2019年9月16日、ゲームオンが提供するPC用オンラインMMORPG『TERA :The Exiled Realm of Arborea』(以下、TERA)の8周年を祝うオフラインイベント“8周年アニバーサリーパーティー in 東京”が開催された。

 会場は東京・赤坂の“シュビア(SUBIR AKASAKA TOKYO)”の式場。これまで多くのオフラインイベントを重ねてきた『TERA』だが、ここまでドレスコードが心配になる会場は初めてかもしれない……。

 きらびやかな会場に集まったプレイヤーの皆さんは、キャラクターの名前と画像が印刷された特製名刺を交換し合い、始終歓談に花を咲かせていた。

 会場には『TERA』のイメージを形にしたオリジナルフードとドリンクが用意された。筆者もちょっとだけご相伴に預かったところ、じつに美味!

 なお、人気種族・エリーンをイメージしたドリンクはここでもやはりというか、つねに人気で品薄状態だった。

 パーティーの司会進行を務めたのは、『TERA』でシオズとシオナを演じる声優・山下まみさんと、各種イベントMCでおなじみのゲームタレント・コットン太郎氏だ。

暴走する運営陣(詳細は後述)に対して、山下まみさんのツッコミが冴えわたる。
カオスな壇上(後述)を切り盛りしたコットン太郎氏。「ファミ通さんなら軽快なトークで場をさらに盛り上げてくれたぞ! と書いてくれるに違いない!」って言ってたので、書いておきますね。

新たな舞台は天空に浮かぶ島! “空島「エクソドール」”の詳細を発表

 歓談やステージイベントの合間に、2019年秋以降のロードマップが公開された。

 直近の情報としては、すでに公式サイトなどで告知されているエリーヌとヴェリックのサーバー統合と、10月の大型アップデートについて触れられた。

 10月の大型アップデートについても詳細が解説された。つぎなる大型アップデートは、題して“空島「エクソドール」”だ。

新マップ“エクソドール”追加

 新たに追加されるマップは、空に浮かぶ島々“エクソドール”だ。68レベルから参加可能のコンテンツが用意され、釣り場も8ヵ所ほど追加。

 大きな浮遊大陸や無数の小島によって形成されていて、下に落ちることも可能(死亡することはないらしい)。いままでにないタイプの風景が広がるフィールドは、スクリーンショットも映えそうだ。

新ステータスの追加

 “物理/魔法”関連の新たなステータスが、プレイヤーキャラクターのスキルや敵キャラクターに適用される。ダメージ計算の概念が変化するだけでなく、敵によっては物理に強いが魔法に弱いなど、さまざまな差別化がなされることになる。

 かなり複雑な要素なので、気になる人はパッチノートなどに目を通し、アップデート前から詳細を確認しておこう。

新装備の追加

 空島エクソドールでのドロップ品として、新たな最上級の装備が追加される。物理と魔法のふたつの系統に分かれており、レアリティーは“高級”、“貴重”、“伝説”の3種類。

 強化には新たなアイテムが必要になるが、強化の難度はさほど高くないようだ。また、現在の最上級装備である“賢神霆”装備は、エクソドールの装備と合わせて新装備の材料となる予定とのことで、いまのうちに手に入れておいてもムダにはならない。

新ダンジョンの追加

 69レベルの5人用新ダンジョン“ベルアーク城砦”が追加される。スクリーンショットをよく見てみると、古参の『TERA』プレイヤーには懐かしい雰囲気を感じる人もいるのでは? 理由を知りたい人はストーリーに注目しよう。

新コンテンツ“カード図鑑”

 収集して装備することでさまざまな強化効果を得られる“カード”と、その一覧を管理する“カード図鑑”が追加される。

 カード集めは11レベルからスタートし、狩りをはじめとするコンテンツを遊びつつ入手できる。プレイヤー間のトレードも可能で、さらにカードはアカウント共有なので、所有するキャラクターの間で使い回せる。

65レベル以降の各種改善

 65レベル以降のキャラクター育成要素に調整が入る。クエスト難度や報酬の見直しをはじめ、多数の変更が入るとのことだ。内容は多岐に渡るようなので、こちらも今後のパッチノートなどを公式サイトで確認してほしい。

 発表ステージの最後に、アップデート実施日は、2019年10月9日(水)であると公開された。特設ページは2019年9月18日(水)から閲覧できるので、アップデートに備えて情報収集をしておいてほしい。

新ステータスとレベル65以降のコンテンツの調整については、“再誕”アップデートのときに並ぶほどの情報量となり、詳細は小分けにして発表されていくようだ。事前確認は必須!
11月以降のアップデートについては、フィールドボスの画像のみが公開された。

吹き荒れる運営からの“感謝”

 当日のステージには『TERA』公式生放送などでもおなじみのGM(ゲームマスター)陣も登壇。質問コーナーでは、

「激推しのNPCは?」
「運営チームのムードメーカーは?」

 などの質問に和やかに答えつつ、一発ギャグを無茶振りされてえらい空気を作り出すなど、はっちゃけた面も見せてくれた。

プレイヤーとの名刺交換にも応じたGMの皆さん。初心者向けの動画企画を希望する声は多く、それに対して「ぜひやっていきたい」と、期待が高まる言葉も!

 “デバッグ王子”として『TERA』プレイヤーの皆さんにはおなじみの現『TERA』日本運営プロデューサー・廣田瞬一氏は、まさかの白タキシードで登場!

 「今回のオフラインパーティーのテーマは“感謝”」とは廣田氏の弁。8年間『TERA』をプレイしてきてくれた皆さんへの、溢れて止まらない運営側の感謝の気持ちを、プロデューサー自らがあらゆる方法で伝えてくれた。

プロデューサー自らが何枚も書き、いちばんうまく書けたものを持参したという“感謝”の文字。ちなみに、卓上に置かれていた来場者の名札も、すべて廣田氏の手書きだった。

 感謝の気持ちの一環として、テーブル対抗クイズ大会や、『TERA』グッズがもらえるプレゼント抽選会が開催。

 クイズコーナーでは廣田氏がジェスチャークイズを出題。大立ち回りを演じた。さらに、「感謝の気持ちを風船にこめて割ります!」と言い出すなど、やや暴走気味に。コットン太郎氏と山下まみさんがなだめてくれたおかげでパーティーは無事に進行した。

 ラストは、廣田氏が感謝の気持ちを込めた手紙を朗読してパーティーは幕を下ろした。本記事の最後に手紙全文を掲載するので、じっくり読んでほしい。

感謝の気持ちを空気に換え、風船を割るチャレンジ! なお、風船は最終的にはコットン太郎氏が針で割ってくれました。
日本運営プロデューサーに就任する以前から、長く『TERA』運営に携わり、プレイヤーの皆さんと歩んできた廣田氏。懐かしい思い出とともに感謝の気持ちを伝えた。

新郎(?)廣田Pに最新アップデートの詳細を訊く!

 イベント終了後、廣田氏から“空島”アップデートのさらなる詳細を伺ってきた。

エリーンの隣りで写真を撮ったら新郎新婦感が出てしまった。

――本日はおつかれさまでした! まずは本日の感想を教えてください。

廣田瞬一氏(以下、文中では廣田) 雨天でありながら満席でイベントを開催できたことが、素直にうれしかったです。あとはとにかく、感謝が伝わっていればと!

――プレイヤーの皆さんの前に、タキシードで登場することになった経緯や心境を教えてください?

廣田 着たことはないんですが、「似合うんじゃない?」とは言ってもらえていたので、ノリで着てみました。誰の仕込みかというと、運営チームの総意です。

――ロードマップを発表されましたが、実装・実施に向けて意気込みを伺えますか。

廣田 10月の“空島”アップデートはかなり大規模で、複雑な内容も多くなります。発表ステージでもお伝えしました通り、事前に情報を出したり解説したりすることで、皆さんがすぐに遊べるように務めたいと考えています。

――ステージでは言っていなかった秘密の情報などはありますか?

廣田 2019年9月に“ケルサイク”という昔のダンジョンを復活させました。それ絡みで今後のアップデートにも予定が入っています。いまちょうど(ケルサイクを)楽しんでいただいていますので、今後どうなるか、どうアップグレードするのか、企画中です。

 また、年明けにはさらに大きなアップデートがあります。年内は“空島”の新要素を楽しんでいただいて、その後も楽しみにしていただければと思っております。

――その“空島”の新マップですが、行くにはどのような条件が?

廣田 レベルが68になっていることと、それまでのメインクエスト(アップデート前までに実装済みの分)を終えていることです。

 その条件を満たせば、ペガサス……ではないんですが、ペガサスと同じ形式の移動手段で空島に移動できます。

――“装備に物理と魔法の区別がつく”とのことですが、これはランダム要素でしょうか?

廣田 装備それぞれで、基本は固定になります。そこにランダムオプションや、スキルの倍率などは変わらず健在です。また、この区別については新装備のエクソドール装備以降にしか付きません。

――新装備がドロップする場所は?

廣田 空島のフィールドと、一部のダンジョンになります。等級がありますが、トレードが可能です。

――賢神霆装備とエクソドール装備でさらに新装備が作れる予定とのことでしたね。詳細を教えていただけますか?

廣田 詳細はまだ確定していませんが、性能については方向性が違うもので、状況によって使い分けるものになるかもしれません。

――続いて、カードのドロップについて。入手方法はモンスターのドロップでしょうか?

廣田 それだけではなくて、クエスト報酬でもらえたり、採集や釣りでカードが取れたりと、コンテンツごとに違う入手方法となります。

――ドロップ率は低めなのでしょうか?

廣田 高くはないですね。また、ひとつの種類のカードを何枚か集めて、活性化させないと装備はできません。

――なるほど、1枚拾っただけではダメなんですね、10枚、20枚と集めなくてはと……。

廣田 必要数もそれぞれですが、活性化していない状態でもトレードができますので、足りない分をそれで補うこともできます。

――カードで強化される能力は、戦闘関連のものなのでしょうか?

廣田 それも、モノによります。たとえば釣りで手に入るカードだったら釣りの性能が上がったり、採集だったら採集が早くなったりと、攻撃力に直結しないものもあります。各コンテンツを楽しんでいる方が、さらにそのコンテンツを快適に遊べるような能力が付与されます。

――多彩なカードがありそうですが、最初の段階では何種類くらい実装予定でしょうか。

廣田 100前後はあります。絵柄はキャラクターの絵だったり、採集だったら鉱石などのオブジェクトのカードだったりします。

――最後に、『TERA』プレイヤーの皆さんにメッセージをお願いします。

廣田 オフラインイベント会場だけでなく、『TERA』を遊んでくださっている皆さまにも同じく感謝しております!

 イベントの模様は放送などで近々公開したいと思っておりますし、今回のアップデートは情報量が多いので、アップデートの情報についても逐一皆さまにお届けしていきます。

 そうして今後も、9周年に向けて楽しんでいただければと思っております。

せっかくの式場ということで、来場者の皆さんも交えて記念撮影。『TERA』らしい豪華さと熱意がひしひしと伝わってくる、すばらしいイベントだった!

廣田プロデューサーの手紙 全文

 親愛なる『TERA』プレイヤーの皆様へ。

 本日は『TERA』8周年のアニバーサリーパーティーに、北は北海道から南は福岡まで、お足元が悪い中お越しいただき、まことにありがとうございました。

 毎年このオフラインイベントが来るたびに、皆さまの『TERA』愛を強く感じている次第です。

 『TERA』は今年で8周年を迎えるゲームとなりますが、私たちが運営移管によって運営に携わることになったのは、今から5年前の2014年8月でした。当時私は別のゲームを担当するチームにおりましたが、移管とともに『TERA』運営に携わることになりました。

 移管自体は問題なく進行できましたが、一点だけ、当時私はデバッグをやっておりましたが、特定環境下でPK可能な状態になってしまったことは、本当に申し訳なく思っております。

 運営移管は3周年のタイミングだったため、記念イベントもやっていたのですが、仕様がまだ分からない中、手探りで進めることとなりました。私の方では、『TERA』では美しい世界を自由に歩き回れる点に着目しまして、山登り掲示板を使ったイベントをやらせていただきました。

 単純なイベント内容だったのですが、喜んでいただいたり、「久々に山登りができて嬉しかった」などといった声をいただいたりして、とてもうれしかったです。

 それ以降も私はデバッグを担当したり、イベントやゲーム内で足りないものを提供したりしてきました。そして30人レイドのベルゴスが実装され、体験会をオフラインイベントでやらせていただいた際に、プレイヤーの皆さんと話す機会を初めていただきました。

 そのあとも生放送などで、慣れないながらもゲームの解説をしたりしていく中で、プレイヤーの皆さんと直接コミュニケーションをかわしていけることがとても素晴らしいと思えたことを、いまも覚えています。

 プロデューサーに就任してからは、今までやってこなかった形のイベントであったり、皆さまと相互で『TERA』を作り上げるために積極的に顔を出したり、公式放送『ぷちテラライブ!』をやったしてきました。

 日々皆さまの意見に耳を傾けて、運営からメッセージを発信することで、今後も『TERA』の歴史は作られていくものと考えています。

 つい最近の大きな企画としては、クラシックサーバーが大きな反響をいただきました。この企画は私が前々からやりたかったもので、久しぶりにプレイしてくださった方も多くいたことが記憶に残っています。

 クラシックサーバーからヴェリックサーバーに変わりまして、遊びづらくなってしまった方もいらっしゃるかと思いますが、そこは申し訳なく思っております。統合が行なわれますので、今後はこの場の皆さまも含めた多くのプレイヤーの皆さんと、一緒に遊んでいただければと思っております。

 まだまだ皆さまにお伝えしたいことは山ほどあるのですが、長くなってしまいますので、本日は以上とさせていただきたいと思っております。

 こうしてオフラインイベントを開催できて、皆さまの前で手紙を読むことができるのも、これまで『TERA』を楽しんでいただき、またこういった場であったり、放送であったり、連絡帳であったりと、叱咤激励をいただいた皆さまの気持ちのおかげであると思っております。

 至らない点もあってご迷惑をおかけしていることもあるかと思いますが、これからも引き続き、楽しんでいただけるアップデートやイベントをどんどん作り上げて、皆さまに提供していきたいと考えております。

 皆さまが末永くアルボレアの世界を旅することができるようにしていきますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。本日はお越しいただき、本当にありがとうございました!