『マブラヴ オルタネイティヴ』の正統続編となる『マブラヴ インテグレート(仮)』の最新情報が、本日1月24日(金)に配信されたアージュの公式生放送番組“Still Breathing”第12回で発表された。

イメージボード2枚を解説

 番組では、原作者・吉宗鋼紀氏が20周年記念イベントで公開したイメージボードについて解説を行った。

月面ハイヴと地球のイメージボード

『マブラヴ インテグレート』イメージボードの多脚戦術機を吉宗鋼紀氏が解説_01

 まずは放送第10回で公開された地球と月面ハイヴが描かれたイメージボードのおさらいから。以下で吉宗氏の発言をピックアップしてお届けする。

【注目ポイント】

  • ユーラシア大陸がBETAにならされてしまったため乾燥しきっており雲がない(沿岸部にはある)
  • 佐渡島が存在しており、若干位置が違う点(『オルタ』の世界では消滅している)
  • ハイヴの周囲に人工的な建造物がある
  • ラフの段階ではスペーストランスポーターが何機か描かれていた
  • イメージボードの月には光線級の原種しか存在しないため、対空レーザーは撃たれない
  • オルタネイティヴ5計画用に作った何隻もの艦で包囲して質量攻撃を行い、戦術機を投入して反応炉を制圧した
  • 月面基地を拡充してG元素を取り出し、火星攻略用の宇宙船を組み立てている
  • 主導はアメリカ
  • この月は、“MOON WAR II 地獄を我が手に”イベントのあとのもの

ハイヴ内の戦術機が描かれたイメージボード

『マブラヴ インテグレート』イメージボードの多脚戦術機を吉宗鋼紀氏が解説_02

 今週の本命は、ハイヴ内で戦闘に備える戦術機たちが描かれたイメージボード。以下で吉宗氏による戦術機の解説についてピックアップしてお届けする。

【注目ポイント】

(1)MiG-29かMiG-31のような機体

  • 長刀はYF-23用、頭に追加のセンサー、メインモニターはラプターのような複眼構造と魔改造されている
  • 密集戦では複眼型が有利のため、そういった場所で何度も戦ってきた部隊と思われる
  • 上腕の内部シースだった部分に折り畳み式のペンチのようなものが存在。重機のような役割があり、後ろ2機が背負っているコンテナのようなものと何かの作業をする
  • 機体にはグラフィティがある。正規の部隊のグラフィティではない
  • 樹脂製の関節を覆うカバーは劣化が激しいのかテープのようなもので補強
  • 整備が比較的しやすく耐久性が高いロシア製の機体が多い

(2)MiG-23かMiG-27のような機体

  • ストライク・イーグルになってからラプターと同じジャンプユニットに換装されているが、新しくなる前のジャンプユニットを装備
  • いろいろな部品を混ぜている。すべてアメリカ規格のため少しの改造で流用できる
  • キャタピラの腹帯のような追加装甲と足にはスモークディスチャージャー、右肩もグレネードディスチャージャーかライトを装着
  • 腕のテープのようなものはグラフィティ

(3)中央の多脚戦術機

  • 機体がキレイなのはウェザリングを忘れたため
  • 多脚型戦術機の設定は明示されていたが、イラストとしては初めて公開
  • 当初は6脚、8脚の輸送機はハイヴ攻略用に専用のシャシーで作られていたが、量産効果と生存性を考慮して、ジャンプユニットのジョイント部分を応用して下半身をもう1つ付けている(戦術機の下半身を量産している)
  • 危険な時は後ろの下半身をパージ。前の戦術機だけで撤退できる
  • 積載量を確保するためにジャンプユニットも4つ付いている
  • 出力不足で苦しんだサンダーボルトなどの反省もあり、量産性の高いものででっち上げた機体
  • 背負っているコンテナは戦術機が戦場で補給する自立式補給コンテナを完全縮小したもの
  • コンテナの横にはスペアの長刀(4本)をマウント
  • 実用性と信頼性があるものを拡大縮小・転用・流用して経済効果を高めていることが本CG1枚でわかる
  • 電磁投射砲を1門持っており、上部にセントリーガン2つ、しっぽの位置に突撃砲とガンマウントで高方面をカバー、股の下にガトリングガンが付いている
  • 支援戦力としては相当なもので、輸送機にもなれるしガンシップにもなれる(今回の輸送は後ろのMiG-23が担当している模様)

(4)その他

  • 奥はMiG-27(肩はMiG-23)の魔改造機
  • これほど魔改造している部隊が、はたして正規軍なのか……

 この他のイメージボードについては、また別の会の生放送で解説される予定だ。