PC向けオンラインRPG『黒い砂漠』では、2020年1月22日に予定されているアップデートで、19番目の新クラス“ガーディアン”が実装される。

 これに先立ち、運営のゲームオンはメディア向けの先行体験会を実施。戦闘斧を操るガチムチ姉貴の強靭かつ華麗な戦闘スタイルをいち早くプレイできたので、その模様をご報告しよう。

『黒い砂漠』ガチムチお姉さん“ガーディアン”が降誕。返り血を活力に変える永久機関型の戦闘スタイルをリポート【賞品付き謎解きクイズあり】_01
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ガーディアンは“闇の精霊”との契約により、たぐいまれな能力を得た女性。母たる古代龍の双翼を折った神への復讐を果たすべく、聖なる火花“イニックス”の奪還を目指す。
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鉄壁の防御を誇る“超重量級”クラス。詳細は後述するが、攻撃と回復を並行して行えるのが持ち味だ。
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こちらはキャラクター作成画面。デフォルトで全身にタトゥーが刻まれていた。タトゥーは複数の種類があり、なしにもできる。
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『黒い砂漠』ではキャラクターを筋肉質にもできる。マッチョな見た目にするのか、あるいはスマートなルックスに仕上げるのかはプレイヤー次第だ。
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武具のサンプルを試着したときの見た目は、このような感じ。

 なお、この日にプレイできたのは、ローカライズが行われる前の海外バージョン。国内版の仕様と異なる可能性があるので、あらかじめご了承願いたい。また技の名称についても、日本語表記がゲーム内で確認できなかったためコマンドのみを記載していく。

後退や回避はほぼ不要。ひたすら攻めるのみ!

 フィールド上での戦いを体験する前に、取材に同席したGMモスグリーン氏がガーディアンの特徴をかいつまんで説明してくれた。まずはその内容からご紹介しよう。

GMモスグリーン氏の解説(要旨):
ガーディアンは、大きな戦闘斧を用いた力強い攻撃で敵を制圧する近接系クラスです。すばやい動きを得意とするクラスが多い『黒い砂漠』の中にあって、ゆったりとしたモーションからくり出される重い攻撃を身上とします。

 たんに攻撃が重いだけではなく、スーパーアーマーの技を多く持つほか、敵にダメージを与えるたびにHPが回復する独自のパッシブスキルも持っています。複数の敵が押し寄せてきても、ひるむことなく前進を続けることが可能です。

 ヒットアンドアウェイをここまで必要としないクラスは、もしかしたら初めてかもしれません。

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 ガッチリとした体型のガーディアンは、ジャイアントに近いイメージを持たれる方もいるかと思います。ですが、たとえば横方向への動作はジャイアントよりも遅めだったりするので、実際に触ったときの感覚は大きく異なります。

 いままでは敵と交戦状態に入ったらいったん後退し、攻撃対象の背面および側面に回り込んでから範囲攻撃をお見舞いする……そんな戦闘スタイルが多かったと思いますが、ガーディアンは正面からガンガン押していけます。さほど繊細な立ち回りを必要としないため、操作難度は全体的に低めです。

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レーダーチャートが示す通り、ガーディアンは突出した攻撃力を誇る。
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今回の新クラスの代表的なスキル。名称はすべて仮のものだ。

 以上のレクチャーを受けたうえでプレイ開始。実際に技をくり出してみると、たしかに威力の高さはバツグンだが、戦闘斧を振りかぶるモーションが大きいため、攻撃判定の発生にいくぶん遅さを感じた。

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コマンドを入力した後、ワンテンポ置いてから攻撃判定が発生するイメージだ。

 ただしそれは、『黒い砂漠』のほかのクラスと比較した際に感じる遅さであって、アクション要素を含む一般的なゲームに登場する“超重量級”キャラクターの感覚で操作すると、さほど違和感はない。

 むしろ、攻撃が命中した際のヒットストップの演出も相まって、パワフルな攻撃で大ダメージを与えていく展開がたまらなく気持ちいい。ガーディアンを少し操作できるようになると、「こういう特徴のキャラクターが、なぜ本作にいままで存在しなかったのだろう」と思えてくるほどだ。

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 ガーディアンがほかのクラスと異なる点は、ほかにもある。それは、GMモスグリーン氏が述べていた通り、攻撃を当てるたびにHPが回復するため、回避を行う必要がほとんどないこと。

 敵の群れに跳び込むと、当然ながらすぐにガチンコの殴り合いになるのだが、それこそガーディアンがもっとも得意とするシチュエーション。特殊なパッシブスキルを持つおかげで、眼前の相手を叩くたびに、失われたHPが回復していくのだ。

 リリースまでに調整が加えられる可能性はあるが、自身と同等もしくは少し格上程度の相手であれば、受けたダメージと同じくらいか、あるいはそれ以上のHPを取り戻せた。体力をリカバーすべく後方に退く必要がほとんどないので、よほど手ごわい敵でない限り、休みなく攻撃を続けられる。

 これらの利点のおかげで、ガーディアンは眼前の敵を戦闘斧でひたすら殴りまくるという、シンプルでわかりやすいバトルが楽しめる。狩りの最中にうっかり戦闘不能になることも少なそうなので、そういう意味でもストレスはない。

 初心者だけでなく、頭の中を空っぽにして気楽にプレイしたいベテランプレイヤーにもオススメできそうだ。

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スーパーアーマー特性を持ったスキルが多いので、ボコボコに殴られていても反撃さえ絶やさなければ確実にHPを回復できる。

 ちなみに、敵1体を攻撃した際と、複数の相手にまとめてダメージを与えた場合とでは、HPの回復量に違いは見られなかった。1回の攻撃で回復できるHPの量は、敵の数に関係なくつねに一定のようだ。

 ガーディアンのスキルは片手技と両手技の2タイプがあり、タイプによって回復量が異なる模様。残り体力が少なくなってきたら、“両手攻撃”を軸に据えた立ち回りを意識したほうがいいかもしれない。

猪突猛進をさらに後押しするスキルも充実

 冒頭から述べている通り、ガーディアンは敵に密着して大暴れするだけで戦いを有利に進められる。状況に応じた立ち回りをさほど気にしなくてもバトルが成立するので、一見すると大味なクラスのように感じられるが、そう言い切れない面もある。

 操作に慣れてくると“より多くの敵を範囲攻撃に巻き込む気持ちよさ”に気づく。この快感をあらゆる場面で味わおうとすると、上手に敵を集めながら戦うことが重要になる。ガーディアンはそのためのスキルが充実しており、中でも多用できそうなのが、前方に跳躍してから戦闘斧で大地を叩く技だ。

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着地と同時に、扇状の範囲攻撃が発生する。

 Wキー+右クリックで発動するこのスキルは、ジャンプによる移動距離が長いうえに攻撃範囲も広いので、モブの群れに最初の一撃を見舞う技として便利。敵集団の前面にこのスキルで跳び込んだ後、応戦を試みる相手を返り討ちにしていく作戦が有効だった。

 敵集団に接近する手段としてつぎに活用できたのが、Wキー+Fキーでくり出される突進技。ジャイアントの溶岩貫通に似た性質を持つスキルだ。この技で敵中に駆け込み、あえて包囲された状態を作り出した後、範囲技で攻撃しつつHPを回復。対象を掃討したら、突進技を再度使って近隣の別の集団に殴り込みを掛けるのだ。

 このように、いわゆるモブ狩りの際の移動手段として用いることで、フィールド上での戦闘を円滑に進められた。

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盾を構えたまま前進するので、ピンチに陥った際の離脱技としても重宝する。なお、GMモスグリーン氏によると、突進中に飛び蹴りを放つこともできるらしい。

 ここまで紹介してきたふたつのスキルは、みずからが敵陣に躍り込むタイプの技だが、じつはその逆の性質を持つ技も存在する。Sキー+Fキーのコマンドを入力すると、周辺の敵をガーディアンのすぐ近くまで引き寄せた後、間髪入れずに範囲攻撃を放つのだ。

 周囲の敵をキャラクター前方の近い位置に引き寄せるので、その後の攻撃が当てやすいというオマケまでついている。

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ガーディアンが斧を掲げると、遠くの敵が瞬時に吸い寄せられる。

 あえて弱点を挙げるとすれば、より多くの敵を引き寄せたいと思ったときに、若干の位置調整が必要になる点。

 しかし、この問題はサイドステップで解決できるので、取り立てて気にするほどでもない。

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横に回避するようなスキルはガーディアンにもあるが、やや移動スピードが遅い印象。回避手段と言うより、位置を調整する目的で用いることが多くなりそう。

 重量感のある動きを理解し、それを克服した先に楽しさが待っている……ガーディアンはそんなクセのあるクラスかと思っていたが、実際はまったくの逆。眼前の敵を斬り倒す爽快感がストレートに味わえる、シンプルでわかりやすい職業だった。

 個人的には、残りHPをさほど気にせず、リラックスした状態でモブと戦い続けられる点に魅力を感じた。あまりにも快適すぎて、血で血を洗うバトルを楽しんでいるはずなのに、まるで“癒しの映像”を鑑賞しているような気分に浸れたほどだ(※)。

※編注:たぶん言い過ぎです。

 2019年1月22日の実装日を迎えたら、頭の中を空っぽにして、ガーディアンでただひたすら大暴れしてみてはいかがだろう。『黒い砂漠』のバトルシーンにおける新たな一面に出会えるはずだ。

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 高額賞品が当たるイベントが本格始動するだけでなく、新クラスのガーディアンがお目見えするなど、『黒い砂漠』は2020年の冒頭から猛チャージを掛けている。これからもプレイヤーを驚かせる施策やアップデートが発表されるはずなので、高まる気持ちを抑えながら今後の展開を待ちたい。