今回のとっておきインディーは、ガチョウとなって村人を困らせるPanicのNintendo Switch、PC、Mac向けダウンロード専売タイトルアクションゲーム『Untitled Goose Game ~いたずらガチョウがやって来た!~』を紹介(開発:House House)。悪巧みが大好きだと豪語するカナダ長田がお届けします。
平和な村にアイツがやって来た!
さあ、いたずらガチョウのお通りだ! 本作は、ガチョウを操作して、平穏に暮らす村人にいたずらを仕掛けていくというアクションゲーム。ガチョウには、“ToDo(すべきこと)”があり、モノを盗んだり、背後から鳴き声を上げて脅かしたりと、人々にさまざまないたずらを仕掛けていくことになる。
これだけいたずら好きなガチョウなので、当然のこと村の人々には警戒されており、いかにして人の目をかいくぐって、いたずらを成功させるか……といったステルス要素も。警戒している人の裏をかいて、見事いたずらを成功させ、驚き慌てふためく姿を見るのは快感。のどかな雰囲気の中でくり広げられるガチョウと人々の攻防劇はとにかく楽しい。誰しも心のなかに秘めているであろう、いたずら心を遠慮なく開放できる快作だ。
農園:ガチョウとおじさんの一騎打ち
本作は、各エリアのToDoを達成していくことで、先へと進むルートが開かれる。最初のエリアである農園では、“農園の中に侵入する”を筆頭に複数のToDoが用意されている。そこで対峙するのが、農作業をしているひとりのおじさん。ガチョウに農園を荒らさせまいとするおじさんに対し、ガチョウは作物を盗んだり、熊手を湖に落としたりと、さまざまないたずらを仕掛ける必要があるのだ。
クラーを止めるため外に出てきたのを見計らって、農園に侵入。
酒場:バレることなく侵入&いたずら
思う存分村人にいたずらをしながら先へ進んでいくと、酒場に到着。入口では店員のひとりが見張っているため、姿を隠しながら中に侵入しなければならない。ただし、店内にはほかにも店員がおり、中に入ることができても油断禁物。つねに厳戒態勢のため、見つかるとすぐに外へと追いやられる。店内では身を隠しながら客の椅子を引いたりするなど、隠密にいたずらを遂行していく必要があるのだ。