『ドラクエウォーク』上級職の固有特性とはどんなもの?

 スクウェア・エニックスの位置情報RPG、『ドラゴンクエストウォーク』(以下、『DQウォーク』)。発表以来から話題になっていた上級職が、2020年1月28日に解禁となった!

 筆者も滑り込みで、アップデート当日の夜になんとか2職目をレベル50に到達させ、バトルマスターと賢者への転職が可能になった。「レンジャーは?」。至極、真っ当な疑問。先におわびしておくが、筆者は戦士→盗賊という流れでキャラクターを育ててしまっていたのだ。無念なり。

 そんな事情もあって本稿では、レンジャーについては、ある程度の推測を交えて語っていくことにする。まあ、どのみちバトルマスターと賢者が高レベルで習得するスキルや特殊効果に関しても推測混じりになるので、そこは勘弁してほしい。では、さっそく上級職の特徴からアレコレ語っていきたいと思う。

上級職の特徴

上級職の特徴としては、下記のようなものが挙げられる。

1. 得意武器が4種類ある
2. 固有特性を持っている
3. 基礎ステータスが基本職より高め
4. レベルアップに必要な獲得経験値が基本職より多め

 大まかには、この4つとなる。この中で実際に転職してみるまでピンと来ないのが、2の固有特性だろう。たとえばバトルマスターの“怒り”なら、ターン開始時たまに斬撃・体技ダメージアップという効果を持っているのだが、自分にターンが回ってきたときに、この効果が突然発動するのだ。筆者の体感だと6~7ターンに1回くらい発動するイメージで、1回のバトル中に複数回発動することもある。発動率の調査については今後の課題とするが、少なくとも「ああ、上級職をやっているなあ」という感覚は味わえるはずだ。

『ドラゴンクエストウォーク』上級職の使い心地をリポート! これから上級職を目指す人へのアドバイスも_01
ターンが回ってきた瞬間に、急に怒りが発動! こう書くとヤバい人みたいですね……。

 なお、賢者の“やまびこ”(呪文をとなえたとき、たまに2回連続で呪文が発動する。2回目の呪文は威力が減少)に関しても、同じくらいの確率で発動するような気がした。唱えた呪文の最初の一撃でモンスターをすべて倒してしまった場合には当然、やまびこは発動しないので、仮に“怒り”と同じくらいの確率なら、体感ではやや少なく感じるはず。体感で似たように思えるということは……たまたまいい感じに発動してくれたのか、もしくは若干“怒り”より発動しやすいのかもしれない。体感なので、本当は違うかもしれないけれど。

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やまびこの効果が発動すると、そのキャラクターのステータスが描かれているところに“ポワン”という感じのエフェクトが発生する。

 少なくともふたつの上級職に関してはそんな感じなので、レンジャーの“影縛り”(攻撃時、たまに休みを付与する。成功するたびにかかりづらくなる)も、いい感じに発動してくれるのだと思う。推測だけど。

上級職のスキルや特殊効果に注目!

 続いては、上級職で覚えられるアレコレのお話を。上級職で習得できるスキルや特殊効果の一覧に関しては、「転職する」で上級職を選び、「詳細」をタップすると見られるのでここでは割愛し、各上級職の注目のスキルについて語っていきたい。

バトルマスターの注目すべきスキルや特殊効果

 強敵との戦いで活躍しがちな“やいばくだき”をレベル10で習得できるのは、うれしいところ。また、武闘家と同じく“不撓不屈”を習得してくれる点もいい。が、バトルマスターの真骨頂は、レベル35で“すてみ”を覚えてから発揮される。すてみを使って低下した守備力は、賢者のスカラで上げてカバーするなり、不撓不屈で元に戻せばオーケー。あとは定期的にバイシオンをかけるだけで、強力な攻撃力を保持できるわけだ。これは強敵を相手にする際に役立ちそう!

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レベル35までが踏ん張りどころ。これさえ覚えれば……!

 一方、さみだれ斬りやはやぶさ斬りは悪くない特技ではあるものの、やはり★5の武器で使える特技のほうが、間違いなく強力。とくに、全体攻撃でトップクラスのダメージを叩き出す“月影の大鎌”(常闇のやりで習得)や“天下無双”(メタスラのオノで習得)などは、バトルマスター向きかつ強力なので、持っていればそちらが主力になるはずだ。

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見た目のカッコよさもさることながら、245%の全体攻撃はヤバすぎるでしょ。しかも、攻撃力に特化したバトルマスターが放つのだから……。

賢者の注目すべきスキルや特殊効果

 賢者で注目すべきは、レベル40で習得する魔力かくせい。呪文で与えるダメージを大きくアップさせられるので、魔法使い的な使い方をする場合は1ターン目から使ったほうがいい。

敵1体に強力なダメージを与えられそうなドルクマも悪くない呪文なのだが、魔力かくせいが真価を発揮するのは、マヒャド(ゴシックパラソルと書聖のつえで習得)や、ドルモーア(りゅうおうのつえで習得)、メラゾーマ(書聖のつえで習得)あたりと組み合わせたときだろう(書聖のつえはジェムをガンガン使ってでもゲットすべきだったかも……)。なお、ベホイミを覚えるので、回復役としても優秀だ。

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魔力かくせいした呪文にやまびこ効果がかかれば……そりゃあもう、すさまじいダメージになることでしょう。

 惜しむらくは、魔法使いが使えたバイシオンが使えないこと。現状、バイシオンは強敵相手には欠かせない呪文なので、これはかなり残念なのだが(すてみで上げた攻撃力の更新ができないので)、“バイシオンと強力な攻撃呪文が使える杖”が実装されたりすると評価が一転すること間違いなしなので、今後に期待したい。

レンジャーの注目すべきスキルや特殊効果

 敵1体への攻撃手段としてはまずまずのタイガークローに加え、相手に猛毒を付与できるヴァイパーファング、さらに全体攻撃手段として優秀なデュアルカッターと、どんな武器を装備しても欠点をカバーするような特技を習得してくれるのが、レンジャーのメリット。

 しかし、最大の注目ポイントは、ブレスダメージを軽減できるフバーハを覚えることだろう。ブレス攻撃を使う強敵はおそらく今後も出てくるハズ。そんなときはレンジャーの有無で戦局が大きく変わりそうなので、ぜひともパーティの中でひとりはレンジャーになれるようにしておきたいところだ。筆者もがんばる。

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「仲間全員の」ってところがポイント。これを2段階かけられれば、相当ラクになる敵もいると思うんです。

 なお、レンジャーの習得するスキルの中で微妙なのは、ジバリカ。レベルが上がればそのダメージは最大1.5倍になるのだが、対象が敵1体ということも考えると、使い勝手がいいとは言えないかも? ただ、全体攻撃のジバリーナ(キラーピアスで習得)と組み合わせたら輝く可能性も……? 実際に使ってないので、フワフワした評価でスミマセン。

これから上級職を目指す人と、絶賛上級職プレイ中の人にアドバイス

 上級職についていろいろ語ってきたが、まだ上級職を目指しているという人も多いだろう。そんな方にアドバイス。それは、“ノープランでこころを処理するな”だ。なぜなら、上級職では最大4つのこころを装備できるようになるため、こころの数が足りなくなりがちになるから!

 ときには優秀なこころを複数手に入れて、すぐさまグレードアップしたくなることもあるだろう。だが、グレードアップ後に同種のこころが何も残らない……なんて場合は、要注意。上級職で装備できるこころが増えると、誰かにグレードSのこころを1個だけ装備させるより、グレードAのこころを複数装備させたほうが、パーティとしての総合力が高まるケースがある。

 グレードSにするなとは言わないが、優秀なこころはたとえ片方のグレードが少々落ちたとしても、2個以上キープできるようにしておくと安心だ。さらに言えば、そんなに強くないこころでもいちおう持っておくと、より安心だろう。最大所持数は増やさざるを得ないけれど……。

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たとえ低コストでショボめのこころでも、残しておけば空きを埋めるのに役に立つことも。心珠にするのはしっかり考えてからのほうがいい。

 最後に、いち早く上級職のレベル上げに突入している人へのアドバイス。それはズバリ“いまのパーティのレベルより、推奨レベルが上のレベルのクエストを受けっぱなしの状態にしておこう”という点だ。

 上級職ができる状態ということはストーリーも進んでいるだろうし、それなりに永続スキルも持っているし、こころもある程度は揃っているはず。そういうパーティには、推奨レベルなどアテにならない。“強めだけど倒せなくはない敵”が出てくるクエストを受けておけば、それだけたくさんの経験値が得られるようになってお得だ。“モンスターずかん”の虹色狙いなどを目指しているのでなければ、ぜひワンランク上のバトルに挑んでいただきたい!

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上級職でプレイするころには、パーティの平均レベル15くらいでも、推奨レベル30の敵を倒せるようになっているはず!
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上級職は基本職よりレベルの上がりかたが遅いので、序盤から強めの敵を倒していく感じで丁度いい。どのくらい遅いかというと、基本職がレベル15になってもまだ14。この差はたぶん、どんどん開いていきます。

 そして! 上級職解放の興奮冷めやらぬなか、2020年1月30日から新イベントストーリー“あくま大王襲来 前編”がスタートした!! このイベントは「上級職ってナニ?」みたいな、冒険を始めたばかりのプレイヤーでも楽しめるものとなっているうえ、おもしろい仕掛けも満載だ。イベントのざっくりとした内容は……下の画像のような感じ。

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 もちろん、イベントの詳細に関しては、追ってリポート記事をお届けする予定。そちらもこうご期待!!

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※『ドラゴンクエストウォーク』は、Google Maps Platform gaming solutionを使用しています。
※『ドラゴンクエストウォーク』を遊ぶ際は、周囲の環境に十分気を付けてプレイしましょう。
※『ドラゴンクエストウォーク』は安全に遊んで頂くための機能「ウォークモード」を搭載しております。「ウォークモード」に設定することでスマートフォンの画面を操作しなくても、周囲のモンスターと自動的にオートバトルが実行されます。
また、モンスターとのバトル以外にも、近づいたかいふくスポットにも自動で触れるため、HPやMPの回復も自動的に行われます。