DMM GAMESより2019年12月19日発売予定のプレイステーション4用リアルタイムストラテジー『アンセスターズレガシー』。本作の発売を前に決起集会(という名の完成披露発表会)が、東京・西荻窪のブリティッシュパブ“オールズアロウ”にて開催された。
会場は特別なイベント会場とかではなく、ややこじんまりとした正真正銘のパブ。中世の酒場に足を踏み入れたような店内に、プレイステーション4をセットした試遊スペースが設けられている……。なんという世界観。
「なんなんだ、この空間は……」と思うか思わないかのうちに、イベントスタッフから珍妙な毛糸の布地っぽいものをサッと手渡された。
ひげ&角つきの特製ニット帽だった。
かくして、会場を訪れた各メディアの取材陣は皆、バイキングの一味となった。「なんだ、これ」とバイキングたちがイベントの先行きを不安に感じ……もとい、見守るなか、本作のプロデューサーを務めるDMM GAMESの早稲田誠氏が登場。
ここで早稲田氏が、本作の見どころをバイキング姿のまま説明(口調はいたって普通に)。
『アンセスターズレガシー』は中世ヨーロッパを舞台にした、史実にもとづくリアルタイムストラテジー(RTS)で、PC(Steam)で発売されて高い評価を受けている作品。このたびDMM GAMESがローカライズを手掛け、日本語版としてプレイステーション4で2019年12月19日に発売される。
“襲撃、略奪、死闘。血湧き肉躍るRTS”のキャッチコピー通り、男臭い戦いが描かれる。600年~1500年ごろのヨーロッパでくり広げられた、血生臭い戦いや殺戮をRTSに落とし込んだ作品に仕上がっているとのこと。
PS4版の発売にあたって各種チューンアップが行われており、UIを全面的に作り直しているほか、操作面でもコントローラー向けに最適化を施し、たとえばボタンひとつでつぎの部隊を選択できたり、リングメニューを表示して素早く行動を選べたりといったことが可能。各種ショートカットキーも充実しており、PC版でのマウス+キーボード操作に引けを取らないくらい、スピーディーな操作が可能だという。
RTSと言えば、小さなユニットが部隊を編成し、マップのいたるところでゴチャゴチャと動いている印象があるが、本作ではそのひとりひとりに600以上のアニメーションが施され、戦況や装備によってそれぞれが異なる動きを見せる。ズーム機能で拡大表示させると、その緻密さがありありとわかる。これを見ているだけで楽しいが、見とれているとマップのどこかで襲撃を受けていたりするので注意。
また、本作はシングルキャンペーンのシナリオも充実。バイキング、スラブ、アングロサクソン、ゲルマンの4つの勢力があり、各勢力に2名のヒーローキャラクターが存在する。ヒーローひとりにつき、5章のシナリオが用意され、合計で40章からなるキャンペーンを堪能できるとのことだ。それぞれのシナリオが史実にもとづいたものになっているので、「歴史好きや中世好きにもおすすめのタイトルだぜ! おい!」と早稲田氏はアピールしていた(早稲田氏の口調があまりに丁寧だったので、語尾を脚色しました)。
マルチプレイにも対応しており、アメリカやヨーロッパなど世界中のプレイヤーとのマッチが楽しめる。「ぜひとも冬休みにじっくりと腰を据えて楽しめよ! おい!」と早稲田氏はしめくくった。語尾は(略)。
さて、今回のイベントの会場がなぜこのお店(オールドアロウ)になったかと言えば、同じく中世ヨーロッパを舞台にしたDMM GAMESの『キングダムカム・デリバランス』の発表時に、その話題をお店側がリツイートしたことがきっかけとのこと。そのことを覚えていた早稲田氏が今回、この場所に決めたということだ。ええ話や。
イベント後は、オールドアロウさんご自慢の料理が振る舞われ、腹を空かせたバイキングたちは襲撃するがごとく、その胃を肉と酒で満たすのだった。略奪じゃーい!
■お店情報
店舗名:オールドアロウ
営業日:月水木金 18:00-24:00
土日祝月は15:00から
日月祝は23:00まで 火曜定休
アクセス:東京都杉並区西荻北3-14-2 深山ビルB1
公式ツイッター:@The_Old_Arrow
公式ブログ:https://ameblo.jp/oldarrow/