Nintendo Switch、プレイステーション4、PC、iOS、Androidで配信されているNEXT Studios開発によるパズルゲーム『Death Coming』を“魂よりもお金を集めたいライター”カナダ長田がお届けする!

 死神の代理となり、自身が生き返るために人々の魂を回収していくことになる本作。

 魂を回収するからには、当然のこと対象となる人間に死んでもらわなければいけないわけだが、死神の代理たるもの(?)、直接人間に手を下すことはできない。フィールドにあるさまざまなオブジェクトを駆使して、うまいこと死んでもらわなければならないのだ。たとえば、頭上にある看板を落として死に追いやる……とか。

 まあ、まどろっこしいが、“いかに人間を死に追いやるアクシデントを起こすか?”を考えるのが本作の妙味。舞台となるフィールドは、住宅街や工場、博物館などバラエティーに富んでおり、そこで起こせるアクシデントもまた多種多彩。赤信号を突然青信号に変えて事故を誘発させたり、謎の超常現象を引き起こしたり……。

 そのうち“いかに効率よく魂を回収できるか”を考えだして、大量殺戮を実現したときは後ろめたくもつい爽快な気分になってしまうのだから、何とも罪作りなゲームである。筆者がすべての人々の魂を回収し尽くして、人影が一切なくなった街を見たときに、つい清々しい気分になってしまうのは、まあナイショの話だ。

壁際に立っている人の頭上にはエアコンの室外機が。これに手を加えて落下させたら、下にいる人の頭に直撃し、魂をひとつ回収できそうだ……。
室外機を落とすのは簡単。指の形をしたカーソルで室外機を選択すると、落下地点が表示。そこに人がいるのを確認して再び室外機を選択すると、真下に落下する。

博物館◆人知を越えた展示物で客の魂を収集

 ピラミッドや恐竜の骨格標本から、魔人を呼び出せるランプまで展示されている博物館は、まさにアクシデントの宝庫。入場客をアイアンメイデンに閉じ込めて串刺しにしたり、ピラミッドの中に引きずり込んだりと、あらゆる展示物が凶器になる。中にはどんな結果をもたらすか予測できない、奇想天外なものも。展示を見て回るだけでも、好奇心をくすぐられる場所だ。

博物館にはスタッフやツアー客、高価なものを狙う泥棒など、獲物となる人間も展示物並みに多種多様だ。
ドラキュラを封印しているという柱を操作すれば、展示されている棺からドラキュラが復活。館内の人々をつぎつぎと殺していく。
巨大な骨格標本は、タイミングよく壊すことで、鑑賞している人々を一度にまとめて葬り去ることができる。

港町◆天候の変化を利用してキングコングを開放

 大きな港町には、工事中の高層ビルや巨大な発電施設、さらには何やら危険物を取り扱う工場とさまざまな施設があり、プレイヤーの発想次第で多様なアクシデントを引き起こせる。さらに、雨が降ったり、強風に見舞われたりと、時間の経過で天候が変化。水たまりができた道の電灯を漏電されるなど、天候をうまく利用することで、新たなアクシデントも。また、港に停泊している船の中には、巨大なキングコングが閉じ込められており、檻から解き放てば多くの魂を回収できるのは必至。天候とキングコングを利用し、街を混乱に陥れよう。

雨が降ると、外にある黄色い液体を入れた容器がいっぱいに。近くには青い液体があり、混ぜ合わせると毒ガスを発生させられる。
船のすぐそばでは、キングコングを我が物にしようと企むギャングたちが抗争中。遮蔽物を崩して、銃撃戦をしている両勢力を手助けしてあげよう。
港町はズームアウトしても画面に入りきらないほどの人と物で溢ふれており、そのぶん、引き起こせるアクシデントも多岐にわたる。