ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、2019年10月25日に発売予定のプレイステーション4用ソフト『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』において、日本語吹替版のストーリートレーラーが公開されたことを発表した。
以下、リリースを引用
PlayStation4用ソフトウェア『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』ストーリートレーラー公開のお知らせ
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、2019年10月25日(金)に発売予定のPlayStation4用ソフトウェア『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア』におきまして、日本国内に向け、日本語吹替版のストーリートレーラーが公開されましたことをお知らせいたします。
「戦争の代償を見せ、Tier1オペレーターを目指すモチベーションを上げるストーリーを描き上げました。」テイラー・クロサキ氏によるストーリー解説
『コール オブ デューティモダン・ウォーフェア』開発への道
『コール オブ デューティモダン・ウォーフェア』(以下CoD:MW)に関わる前は、SIEのもとで2つのNaughty Dog(ノーティードッグ)の仕事を任されていました。
初めは『クラッシュ・バンディクー』のゲームデザイナーを務めていました。その頃は、よりシンプルな物語が主流でしたし、当時はキャラクターが喋ることもできないゲームに取り組んでいたので物語を伝える方法は限られていました。
その後、私が一時的にこの業界を離れていた時、Naughty Dogに勤めている友人にセリフとトレーラーを制作する仕事を紹介されました。それは6週間の仕事のはずだったのですが、気が付くと10年が過ぎてしまっていました。
その10年間では、様々なものが変わっていきました。一作目の『アンチャーテッド』が登場したころ、同じ役者さんがモーションキャプチャーとキャラクターボイスを担当することが、革新的だったことを覚えています。
そしてその後の「アンチャーテッド」シリーズでは、表情のモーションキャプチャーを加えて、全て同時に行うことで、成熟したストーリーの細かいニュアンスまでも伝えることできるようになりました。
過去20年間を振り返り、物語を伝える技術がどんどん向上していったことを考えると、今回の『CoD:MW』では、ゲームと映画の区別がつかない程のレベルに到達しているのではないかと思います。
ストーリーについて
『CoD:MW』では、現代の紛争にTier1オペレーターからCIA工作員、そして現地の味方から紛争地域の市民までがどのように関わってくるのかというテーマがストーリーの核となっています。
私たちの世界は、「正義」がいて「悪」がいるような、わかりやすいものではありません。むしろ本当は、白も黒もない、灰色の世界です。では、この複雑な世界で、どのように「正義」を見出すのか。「正しさ」と「誤り」を見極めるために、どこまでやれるのか。戦線が定かでない敵を倒すために一線を越えるのか。
そしてこれは全てのキャラクターが考えなければならない問題なのです。そしてただ見るだけの映画とは違い、プレーヤーの皆さんには、彼らの立場でどちらに転ぶかわからない世界を体験していただきたいと思っています。
2007年に『Call of Duty 4: Modern Warfare』が当時の精神を捉え、大きな反響を得た頃から、世界は大幅に変わりました。そして2019年、この時代のためのストーリーを作り直すことができてとても光栄です。
登場人物とミッションの遂行
ミッションは戦場だけにとどまりません。時には市民に紛れ込み、敵が予想もしていない場所でミッションを遂行しなければならないこともあります。
しかしそれを、私たちだけで作り上げることはできませんでした。そのため、CIAとイギリスの特殊舟艇部隊のコンサルタント、そして元Navy SEALs(米海軍特殊部隊)のメンバーの協力を得て開発に取り組みました。
彼らとはゲームプレイについてだけでなく、組織に努めていた時の負担や、共通のテーマについても話し合いました。
そして話し合いの中で、今回の主人公カイルとアレックスは、オペレーターという役割として常に完璧であることが求められると話してくれました。
オペレーターは、たとえ情報が完璧でないとしても完璧に行動することが求められ、間違えることが許されない状況で瞬時に判断を下さなければいけません。
このような会話から、たくさんのインスピレーションを得ることができましたが、『CoD:MW』のもう一つのテーマである、戦争が行われている国に住む人々にも焦点を当てています。
私たちは紛争地域の民兵やフリーダム・ファイターについて調べました。この兵士たちは軍隊に入隊せず、自らが正しいと信じることのために武器を取り戦うことを決意した者たちです。これがファラーと彼女の兄弟ハディアのバックグラウンドに活かされています。
また今作には、オリジナルの「ModernWarfare」からのお馴染みのキャラクター帰ってきます。
ただ、新しい世代のために新しい方法で登場します。
ですから、今回このシリーズを初めてプレイする方も前作をプレイしている方でも、この複雑な世界を変えようとするやる気を出させるようなストーリーとなっています。
プライス大尉やファラーといった、より安全な世界を作るために戦う彼らのように、皆さんには彼らと共に戦うTier1オペレーターになっていただきたいのです。
今作では、プレーヤーは危険地帯を行き来し、最先端科学技術と最新武器を装備して、危険と向き合いながらも真実を突き止めるために戦うことになります。激しく、楽しい体験があなたを待っています。
キャンペーンモードが落ち着いてきたとしても、『CoD:MW』の世界はまだまだ終わりません。Tier1オペレーターとしての経験をマルチプレイヤーとスペシャルオプスで是非活かしてください。
キャンペーンモードの様々な出来事を通して、世界一の兵士として鍛え上げられたあなたの実力を世界中のオペレーターに見せつけましょう。
Infinity Ward(インフィニティ・ウォード)一同、皆さんに『CoD:MW』のストーリーを体験していただけることを楽しみにしています。
私たちのチームは過去3年間、軍のコンサルタントやキャストのバリー・スローンさんやクラウディア・ドゥーミットさんを含む多くの人たちの助けを得て開発に取り組んできました。
皆さんが実際に手にしてプレイしていただき、楽しんでいただければ幸いです。“
Infinity Ward ナラティブ・ディレクター テイラー・クロサキ
<『コールオブデューティモダン・ウォーフェア』プレイヤーズインフォメーション>