2019年9月12日(木)から9月15日(日)まで、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2018(12日・13日はビジネスデイ)。
会場を歩いていたら楽しげなブースがあった。
サーカスのテントだ。よく見ると“GigaCrysta Circus”と書いてある。
“GigaCrysta”とは、アイ・オー・データ機器が展開する液晶ディスプレイブランドの名称。高品質な液晶ディスプレイはゲームと好相性ということで、同社は2019年初頭頃からゲームやeスポーツ分野の製品を強化している。
その一環としての東京ゲームショウ出展だと思うが、どうしてサーカスにしたのだろう。
ゲームは楽しい→楽しいと言えばサーカスだ!
みたいなノリだったら好感が持てる。小難しい理屈よりもテンションを大事にしたい。
ところで、
ピエロは少数精鋭のイメージがあるのだが。スタッフさんにピエロ過多の理由を聞いたら「バランスを間違えました」だそうだ。
参考出展の製品がたくさん。ゲーム市場にかける本気がすごい
さて。
液晶ディスプレイに端を発するGigaCrystaではあるが、いまはアイ・オー・データ機器のゲーム関連製品にまたがるブランド名になっている。新たに“GigaCrysta E.A.G.L”というブランドを立ち上げ、キャプチャーユニットとストレージ製品などを展開していく。
ゲーム市場にかける意気込みはけっこうなもので、GigaCrysta Circusには発売の製品がいくつも参考展示されていた。
GigaCrysta ディスプレイアーム付き 父ノ背中モデル LCD-GC251UXB/A
スタンドが自由に動かせるアームになっているので、設置時の自由度が高い24.5型の液晶ディスプレイ。
最大の特徴は、アイ・オー・データ機器がサポートするプロゲーミングチーム“父ノ背中”の意見が取り入れられていること。表示の色合いなどをメンバー好みの設定に切り替えられるのだ。
2019年10月下旬頃の出荷を予定しており、想定価格は5万4000円前後。
GigaCrysta E.A.G.L HDビデオスイッチャー機能付き スタンドアロン型 ライブストリーミングBOX
PCなしでも3チャンネルの配信ができるユニット。4つまで映像をキャプチャーでき、それぞれのソースを合成して、配信と録画を同時に行える。
録画、画面キャプチャー、配信、スイッチングなどの基本操作は、本体の物理ボタンにまとめられている。
2019年冬頃の発売を予定していて、想定価格は10万円を超えそう、だそうだ。
GigaCrysta E.A.G.L 4K60P記録対応 ソフトウェアエンコード型キャプチャーボード
4K映像を60FPSで落とし込めるキャプチャーボード。パススルーに機能を搭載しているので、使いながらゲームをしても遅延が発生しない。映像を4K(3840×2160)ではなくHD(1280×720)にすれば、240FPSにも対応可能。
2019年冬頃に発売予定で、想定価格は4万円前後。
GigaCrysta E.A.G.L ゲーミングM.2 NVMe SSD
NVMe接続に対応し、3000MB/sオーバーの読み込みが可能な内蔵型SSD。それだけ高速だと発熱が気になるが、ヒートシンクがついているので安心だ。
2019年10月下旬頃の出荷を予定しており、想定価格は256GMモデルが1万円前後、512GBモデルが1万5000円前後。
GigaCrysta E.A.G.L ゲーミングポータブルSSD
USB3.1接続のポータブルSSDで、適度な速度で読み書きできるベーシックモデル。前述のゲーム移行アプリケーションはこちらにも付属しているので、ゲームを持ち運んで別のPCで遊びたいときに重宝する。
ハイスペック内蔵モデルと同じく、出荷は2019年10月下旬頃を予定。想定価格は256GMモデルが9000円前後、512GBモデルが1万5000円前後だ。
プレイステーション4で使いやすいSSDも
アイ・オー・データ機器はPC周辺機器メーカーだ。ここまで駆け足で紹介してきたハードウェアはおもにPCでの使用を前提としている。
とはいえ、高速な読み書きが可能なストレージのSSDはプレイステーション4でも使いやすい。HDDと比べてゲームの起動やロードが速いため、プレイ時のストレスが軽減。外付けタイプをUSBで接続すれば取り回しも楽々である。
すでに発売済みのSSPH-UTシリーズなどはデザインがかわいく、プレイステーション4の横にあってもよくなじむ。容量は240GB、480GB、960GBの3種類が用意され、価格は6600円から。
やけに宣伝くさい内容になったのには理由がある。SSPH-UTシリーズのパンフレットはファミ通.com内の特設ページを元に制作されているからだ。
9月14日、15日は東京ゲームショウ2019の一般公開日。ぜひアイ・オー・データ機器のブースで入手してください。