『ワールドフリッパー』は、サイゲームスとシテイルのタッグが手掛ける、スマホ向けの新作アクションゲーム。記憶喪失の少年アルクと、彼に付き添う謎の少女ステラ、そして獣の姿に変えられた元勇者ライトが出会うとき、いくつもの世界を巡る壮大な旅が始まる。

ピンボールをモチーフにした爽快アクション!

運命に引き寄せられた少年
アルク
声:逢坂良太
星見の街に現れるまでの記憶をなくしてしまった少年。 機転が利くが、人の顔色をうかがいながら行動する側面も。 ステラとともに、ライトを元の世界へと連れて行く旅へと踏み出す。
世界の鍵を握る純粋な少女
ステラ
声:相坂優歌
新世界への跳躍を可能にする、“ワールドフリッパー”を動かす力を持つ、謎多き少女。 アルクの後押しから、ともに世界を渡る旅に出る。 表現が苦手で、愚直に行動してしまうこともあるが、人一倍素直な性格。
獣に変えられた元・勇者
ライト
声:稲川英里
ワールドフリッパーから突如現れた、勇者を名乗る動物。 外見とは裏腹に責任感に溢れ、困った人を放っておけない。 魔王との再戦を願い、自分の世界へ帰るため、アルクとステラとともに旅に出る。

 本作のメディア向け体験会では、ふたつの端末を使ってゲームの序盤と、最大3人のプレイヤーと共闘できるボスバトルがプレイできた。ここからは、記事担当ライターによるジャイアント黒田のプレイリポートで、作品の魅力をお伝えしたい。

カジュアルなイラストとドット絵で表現された世界

 序盤を遊び始めて印象的だったのが、キャラクターや世界観、戦闘のビジュアルにドット絵を取り入れている点だ。30代半ばを過ぎた筆者のような世代には、ドット絵は懐かしい表現方法だろう。だが、『Minecraft(マインクラフト)』が世界的にヒットしたいま、若い世代にとってドット絵は、表現方法のひとつでしかない。そう考えた本作の開発チームは、キャラクターや世界観の魅力を伝えるベストな方法として、ドット絵を選択したのだという。

 メインストーリーは章仕立てになっており、会話が発生するイベントと、バトルをくり返しながら進めていく。イベントは、イラストとドット絵のキャラクターがくり広げる作りになっており、カラフルな登場人物たちが動き回る演出は、賑やかで見ていて飽きない。また、小さなドット絵にしたのは、本作独自のバトルシステム(詳細は後述)と見た目のうえでも相性がいいと感じた。

キャラクターはもちろん、世界観のビジュアルもドット絵で表現。筆者と歳が近ければ、新しさの中に懐かしさも感じてもらえるハズ。

 ストーリーを進めたり、ガチャを引いたりして登場するキャラクターも個性豊か。かっこいい、渋い、きれい、かわいい、ドラゴン、メカなど、いろいろな要素を持ったキャラクターが多数登場し、カジュアルなイラストとドット絵、さらにキャラクターを掘り下げる個別のエピソードで、登場人物たちの魅力をより深く体感できる作りになっている。

ムラクモ/声:渡辺 紘
フィリア/声:芹澤 優
ヴェロン/声:最上嗣生
ネフティム/声:茅野愛衣
ベルセティア/声:上坂すみれ
ヴァーグナー/声:武内駿輔
登場人物たちを掘り下げるエピソードのストーリー。エピソードは、特定の条件を満たすと解放される仕組みだ。

 キャラクター一覧の中には、サイゲームスの人気タイトル『シャドウバース』や『グランブルーファンタジー』で活躍するコラボキャラクターの姿も! 原作とは異なるビジュアルで、新たなエピソードが体験できるので、原作ファンの方は本作でもお気に入りのコラボキャラクターを仲間にしてほしい。

アリサ(『シャドウバース』より)/声:優木かな。チュートリアルでアリサを仲間にできるのも、ファンにはやさしい作り。
カリオストロ(『グランブルーファンタジー』より)/声:丹下 桜
クラリス(『グランブルーファンタジー』より)/声:佐倉綾音

 短い時間の中で、しっかりチェックすることはできなかったが、本作はキャラクターの育成システムも複数の要素が用意されていた。育成システムは、大きく分けてキャラクターの成長に関するものと、武器の強化に関するのもの2軸のようだ。

 キャラクターの成長には、レベルを上げる、レベルの上限を上げてさらに強化する(オーバーリミット)ほかに、ボードゲームのようなマスを進みながらキャラクターを鍛えるアビリティの習得が存在。バトルで集めたマナや素材を使ってアビリティとスキルを習得でき、これらをすべて解放するとキャラクターは進化できる。進化後は、最大HPと攻撃力が上昇するので、さらなる活躍が期待できるだろう。

ボードゲームのようなマスを進みながら、アビリティやスキルを習得していく。ルートは分岐しており、同じキャラクターでもプレイスタイルに応じて異なる育成が楽しめる。

 また、武器の強化は、重複した武器を素材に使って武器を覚醒することで強くしていく。武器を装備すると、キャラクターの能力が上昇するほか、アビリティが追加される。武器は、メインストーリーのバトルでも入手できたが、武器専用のガチャも用意されていた。ガチャからはレアリティの高い強力な武器も獲得できるようだ。キャラクターと武器のどちらのガチャを引くのか。サービス開始後は、プレイスタイルに応じてガチャが楽しめそうだ。

ピンボールを爽快なアクションに進化させたバトルシステム

 本作の戦闘は、ゲームのタイトル通り、“フリッパー”でボールを弾いてスコアを競う“ピンボール”の要素が取り入れられている。ただし、プレイヤーが弾くのはボールではなく、ボールに見立てたキャラクターだ。画面をタップするとフリッパーが動くので、弾いたキャラクターを敵にぶつけてダメージを与えていき、倒すとステージをクリアーできる。

ボールのように、ステージ上を動き回るキャラクターたち。丸っこいデザインは、ボールのように見えて非常にキュート。前述した通り、キャラクターを小さく表現しており、ステージ上の視認性が損なわれていないのも好印象だ。

 ピンボールはシンプルなゲームだが、本作のバトルシステムはじつに奥が深い。特徴的なのが、弾いたキャラクターを近くの敵に体当たりさせるダッシュの要素だ。ダッシュが可能になると、以下のようにキャラクターの周囲に白いカーソルが表示される。このとき画面をタップするとダッシュが発動。軌道を変えて近くの敵めがけて体当りしてくれる。

先頭のキャラクターに白いカーソルが表示されると、ダッシュをくり出せる合図。

 このダッシュは、強敵の弱点を狙うのにピッタリの攻撃手段。キャラクターを敵の弱点にうまくぶつけると、敵をブレイクさせて大技を止めたり、攻め続けたりできる。フリッパーで弱点の近くに弾いて、ダッシュで弱点を攻撃できたときの爽快感はひとしおだ。

画面左の頭部に表示されているのが、この強敵の弱点。この場所を5カウント以内に攻撃すると、ブレイク状態にできる。

 ダッシュやブレイクのほかにも、バトル中はキャラクターごとに用意されたスキルが使えるほか、コンボをつなげることでキャラクターを弾くときに強力な攻撃を放ったり、ステージにギミックが登場して敵にダメージを与えやすくなったりするといった要素も存在。敵を短時間でブレイクさせる、スキルの発動タイミングを見極めるといったプレイヤースキルも要求されるので、これまでのピンボールをモチーフにしたゲームとは、一線を画す爽快な体験ができた。

パーティーにはメイン3人、サブ3人の6人を編成できる。サブを編成すると、メインキャラクターの能力を強化してくれるうえ、ふたりのスキルが発動してより強力に! スキルの相性で組み合わせを考えるといった楽しみもある。
コンボをつなげるとフリッパーの色が変わっていくほか、画面中央下のゲージが溜まっていく。フリッパーの色が変わったときにキャラクターを弾くと、強力な攻撃になる。また、ゲージが溜まるとステージにギミックが登場し、敵にダメージを与えやすくなる。

強敵のボスと戦うマルチプレイも熱い!

 ストーリーを進めるとボスバトルが開放される。これは最大3人のプレイヤーとボスに挑む、マルチプレイのコンテンツ(ひとりでも挑める)。オンラインで仲間を募集してチャレンジできるほか、端末を持ち寄って顔を合わせながら遊ぶことも可能。戦えるボスの種類はストーリーを進めると増えていき、ボスごとに初級、中級、上級といった難易度が用意されている。

体験会では、8種類のボスが登場。この端末では、オロチが最強のボスとして用意されていた。下のボスほど難易度が低く、倒しやすくなっている。

 メディア体験会の最後には、3人ひと組のチームを組んで好きなボスにチャレンジできた。マルチプレイのバトルはリアルタイムで進行。端末の画面には、自分のパーティーのほかに、仲間が操作するパーティーもリアルタイムで表示される。ひとりで遊んだときとの大きな違いは、やはり仲間と連携できる点。自分のミスを仲間がフォローしてくれるなど、マルチプレイならではの助け合いを通して、初対面のメンバーとも距離がグッと近くなった気がする。調子にのってオロチに挑み、まったく刃が立たなかったのもいい笑い話に(苦笑)。

ボスバトルには、メーカーが用意してくれたデータでプレイ。キャラクターはある程度育成されていたが、オロチには歯が立たなかった。ちなみに、HPがゼロになった仲間は画面上に棺桶が表示される。この棺桶を既定の回数、攻撃すると仲間を復活させられる。

 現場でサポートしてくれたスタッフによると、オロチを倒すには仲間との連携はもちろん、アビリティの組み合わせを意識したパーティー編成やキャラクター、武器の強化も重要になるそう。当然ながら、2時間程度の体験会では触れきれていない要素が数多く存在する。サービス開始後に、本作をじっくりプレイできる日が待ち遠しい。当面は、打倒オロチを目標にがんばる所存なので、マルチプレイでごいっしょした方は、どうぞよろしくお願いします!

AppStore(2019年11月26日12時以降先行ダウンロード開始予定)Google Play store(2019年11月26日12時以降先行ダウンロード開始予定)