ついにWHO(世界保健機関)が緊急事態宣言を発した、新型コロナウィルス。その猛威を避けるため、eスポーツ大会も影響を受けている。アメリカ現地時間の2020年1月29日、オーバーウォッチリーグが2月と3月に予定していた中国での試合を延期することを発表した。

 オーバーウォッチリーグは、世界各地のプロチームが世界一を目指して競い合う、Blizzard Entertainmentのアクションシューティング『オーバーウォッチ』のプロリーグ。中国からの参戦チームである上海ドラゴンズや広州チャージは、選手とスタッフを保護するために一時的に練習場所を韓国に移すといった措置も実施している。

 また対応に追われているのはオーバーウォッチリーグだけでなく、ライアットゲームズの対戦ゲーム『リーグ・オブ・レジェンド』では、中国現地のプロリーグLPL(League of Legends Pro League)が現地25日に第2週の試合の延期を決定。しばらくは今後も同様のケースが増えてきそうだ。

 日本での感染報告はまだ限定的なものの、まだ未解明の部分も多く予断を許さない状況であるのは間違いないだろう。手洗いの徹底を心がけるなど、お出かけの際はお気をつけて。