アメリカのシアトルで開幕したゲームイベント“PAX West”で、NIGOROのゲームデザイナー楢村匠氏がトークセッションを行った。

 これは、日本一ソフトウェアの現地法人であるNIS AmericaがNIGOROのアクションゲーム『LA-MULANA』シリーズの初代作と続編をセットにした『LA-MULANA 1 & 2』を発表したことに合わせて行われたもの。

 会場に詰めかけたのは、もちろんアメリカ現地のNIGOROファンたち。というわけで講演の内容は「『LA-MULANA』とはなんぞや」という部分は開幕早々にすっ飛ばし、MSX用ソフト『魔城伝説II ガリウスの迷宮』などの影響を受けた元ネタや、シリーズを通じてのキャラクターデザインの変遷の理由など、マニア初級編とでも言うべき内容に。

 その内容は日本ではすでに各所で話されている内容と重複するためあらためて触れることはしないが、さすがハードなダンジョン探索アクションとしてカルトな人気を誇る本シリーズ、海外ファンもよく訓練されているぜ……。

 なおこの講演では定期的に激辛ソースをかけたカレーを一同で食べるというシステムが導入されており、しばらくすると司会も「僕の涙まで辛くなってきたよ!」と進行が一時停止するなど、不思議な事態に。

 これは、初代『LA-MULANA』でポーズ状態でカレーを食べるという要素があったことに端を発した「ラ・ムラーナと言えばカレー」というファンおなじみのネタに、アメリカで人気の「インタビューをしながら激辛ソースのかかったホットウィングを食べる」という番組のネタを融合させたもの……なのだが、なぜ全員でダメージを受けにいくの? ホワイアメリカン?

定期的にデスソース入りのカレーを食べさせられ、崩れ落ちる楢村氏。
すごい顔でミルクを飲んで中和させる楢村氏。「1でカレーを出したらカレーばっかり食べさせられるようになったから、2では寿司を登場させたのに、なぜカレーを食べさせられているのか……」と本人談。

 さて本題の『LA-MULANA 1 & 2』、NIS Americaの独自企画製品のため、同様のパッケージが日本でも発売されるかは正直なところ不明。初代『LA-MULANA』が現行機種(プレイステーション4/Xbox One/Nintendo Switch)に対応するのが羨ましいという人もいるだろう。

 実はこの現行機種対応版の初代『LA-MULANA』自体は国内でも2020年春の発売が決まっており、シリーズの公式サイトにも早速ティザーページが登場している。

 現行機種対応版はオリジナル(Wiiウェア版)からスクロールスピードの調整やVita版(『LA-MULANA EX』)でのチューニング内容も考慮したものになるそうで、実現するかは不明なもののサウンドセットの追加なども検討しているとのこと。