アクションゲーム『シャンティ』シリーズや、先日アークシステムワークスから発売された『熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls』の開発などで知られる海外スタジオ、WayForward。

 『ビタミンコネクション』は、そんな同スタジオのポップなセンスが爆裂した異色のNintendo Switch専用タイトルだ。先日アメリカのシアトルで行われたゲームイベント“PAX West”でプレイアブル出展された本作を遊んできたのでご紹介しよう。

Joy-Conを非対称に使った協力プレイで病気を治せ!

 『ビタミンコネクション』のテーマは、“体調不良の人の体内の病原菌退治”。プレイヤーは主人公“ビタボーイ”と“ミナガール”が乗る"カプセル船"で人々の体内を進んでいく。

 その特徴はJoy-Conを非対称に活用した協力プレイだ(ただしソロプレイやJoy-Con以外での操作も可能で、Switch Liteにも対応する)。

Joy-Conの持ち方も非対称。1Pは縦持ち、2Pは横持ちでのプレイになる。

 協力プレイ時に担当する操作が分割されているのがポイントで、1P側は船の移動とビームの発射、2P側は船の角度調整とビームの発射方向といった具合に、障害物だらけの体内を進んでいくには両者がうまく協力しないといけないようになっている。

チュートリアルパートでの操作の説明。うまく声をかけあいながらふたりで乗り切れ!

 心臓・肺・脳といった要所に到着するとボス戦的なミニゲームが用意されており、リズムゲー風になっていたり、モーションIRカメラが操作に加わったりと、そこまでの道中とは違ったスタイルのゲームで楽しませてくれる。

懐かしの“電流イライラ棒”の逆バージョン的に、ふたりでコースに接触しないよう進んでいく。
音楽に合わせて指定の操作を行っていくリズムゲーム的ミニゲーム。
このミニゲームでは、モーションIRカメラに手を近づけたり遠ざけたりしてマシーンの腕を伸ばす。

完全に90年代後半の日本のポップカルチャーノリ!

 さて、そんな感じにふたりで声をかけあいながらユルく協力プレイを楽しめる本作。

 遊んでいると、アニメパートがどことなく往年の日本の子供番組を思い起こさせるタッチだったり、ピチカート・ファイヴ的な日本語曲が流れてきたり、『スペースチャンネル5』的なノリもあったりと、海外スタジオ制作であることを忘れてしまいそうなほど、日本的なポップカルチャーのエッセンスが詰まっている。

英語版では南部訛りで喋る“えんどうおじさん”は、日本語版では関西弁ローカライズ(細かい!)。

 言ってみれば、“もしJoy-Conのローンチに合わせて『ポンキッキーズ』とゲームメーカーがコラボして、渋谷系アーティストをフィーチャリングしつつ、Joy-Conをフル活用した衛生教育テーマのゲームを作っていたら……”といった感じだろうか。

 まぁそれもそのはず、本作のディレクターであるJames Montagna(ジェームス・モンターニャ)氏は、新旧の日本のポップカルチャーを愛するマニア。本作も実は日本発売の方法を模索している状態なのに、PAX Westデモは日本語化してあったというぐらいだ(日本人はほぼ来ないのに!)。

 というわけで「日本で出るの?」と言われたら「まだわからない」というのが正しい表現なのだが、日本展開までのいくつかのハードルをクリアーした後にきっと朗報が聞けるのではないかと思う。

日本発売の方法はまだ模索中だったのだが、ひとまずデモは既に日本語化済み。