VTuberなどによるゲーム配信が火付け役となり、現在日本でもプチブームが起きている、対戦型マルチプレイサバイバルゲーム『Project Winter』。東京ゲームショウ2019(TGS2019)の会期真っ最中にも関わらず、ファミ通.com内の注目ワードに急上昇するなど、その注目度は非常に高いことがうかがえます。

2019年9月15日の模様。名だたるビッグタイトルの中に……!
横いっぱいに広がるブース!

 そんな人気を開発陣も感じていたのか、TGS2019のインディーコーナーにて、『Project Winter』の試遊台が初出展。基本的には、ひとつかふたつのブーススペースを使用して出展するのが基本にも関わらず、『Project Winter』ブースはなんとPCが6台並ぶ(つまり6つぶんのスペース)、大型ブースとなっていたことから、開発陣の気合が感じられました。

一般公開日の試遊の模様。
ブースでは割引クーポン付きポストカードが配布されていました。ただでさえ2050円[税込]なのに!

 そして同ブースには、開発を手掛けたOther Ocean Interactiveのスタジオヘッドを務める、Ryan Hale氏が登場。ええ~! こんなに優しそうな方が、あんなに恐ろしいゲームを作ってるの~! と驚きつつ、せっかくなので、日本の人気についてなどをRyan Hale氏(以下、Ryan)に聞いてみました! あ、どんなゲームか知らない方は、ぜひ下記記事をチェックしてみてください。

Ryan Hale(らいあん へーる)

Other Ocean Interactive スタジオヘッド

PS4&XB One版の家庭用も開発中!

――まずは『Project Winter』を製作したきっかけを教えてください。

Ryan 会話のやり取りが重要な、最大8人で対戦するゲームを最初に企画しました。そのときからサバイバーが6人、トレイターがふたりというのは決まっていたのですが、じつは最初はボードゲームとして作っていたんですよ。ですが、それでは肝心のゲーム部分がおもしろくならないので、リアルタイムでのやり取りを重要視しました。そこで、リアルタイムならビデオゲームがいいだろうと考えたのがきっかけです。

――TGS2019への出展には驚きました。それだけ日本のプレイヤーに注目しているということでしょうか?

Ryan 日本のプレイヤーは、ゲーム配信を中心に現在すごい盛り上がりをみせています。世界的にみても、日本人プレイヤーは非常に多いですね。『Project Winter』の成長や、より多くのプレイヤーに遊んでもらえると考え、出展を決めました。今後も、もっともっとファンを増やしていきたいです。

――インディーコーナーの中でも試遊が止まないくらい、大きな注目を集めていますよね。

Ryan 本当に驚きました。日本のプレイヤーはもちろんですが、世界各国の人たちが訪れてくれて。有名なストリーマーの人たちもどんどん来るので、人気を肌で感じられてうれしい限りです。

――本作が日本で人気になったきっかけのひとつとして、VTuberによる配信が火付け役だと感じています。RyanさんはVTuberをご存じですか?

Ryan もちろん知っています。VTuberの皆さんは、新しいゲームに食い付くのがものすごく早いですよね。しかも、いろいろな人にゲームを魅力を広げてくださるのがすごく上手で。これからもより多くの人たちに本作を広めてほしいですし、どんどん配信していってほしいです。僕たちも楽しんで見ています。ですので、普通のゲームストリーマーたちにも人気が広がりつつあるのも把握しています。

――ちなみに、好きなVTuberは居ますか……?

Ryan 皆さん平等に大好きです。僕たちのゲームを楽しんでやってくださっているのに、そこに差は付けられないですね(笑)。

――ありがとうございます! また、『人狼ゲーム』に近しいコンセプトなのも、日本での人気要因のひとつだと思いますが、どう感じていらっしゃいますか?

Ryan 先ほども言いましたが、本作はもともとのコンセプトがボードゲームなので、それもあると思います。また、『Minecraft』、『テラリア』など、サバイバル系ジャンルのゲームは世界的にも人気ですよね。ボードゲームとサバイバルゲームがミックスしたような作風だったのも、日本ファンに受け入れてもらえた大きな要因だと我々は考えています。

――ちなみにですが、日本以外ではとくにどこの地域で人気がありますか?

Ryan もともと北米向けに開発をしていたこともあり、まずは北米で人気ですね。そして、ロシアのプレイヤーにも人気があります。ちなみに日本のプレイヤーとは、プレイスタイルがやや異なるんですよ。とくにロシアでは参加者どうしの会話で裏切りや読み合いを楽しむというより、とりあえず“殺す”みたいなスタイルで(苦笑)。

――恐ろしい(笑)。また、最近のアップデートでは、ロール(クラス)を採用したルール追加や、ロール追加のアップデートなども実施されました。今後も続々とアップデートをしていくのでしょうか?

Ryan はい、バランス調整はもちろんのこと、ロールの追加もどんどんしていきます。コンテンツは毎月追加していますが、10月末はハロウィーンシーズンですから、より大きなアップデートを予定しています。

――現在はPCのみの配信となっていますが、家庭用でのリリースは考えていますか?

Ryan 現在、プレイステーション4、Xbox Oneでのリリースを目標に家庭用版の開発を進めています。日本でもぜひリリースしたいですが、残念ながらまだ詳細は未定です。

――おお! 続報をお待ちしています! それでは最後にファンの方々へメッセージをお願いします。

Ryan ゲーム性が尖っていますから、奥ゆかしいと聞く日本のプレイヤーの皆さんが、ここまで『Project Winter』をプレイしてくださるとは本当に思っていなくて、とても驚きました。今後も日本の皆さんにいろいろと発信していければ幸いです。日本の方々に向けたアップデートなども考え始めているので、ぜひ今後も雪山でワイワイと遊んでみてください。