2019年9月12日~16日(12日、13日はビジネスデイ)、千葉・幕張メッセにて開催中の東京ゲームショウ2019。
KONAMIブースでは、発売日が2020年3月19日に決まった“PCエンジン mini”が試遊できる特設コーナーが出展されている。本記事では、同コーナーについてお届けする。
懐かしの本体演出も盛り込まれたボリューム満点の一品
まずは試遊コーナーの場所を確認しよう。入場口から見て、特設ステージの右側に向かってブースの反対側まで行くと、“PCエンジン mini”の試遊コーナーがある。『ラブプラス EVERY』のひとつ奥なので、並ぶ列を間違えないように!
コーナーは、58もの収録タイトルのパッケージを飾った柱の周りに試遊機を並べる形で設置されており、試遊機は8台。プレイ時間は15分となっている。もちろん、それぞれにヘッドホンも用意されているので集中して楽しめる。
さっそく試遊へ。PCエンジン“mini”とあるが、実際のところサイズ的にはオリジナル版の約85パーセントの体積である。そう考えるとあまり“mini”ではない気もするのだが、これでもずいぶん小さい。実際、もっと小さくするとおもちゃっぽくなりすぎて、今度は昔懐かしの感動がなくなってしまうのかもなぁ、と納得した。一方、パッドはオリジナル版と同じ大きさなので、昔遊んでいた人は変わらぬ感覚で楽しめるはず。
なお、今回の試遊機には付いていないが、別売りで周辺機器も本体と同時発売される。連射機能付きコントローラー“ターボパッド for PCエンジン mini”、最大5人同時プレイを可能にする“マルチタップ for PCエンジン mini”、そして専用のACアダプター(USBで本体と接続)“ACアダプター for PCエンジン miniが発売予定とのこと。
“PCエンジン mini”には、PCエンジンの34タイトルに加え、北米市場向けに発売された“北米版PCエンジン”である“TurboGrafx-16”の24タイトルも収録されている。ゲームセレクト画面では、このPCエンジンとTurboGrafx-16の収録タイトルを画面右下のボタンで切り換えて選択する仕組みだ。
さっそくプレイ開始。当たり前だが、ロードは一瞬である。ゲーム起動前に、HuCARDやSUPER CD-ROM2を読み込む演出が入っていて、素直なオールドゲーマーはここで「うんうん」とうなずくことになる。
昔はさまざまな思いを胸に秘めてじっと見つめるしかなかったこの画面も、“PCエンジン mini”ではほんの一瞬表示され、消えていく。そのせいか、どこか寂しく感じるほど。ロード時間の短さはやはり正義なのだ。
ゲーム自体は当時とまったく変わっていないが、CD-ROMのタイトルに関してはロードがほぼなくなったぶん、とても快適にプレイできた。画面が暗転したら用を足しに行って、戻ってきてもまだロード中だった……なんてことはないのだ。
なお、試遊時間は15分しかないので、プレイするならすぐに始まる『PC原人』や『スーパースターソルジャー』といった、アクションやシューティングがオススメ。かの名作『イースI・II』や『スーパー桃太郎電鉄II』などは操作できるようになるまでに時間が掛かるので、発売後のお楽しみにとっておくといいだろう。
【収録タイトルの一部を紹介!】
また、プレイ中のゲームを終了してつぎのゲームを遊びたいときは、SELECTボタンとRUNボタンを同時押しするとメニュー画面が出てきて、プレイ中のゲームを終了できる。これをスムーズに行えるだけで、かなりプレイ時間の節約になるので、パブリックデーに試遊しようと考えている人は覚えておくといい。
試遊した人には特典として、ステッカーと特製うちわもプレゼントされる。
【製品情報】
PCエンジン mini
メーカー:KONAMI
発売日:2020年3月19日予定
価格:10500円[税抜]
CEROレーティング:17歳以上対象
収録タイトル数:58
※“PCエンジン”ラインアップの34タイトル(日本語)と“TurboGrafx-16”ラインアップの24タイトル(英語)は、一部重複して収録しているタイトルを含みます。
同梱物:“PCエンジン mini”本体×1、パッド×1、HDMIケーブル×1、MicroUSBケーブル×1、取扱説明書×1