化したキュアグレースとラビリンが、「お大事に」と決めるシーンが最高に可愛い。のどか自身にも入院していた過去があるようで、今度は自分が人を助ける番だと決意する場面も。健気な正義感を持つ彼女が、どんなプリキュアになるのか楽しみだ。

 第2話『パートナー解消!? わたしじゃダメなの?』は明日2020年2月9日(日)朝8時半放送。