サービス開始から丸4年が経過し、さらなる盛り上がりを見せる『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』(以下、『デレステ』)。ライブシーンの演出が豪華になる“リッチモード”や、最大15人がいっせいに歌って踊る“GRAND LIVE”など、時代に合わせたアップデートを続け、多くのプロデューサー(『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)を魅了している。

 本記事では、2019年9月13日に『デレステ』でボイスが実装された、夢見りあむを演じる星希成奏さんのインタビューをお届けする。

 なお、大坪由佳さん(三村かな子役)と鈴木みのりさん(藤原肇役)のインタビューも公開中なので、そちらもチェックしてほしい。

星希成奏(ほしきせえな)

10月11日生まれ。福岡県出身。『BATON=RELAY』(神宮凛々花役)、舞台『初等教育ロイヤル』(伊藤さん役)などに出演。アイドルグループ“A応P”としても活躍。(文中は星希)

『アイマス シンデレラガールズ』星希成奏さん(夢見りあむ役)インタビュー。「私を通してりあむがそこにいるような、最高のパフォーマンスができるようにがんばります!」_02
『アイマス シンデレラガールズ』星希成奏さん(夢見りあむ役)インタビュー。「私を通してりあむがそこにいるような、最高のパフォーマンスができるようにがんばります!」_01
夢見りあむ

my favorite

  • Q. 好きなアイドルは?
    双葉杏ちゃん
  • Q. 好きな楽曲は?
    Shine!!
  • Q. 好きなMVは?
    バベル

りあむとの共通点は“アイドルでオタク”なところ

――『アイドルマスター』(以下、『アイマス』)や『シンデレラガールズ』のことは、以前からご存知でしたか?

星希『アイマス』シリーズは、PSPの『アイドルマスターSP』を友だちにプレイさせてもらっていました。そのときは、(菊地)真くんがお気に入りで、アニメも好きでしたね。かっこよさと、かわいさを両立している姿に憧れますし、かわいくなりたいと言ってがんばる姿も愛らしいです。『シンデレラガールズ』はテレビアニメの再放送を見てから詳しくなり、『デレステ』を遊び始めたのですが、りあむのオーディションを受けることになってからは、以前にも増してプレイするようになりました。

――りあむを見たときの第一印象はいかがでしたか?

星希第一印象は正直者というか、裏表がないんだろうなと思いました。アイドルって、キラキラしているイメージが強いじゃないですか。それなのにりあむはアイドルオタクで、「オタクは信用できない」とか、「ソースはぼく」とか、ネットスラングを多用していて。ふつうのアイドルだったら表に出さないような、素顔をはっきり見せているんです。

 私もアイドルグループで活動をしていますが、ライブに行くくらい大好きな女性声優さんがいたりするオタクでもあるので、包み隠さず活動するりあむの姿に惹かれましたし、共感することも多かったです。「(オタクだから)わかるわかるー!」って(笑)。

――(笑)。りあむは、作中のアイドルたちの中でも、ひときわ個性的ですよね。ソーシャルゲームの『シンデレラガールズ』のほうでは、“[水着商法]夢見りあむ」”というカードが実装されたりして。“水着商法”って言っちゃうんだと、驚きました。

星希でも、自分から水着商法と言っちゃうりあむの気持ちもわかるんです。私も写真撮影が苦手で、最初は「私の写真なんて誰が買うの?」と思ってましたから(苦笑)。ネガティブすぎて、自己暗示をかけたり、ネタに走ったりしないと乗り切れないんですよ。おそらく彼女は、水着商法だから水着を着るんだと、自分を励ましているんじゃないかな……? と思いました。

――ちなみに、本作のオーディションのときはどういった感じでしたか?

星希オーディションでも、りあむと重なる部分が多いとお伝えしました。自分がアイドルでオタクだからこそ、りあむの気持ちがわかりますし、プロデューサーさんたちの気持ちもわかったうえで演技ができますとアピールしました。

――彼女と重なるところが多いわけですね。では、演じるうえで意識している点は?

星希りあむはテンションの起伏が激しいので、ひとつのセリフに喜怒哀楽の感情がたくさん入るんです。たとえば、最初は泣いていたのに、途中でケロっと笑って、最後にシュンと落ち込んじゃうみたいな。それをうまく表現するようにしています。

 あとは、ネットでよくネタになる“オタク特有の早口”も意識してますね(笑)。りあむは、好きなことや自信のあることを言うときは、めちゃくちゃ早口でしゃべるんです。滑舌はもちろん大事なのですが、あえて言葉を詰まらせたりするなど、工夫するようにしています。

――りあむのセリフの中には、ネットスラングもよく出てきますよね。

星希私もネットスラングをふだんから使うんです。マネージャーさんに言葉の意味を聞かれて、説明することもあります(笑)。りあむが自分のことを“ザコメンタル”って言いますけど、そういう言葉もすんなり入ってきます。むしろ、「しっくりくるな~」っていう感じです。

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りあむに会えたと思える最高のステージを夢見て

――『デレステ』でりあむ以外に好きな子は?

星希(双葉)杏ちゃんが“尊み秀吉”(※“最高”というニュアンスで使われる“尊み”と、“豊臣秀吉”を組み合わせた造語)!

――ネットスラングが出ましたね(笑)。

星希(笑)。いちばんは杏ちゃんですが、プレイしていくうちに(神崎)蘭子ちゃんも好きになって、最近は(渋谷)凛も気になっています。本当は、ひとりに愛情を注ぎたいタイプなのですが……、杏寄りの杏と蘭子担当かな。

――ふたりのどんなところがツボでしたか?

星希杏ちゃんは、「働きたくない」と言っているのに、スイッチが入るとアイドルになるのがすごい。意外と大人っぽいことを言っているのに、ぬいぐるみを持っている姿もかわいくて。癒し系だと思うので、ヒモにしたいです(笑)。蘭子ちゃんは、ボキャブラリーが変わっていて、気持ちをちゃんと伝えられない姿がかわいいですね。

――好きな曲やMVもお聞きしたいです。

星希いちばん好きな楽曲は『Shine!!』。アイドルとして、「傷ついてやっとわかった ありがとうって言葉の意味」という歌詞に共感できて。「アイドルはつらいこともあるんだぞ」ということと、傷つくことがあってもファンの方の「ありがとう」でがんばれるのを、短い歌詞に込めていて「すげぇ!」って思いました。

 あとは、『お願い!シンデレラ』や『とどけ!アイドル』も好きですね。どちらもキラキラしている曲なのに、聴いているとなんか泣けてきちゃう。私もアイドルとしてステージに立っているので、歌詞に共感できるところが多いのかもしれません。MVは二宮飛鳥と一ノ瀬志希が歌っている『バベル』が、かっこよくてよく見ています。

『アイマス シンデレラガールズ』星希成奏さん(夢見りあむ役)インタビュー。「私を通してりあむがそこにいるような、最高のパフォーマンスができるようにがんばります!」_05

――なるほど。今後、星希さんも『アイマス』のライブに参加することがあるかもしれませんが、どんな気持ちで臨みますか?

星希ライブに参加していちばんうれしいのは、アイドルたちに現実世界で会えることだと思っています。ステージに立つ機会があれば、私を通してりあむがそこにいるような、最高のパフォーマンスができるようにがんばります! あとは、プロデューサーさんたちとネットスラングでのやり取りも楽しんでみたいですね(笑)。

――それは盛り上がりそうですね(笑)。ゲームには、いろいろな衣装に身を包んだアイドルが登場しますが、りあむに着てほしい服はありますか?

星希りあむには、ナースになりたかったというエピソードがあるので、初期カードもそうですが、もっといろいろな種類のナース服を着ている姿を見てみたいですね。たとえば、りあむの髪の毛の色がピンクと青なので、それに合った色のかわいいナース服だとうれしいです。あとは、スタイルのよさがわかる服もいいな。

――3サイズのバストが“でっかい”と記載されているくらい、りあむはスタイルがいいんですよね。

星希そうなんです! 隠しきれないスタイルのよさというか、あえて出していないはずなのに、なんか出ているなって感じられるような服を着てほしいですね(笑)。

――(笑)。4周年を迎えましたが、今後の展開がますます楽しみですね。

星希4周年を迎えるって、本当にすごい! 私もりあむのことをもっと好きになってもらえる、魅力を知ってもらえるキャストになって、『デレステ』を盛り上げていきたいと思います。

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