これはTGSの注目株ですよ……!
ソニー・インタラクティブエンタテインメントより、2019年10月10日に発売予定のプレイステーション4用ソフト『アッシュと魔法の筆』。どことなく、スタジオジブリの映画や、『ハリー・ポッター』シリーズ的な響きを持ったタイトル名の作品だが、そこでくり広げられる冒険は、その響きがもたらす期待感を裏切らないほど、まさにファンタジー! キラキラとドキドキに満ちた体験がプレイヤーを待っている。
今回、東京ゲームショウ2019のソニー・インタラクティブエンタテインメントブースに出展されている試遊バージョンをひと足先にプレイできたので、本作の魅力を3つにまとめて紹介していく。すでに本作を知っていた人も、初めてタイトルを耳にした人も、東京ゲームショウに行く機会があるならば、ぜひ触ってみてほしい。
魅力1:“不思議な筆”がもたらす“ふたつ”の奇跡!
本作の主人公は、描いたものに命が宿る“不思議な筆”を持った少年。その彼が寂れて一部が廃墟同然となった港町の壁に絵を描いて、町に明るさを取り戻していく“心温まる”ストーリーが本作の柱となっている。
……とここまで聞いて、「ボク(ワタシ)、絵なんて描けないよ……」と敬遠してしまう人もいるかもしれない。でも、大丈夫。安心してください! 確かに本作では、ゲーム中でプレイヤーが絵を描くことになります。ですが、ベースとなる“花や草、太陽、オーロラ、蝶々”などのパーツを選ぶシンプルなインターフェイスと、コントローラー内蔵のジャイロ機能を使った直感操作で、サクサクっと簡単にキレイな“映える”絵が描けちゃうんです。
ある意味『アッシュと魔法の筆』では、暗く廃れた町に明るさを取り戻す“奇跡”と、プレイヤーの誰もが素敵な絵が描ける“奇跡”、ふたつの奇跡が体験できる、と言っても過言ではないかもしれません。
魅力2:“怖いカワイイ”かいぶつと、2Dと3Dの世界を冒険
町を一緒に探索する心強い相棒となる“かいぶつ”も、プレイヤーが不思議な筆で描くことに。体や角、尻尾などのパーツが豊富で、自分だけのオンリーワンな“かいぶつ”を生み出せます。
で、この“かいぶつ”がいい意味で、化け物感があります。低く濁った叫び声に鋭い目つきや牙、魔改造されたような体なのに滑らかに動く感じなどなど、ほかのゲームで登場したら、まっさきにロケットランチャーで撃って倒すか、逃げてその場に近づかないようにするレベルなんだけど……、不思議なことに、しぐさや動きが、すごくかわいんです!
イヌのように生みの親である自分を慕ってついてくる姿や、壁の中をネコのようにゴロゴロ転がっている姿など、キュンキュンします。“かいぶつ”なのに、本当にかわいいんです!!
そんなカワイイ“かいぶつ”だけど、“かいぶつ”と言われるだけあって、人知を超えた力を持っています。その力を駆使して行く手を阻む障害物を壊したり、謎を解いていく。ただ、“かいぶつ”自体は壁に描かれた“絵”なので、“壁の外”に出ることができない。そのため、プレイヤーが3Dのフィールドである町を行き来しながら、2Dの怪物を目的の場所にまで導いていくことに。このプレイヤーと怪物の関係がもたらす連携プレイが、本作独自のゲーム性をもたらしています。
魅力3:VRで魔法使い気分を満喫
本作にはプレイステーション VRで遊べる専用のコンテンツも収録されており、こちらでは“魔法の筆”で絵を描く楽しさだけをトコトン追求した“ふたつのモード”で遊べます。
プレイするには、PlayStation Moveコントローラーが2本必要で、敷居は若干高め。でも、2本のPlayStation Moveを、それぞれ魔法の書と、魔法の筆に見立てて操作する感覚は、雰囲気抜群!
このVRモードでは、平面の壁に絵を描くだけでなく、3D空間に草花を生やしたり、蝶々を飛ばせたり、風を吹かせたりもできます。まさに魔法使いになったような気分に! 移動がないため、VR酔いに弱い人も遊べるやさしい作りです。
ぜひTGS会場で体験を!
今回挙げた3つの魅力の中に、綺羅星のごとく“おもしろさ”が詰まっている『アッシュと魔法の筆』。実際に触ってみると、写真や映像から想像してた以上の“驚き”を感じられると思うタイトルなので、ぜひ、東京ゲームショウに来られる人は、試遊Verでその世界に足を踏み入れてみてください。本編も、プレイステーション VRで遊ぶ“VR体験モード”も、両方オススメですよ!