ついに発売! この夏Tokyo RPG Factoryが贈り出す、新規タイトル『鬼ノ哭ク邦』。ここでは、スクウェア・エニックスの名作RPGのDNAを色濃く受け継いだ本作を、快適に遊ぶためのプレイガイドをお届け。衝撃必至な物語の“ネタバレなし”なので、購入を迷っている人もぜひぜひ記事を読んで、『鬼ノ哭ク邦』の魅力に触れてほしい。

〇そもそも『鬼ノ哭ク邦』って何?

 『いけにえと雪のセツナ』、『LOST SPHEAR』を手掛けたTokyo RPG Factoryが『ファイナルファンタジー』シリーズをはじめ、往年のスクウェアを代表する作品に数多く携わった時田貴司氏を、クリエイティブプロデューサーに迎えて制作したアクションRPGが『鬼ノ哭ク邦』だ。プレイヤーは対の関係にある、生者の世界“現シ世”と死者の世界“幽リ世”を行き来しながら、迷える死者の魂を救う冒険に臨む。

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 本作について詳しく知りたい方は以下の記事を見てほしい。

“死者の世界”の歩きかたガイド

 『鬼ノ哭ク邦』では、街やフィールド、ダンジョンなど、どこでもボタンひとつで主人公が暮らす“生者の世界”と、成仏できない死者の魂がさまよう“死者の世界”を、瞬時に切り替えられる(一部例外あり)。プレイヤーの現在の目的地は、ナビマップに“◎”のアイコンで表示されるので、それに向かって進もう。

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 目的地に到着してもイベントが始まらない、目的地自体にそもそも進めないなど、探索に行き詰まったときは、“とりあえずボタンプッシュで、世界の切り替え”。これを覚えておくと、冒険がグッとラクに進められるようになるぞ。

 では、実際に世界を切り替えることで何ができるのか、ケースごとに紹介する。

その壱 死者の世界が“暗闇”に包まれて進めないんですけど!

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 その暗闇は“幽リ世縛り”といって、視界を塞ぐだけでなく、ここで敵からダメージを受けると、ほぼ勝ち目がない、ともいえるようなとっても危険な黒い霧。これはひとつのフィールドやダンジョン内に複数点在している。見つけても足を踏み入れず、“現シ世”に移動して、この暗闇を発生させている“想イ主”と呼ばれる、中ボスを倒そう。探索では、経験値稼ぎを兼ねて、まずこの“幽リ世縛り”の場所をすべて開放するのがいいだろう。

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“想イ主”は、黒いオーラが目印。時には“幽リ世”で進んだ道を、“現シ世”で戻ることも必要に。中ボス敵存在なので、鬼哭化で攻撃力を高めて挑むのもあり。
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“想イ主”を倒すと“縛リ戻シ”が出現。これを回収すると、対応した“幽リ世縛り”が解けて、“幽リ世”を自由に探索できるように。隅々まで探索して宝箱を探そう。鬼ビ人と出会うことも。

 このくり返しが探索の基本です。

その弐 行き止まりで先に進めない!

 奥に部屋や通路が見えるのに、行きかたが分からないときも、まずは“世界の切り替え”!!  “幽リ世”では開けられなかった扉や、動かせなかった本棚を“現シ世”で動かして奥に進めたり、一方“現シ世”では見えなかった死者の魂を“幽リ世”で見つけて話を聞いたりすることで、先に進めるようになることも。

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“現シ世”ではモノを壊せたり、動かしたりできるが、“幽リ世”ではできない。ここを押さえておくだけで、行く手を阻む謎解きの難度がグッと下がる。
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“幽リ世”だけに存在する、瞬間移動できる“還イ路”。“現シ世”で行けなかった場所まで運んでくれる。移動後、世界を切り替えて“現シ世”を探索しよう。

その参 目的地に行ったけど、何も起きない!

 ナビマップに表示された目的地にたどり着いたけど何も起こらない場合、世界を切り替えることで、強制イベントが発生する可能性が高い。ときにはそのまま戦闘に突入することも。近くに体力を回復できる石塔“現幽碑”があるなら、カガチの体力を回復とセーブを行い、万全の準備をしてから、世界を切り替えよう。ナビマップに表示される目的地の色も“現シ世”と“幽リ世”を見分けるヒントになる。

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“回避”が重要アクションバトル

 主人公・カガチが“ジョブ”の役割を担う“鬼ビ人”を自身の体に憑依させて戦う本作のバトル。憑依させる鬼ビ人で、攻撃方法だけでなく、敵の攻撃に対する“回避方法”も変化するのが最大の特徴だ。そして、じつはこの回避方法が、ひとりで複数の魔物と戦うシチュエーションの多い本作の戦闘では、攻撃以上に重要になってくる。回避を行わず最前線で斬り合うと、すぐ敵に倒されてしまう危険も! 

 ここでは、鬼ビ人(ジョブ)使用のコツから回避方法まで、バトルでの立ち回りの基本を伝授しよう。

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その壱 どの鬼ビ人で戦ったらいいの?

 最大4体まで同時にセットできる鬼ビ人。でも、レベルアップさせたり、スキル修得に必要な“鬼魂”をゲットするためには、実際に戦闘で憑依させて戦わせる必要がある。また、鬼ビ人のスキルを解放するほど鬼ビ人のランクも高くなり、能力がアップするので、ゲーム序盤は自身のバトルスタイルに合わせて主力となる鬼ビ人を2体ほど決めて、優先的に強化するといいだろう。

 もちろん、鬼ビ人の“見た目”で決めてもいい。ただ、あくまで序盤は少数精鋭がベター。スキルツリー“技奥樹”では、技を優先的に修得することで、攻撃のバリエーションが増えて戦いやすくなる。また、技修得後は、鬼ビ人の切り替え時間を短縮するスキルがオススメ。鬼ビ人たちのスキルをつぎつぎと発動していく戦いかたができるようになる。

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“鬼ビ人”の記憶を開放すると、新たなスキルツリーが解放されるので積極的に開放しよう。
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↑ストーリー上の任務と別に、町の人たちの依頼を受けるサブクエストをクリアーすると、どの鬼ビ人にも自由に使用できる“無の鬼魂”が手に入る。主力じゃない鬼ビ人や、途中参戦の鬼ビ人に使用して、一気に能力を高めることも可能だ。

その弐 敵の攻撃ってどうやって防ぐの?

 一部の鬼ビ人を除き、鬼ビ人たちは敵の攻撃を“防御”できない。たとえば刀の鬼ビ人“アイシャ”なら“ダッシュ”、槍の鬼ビ人“ザーフ”ならジャンプといったように、鬼ビ人ごとに設定された“固有アクション”で、敵の攻撃を交わしたり、防いでいく。攻撃技と異なり、連続で発動できるので、積極的に使ってヒット&アウェイスタイルで戦うといいだろう。接近戦があまり得意ではないという人なら、弩の鬼ビ人“ディーア”がオススメ。滞空時間の長いジャンプと、射程距離の長い攻撃を駆使して、相手とつねに一定の距離を取りながら戦おう。

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アイシャなら、ダッシュを使って敵の攻撃を交わしつつ、背後に回り込んで反撃を行おう。
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スキル技発動中は無敵に。ザーフのスキル“ミーティア”は画面外から攻撃するため、回避アクションとしても使用できる。また、全方位攻撃を覚えておくと、立ち回りがラクになるだろう。

その参 鬼哭化はいつ発動したらいいの?

 憑依した鬼ビ人の力を開放し、攻撃力、攻撃速度を高める鬼哭化。画面左下に表示された同調率が100%以上になると、いつでも発動可能だ。同調率自体は200%まで高められ、高くなるほど通常時の攻撃力が上昇し、防御力が下がるという、プラス面とマイナス面の効果がある。“想イ主”戦やボス戦で発動するのが基本だが、カガチのHPの回復手段が、所持上限ありの回復アイテムと、相棒のリンネと限られているため、回復アイテムの手持ちが少ない場合は、100%到達時点で発動して、防御力低下のリスクを減らすことも忘れずに。また、発動中は鬼ビ人の変更はできないので注意しよう。

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ボス戦で相手の弱点を突くときなどに発動すると効果抜群だ。
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戦闘などで手に入る鬼ビ人の武器。武器師の店が開くと強化できるように。スロット多めの武器をベースにするのが基本だ。「敵が強いな」と感じたら武器自体の性能も高めよう。本作の魅力に“ハクスラ”要素もあり、このスロットに影響するが、序盤は気にせずにどんどん進めてもいいだろう。

 上記のポイントを抑えれば、序盤はスムーズに進められるハズ。バトルに関して難しいと感じた場合は、オプションから難易度の変更もできるので、ストーリーをメインで楽しみたい人は、難易度を下げてプレイしよう。

 本作は、ストーリーだけでなく、アクションバトルもとても楽しめる作品だ。敵の攻撃パターンなどを覚えて、鬼ビ人のスキルとの相性を見極めるのも魅力のひとつ。行き詰ったときには、鬼ビ人を敵ごとに変えてみるといいだろう。

 ぜひ、自分なりの楽しみかたを見つけ、本作の“奥深さ”を堪能してほしい。

生放送でゲームプレイをお届け

 発売日当日の2019年8月22日に、生放送“ファミ通LIVE”にて、『鬼ノ哭ク邦』のプレイ映像を公開! 購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてほしい。