2019年12月8日、東京・秋葉原のアイ・カフェ AKIBA PLACEにて、ゲームオンが運営するPC用オンラインPRG『ArcheAge(アーキエイジ)』の新適性“暗影”の先行試遊イベントが開催された。

 『ArcheAge』では、“格闘”や“魔法”、“野生”などの適性から3つを選択することで職業が決定する仕組みとなっている。今回のイベントで試遊できた“暗影”は、12月18日に実施予定の大型アップデート“ArcheAge6.0 戦慄の暗躍者”で追加される新適性。近接武器を主体に戦い、機動力に長けたものとなっている。

『アーキエイジ』忍者のような新適性“暗影”先行体験リポート。石元P「格闘との相性が抜群」_01
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会場となったアイ・カフェ AKIBA PLACE。
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事前登録不要で開催された本イベント。試遊スペースでは一般参加者が暗影の触り心地を試していた。

 筆者も実際に暗影を触れてみたところ、移動スキルが豊富で、操作していてとにかく爽快だった。

 瞬時に敵に近づいて、高火力のスキルで一気にダメージを叩き出す……そんな“忍者”のような戦いかたもできる、非常に魅力あふれる適性となっている。

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 瞬間的な火力に優れたスキルも揃っており、まさに近接アタッカーといった具合。ただし、ノンターゲティングのスキルが多いため、むやみに連発しているとあらぬ方向に突進をくり出してしまうことも……。

 加えて、特定スキルのヒット後に、続く攻撃のダメージがアップするバフが付与されたりと、スキルを放つ順番も重要。最大効果を発揮させるための難度はなかなか高めに感じた。

 性能を引き出すには練度が重要になりそうだが、使いこなせれば縦横無尽に動き回るアタッカーとして活躍できそうだ。

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 また、暗影ならではのユニークなスキルも印象的だった。

 任意の位置に瞬時に移動でき、5秒以内に再使用することで元の場所に戻れる“急襲”や、位置を指定してそこに入ると身を隠せる“闇の天幕”などは、対人戦で相手を翻弄できそうだ。

 さらに、MPを2倍消費することで直前に使ったスキルを再使用可能な“影鏡”など、使いどころしだいで大きな効果が期待できるスキルも存在。研究しがいのある適性であることは間違いなさそうだ。

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 今回のイベントには『ArcheAge』日本運営プロデューサーの石元一輝氏も参加。石元氏に“暗影”の特徴やオススメ適性の組み合わせを聞いてみた。

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『ArcheAge』日本運営プロデューサーの石元一輝氏。インタビュー文中は石元。

――“暗影”の特徴を教えてください。

石元近接火力職にあたる適性で、高い機動力と、いままでなかった左手武器の攻撃力を上げるスキルを持っているのが大きな特徴です。“影鏡”は“暗影”のスキルを再使用できるスキル。戦術の幅を広げてくれると思います。

――接近火力系の適性といえば“格闘”がありますが、違いはどういった部分にありますか?

石元“格闘”との違いは、ノンターゲティングのスキルと機動力の高いスキルが多いところですね。“暗影”はトリッキーな動きが特徴で、若干、テクニカルなスキル構成となっています。機動力に特化しているぶん、火力は格闘にやや劣るイメージです。

――“暗影”を含んだオススメの適性の組み合わせを教えてください!

石元近接火力ということで、“格闘”との相性がバツグンです。魔法や弓との組み合わせも試してみたのですが、機動力は高くなるものの、火力が上がったり、状態異常にしやすくなるようなこともなかったので、相性としては“格闘”が抜きん出ていると感じましたね。

――純粋に火力を伸ばすのがいいと。

石元機動力も高くなっていて、相手の裏を取るようなスキルも用意されています。一気に敵との距離を詰めて、攻撃してから即座に逃げる戦いかたもできるようになっているので、シンプルに火力を伸ばすのがいいかなと。

――一気に逃げられるということは、“鉄壁”との組み合わせにも可能性を感じるのですが、いかがでしょう?

石元使いようによってはありかもしれませんが、直接的なシナジーは感じなかったかなと思います。前線を押し上げるために機動力を活かせるのですが、自分自身を守ったり、相手にデバフを付与して維持するといった戦いを得意とするわけではないので、相乗効果という面ではあまり効果的ではないかもしれません。

――デバフを付与するスキルも少ないですよね。

石元あるにはありますが、継続的なダメージを与えるDoTではなく、相手を転倒させたりみたいな鈍足系のデバフが多いですね。ですので、各メイン適性の機動力を上げる感じがいいかもしれません。機動力を底上げして、自分の命を守るために使ったり、いままであと一歩届かなかったところまで攻め込めたり、そういった運用方法がおもになるかなと。

――そうなると、“使命”との組み合わせもよさそうですね。

石元そうですね。自分が触った感じですと、“暗影”+“格闘”+“使命”の組み合わせが使い勝手がよさそうだなと。今回のイベントに来場された方も、その組み合わせで遊んでいる方が多いようです。

――いまの火力職ですと“ロマン”を組み合わせることが多いですが、“ロマン”との相性はいかがでしょう?

石元“ロマン”とのシナジーはそこまでなさそうですね。これも使いかたしだいなのでしょうが、自分としては“使命”との組み合わせのほうが使い勝手がいいと思いました。

――最後に、12月18日に実装予定のアップデート“ArcheAge6.0 戦慄の暗躍者”の注目ポイントを教えてください。

石元新たな適性である“暗影”が追加されることによって、プレイフィールが大幅に変わることが、大きなポイントです。ほかにも、“攻城戦”が加わることが大きな変更点かなと。

 これまでは遠征隊(ギルド) VS 遠征隊という形式だったので、遠征隊に入らないと対人戦に参加できませんでした。“攻城戦”追加によって、さまざまなプレイヤーが気軽に参加できるようになります。プレイヤーの方々が、自分の勢力のために戦うことがモチベーションの向上につながるかと思います。ぜひ楽しみにしていてください。